ヨーロピアンリーグのための決断
ここまでグレートブリテンはリーグ13連勝でリーグ記録まであと1勝としていた。最多連勝記録は、プレミアディビジョン第34節の対戦相手ハイバリーが持つ14連勝である。前節でリーグ優勝を決めたグレートブリテンは残り試合で若手選手を試してみたかった。それに、ヨーロピアンリーグでスケジュールは詰まってハードなシーズンを送っている。そのことについて、ロビンソンとロバソン監督は話し合っていた。
ロバソン「では、ロビンソンさん。今度のハイバリー戦では若手を試して本当に良いんですね」
ロビンソン「我々はリヨン戦の初戦を落としている。だから、今度は勝たねばならん。そのためには、レギュラーメンバーにはベストの状態で臨んでもらわなければならない。ここは、彼らを休ませるチャンスなんだ。確かにリーグ連勝タイトルを獲るチャンスは滅多に無いが、我々が目指すところは世界一だ。ヨーロピアンリーグ優勝を狙えるところまで来た以上、リーグ優勝が決まった後に若手を試す方針は変えなくて構わんさ。それに、サブのメンバーでもハイバリーに勝てないとは言い切れない。次のハイバリー戦はロバソン、君が決めたメンバーで勝利を目指すんだ。リーグ連勝記録も諦めないさ」
プレミアディビジョン第34節
ロバソン監督は、当初の予定通りにリーグ優勝が決まった後の試合でスタメンの半分を若手選手に入れ替える。ハイバリーも自身が持つリーグ連勝記録を目の前で並ばせるわけにはいかないので気合が入る。その影響あってか、35分にレオン・ホープのゴールでハイバリーが先制。52分にもスペイン代表レジェスのゴールで追加点を挙げ、リードを2点とした。
ハイバリー 2-1 グレートブリテン
(得点) 35分 レオン・ホープ(ハイバリー)
52分 レジェス(ハイバリー)
81分 ジョールズ(グレートブリテン)
(警告) 26分 アンリ(ハイバリー)
ジョールズのゴールで1点を返すが、惜しくも敗れてリーグ連勝は13で止まり、最多連勝記録ならず。ハイバリーを相手に1軍半のメンバーで勝つのは難しい。