暑いので引き続き涼しい話題を。
Astro Artsの報道によれば、アメリカのアリゾナ大学の研究チームが、ハワイにある口径8メートルのジェミニ北望遠鏡冥王星の衛星カロンの表面を観測したところ、水の氷が検出された。データを分析した結果、「氷火山」が表面にまき散らしたものだとのことです。以前このブログでも土星の衛星エンケラドスの氷火山の話題を紹介しましたが、冥王星の衛星のカロンのような太陽系外縁天体でも、それが発見されたことは興味をそそります。氷火山は通常、大型天体の衛星が、母星の重力による潮汐作用で内部に摩擦熱が発生し、液体の海ができるとされています。カロンの母星の冥王星の重力は弱いので別のメカニズムが推測されています。詳細は引用元のAstro Artsの記事をご参照下さい。http://www.astroarts.co.jp/news/2007/08/03charon/index-j.shtml
興味深い点はカロン以外の太陽系外縁天体クオーアワーのような星にも氷火山がある可能性です。直径500キロを超える太陽系外縁天体には氷火山が存在する可能性が高く地下に海が広がっている可能性が高いと言うことです。それらの海の水の量は地球の海水より多いかもしれないと言うのです。
上の記事には言及されていませんが、私が思い浮かべたのは生命の存在可能性です。地下の海は潮汐力や放射性崩壊熱で適度に暖かい(その代わり光は無く暗いでしょうが)のですから可能性はあります。実際にNASAでは地下海の存在可能性のきわめて高い木星の衛星エウロパの地下海に自走式の探査機を送り込む計画を進めています。太陽系外縁天体の地下の海にいる生命(仮に存在するとしても目に見えない微生物でしょうが)!何だか涼しくなりませんか。
写真は国立天文台ホームページから引用させていただいたカロンと冥王星の望遠鏡写真です。
Astro Artsの報道によれば、アメリカのアリゾナ大学の研究チームが、ハワイにある口径8メートルのジェミニ北望遠鏡冥王星の衛星カロンの表面を観測したところ、水の氷が検出された。データを分析した結果、「氷火山」が表面にまき散らしたものだとのことです。以前このブログでも土星の衛星エンケラドスの氷火山の話題を紹介しましたが、冥王星の衛星のカロンのような太陽系外縁天体でも、それが発見されたことは興味をそそります。氷火山は通常、大型天体の衛星が、母星の重力による潮汐作用で内部に摩擦熱が発生し、液体の海ができるとされています。カロンの母星の冥王星の重力は弱いので別のメカニズムが推測されています。詳細は引用元のAstro Artsの記事をご参照下さい。http://www.astroarts.co.jp/news/2007/08/03charon/index-j.shtml
興味深い点はカロン以外の太陽系外縁天体クオーアワーのような星にも氷火山がある可能性です。直径500キロを超える太陽系外縁天体には氷火山が存在する可能性が高く地下に海が広がっている可能性が高いと言うことです。それらの海の水の量は地球の海水より多いかもしれないと言うのです。
上の記事には言及されていませんが、私が思い浮かべたのは生命の存在可能性です。地下の海は潮汐力や放射性崩壊熱で適度に暖かい(その代わり光は無く暗いでしょうが)のですから可能性はあります。実際にNASAでは地下海の存在可能性のきわめて高い木星の衛星エウロパの地下海に自走式の探査機を送り込む計画を進めています。太陽系外縁天体の地下の海にいる生命(仮に存在するとしても目に見えない微生物でしょうが)!何だか涼しくなりませんか。
写真は国立天文台ホームページから引用させていただいたカロンと冥王星の望遠鏡写真です。