goo blog サービス終了のお知らせ 

博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

悲しいコミンテルン

2008年11月04日 | 時事
 田母神前航空幕僚長の「論文問題」は、防衛大臣、防衛事務次官から大臣官房長までの懲戒・減給処分に発展した模様です。
(ソースhttp://www.mod.go.jp/j/news/2008/11/04a.html)
現職の航空幕僚長が、2ちゃんねるの嫌韓廚のような歴史認識を持っていたことには驚きでしたが、論文の内容については各方面の有識者(例えば朝日新聞11月1日付朝刊記事における歴史学者秦郁彦氏のコメント等)から既に徹底的に批判されているので私としては特に言うべきことも無いのですが、一つ発見がありました。前航空幕僚長の頭の中では日本はコミンテルンの「陰謀」で日中戦争、太平洋戦争に「巻き込まれた」ということになっているようなのです。
前航空幕僚長の「論文」から該当箇所を要約してみますと、
(なお前航空幕僚長の「論文」はここで読めます⇒http://www.apa.co.jp/book_report/
注.ダウンロードして読み込むにはPDFが必要です)
・蒋介石はコミンテルンに動かされていた。日本は蒋介石により日中戦争に引きずり込まれた。
・1928年の張作霖列車爆破事件はコミンテルンの仕業という説が強まっている。
・米国もコミンテルンに動かされていた。ルーズベルト大統領はコミンテルンのスパイであるハリー・デクスター・ホワイトの影響を受けていた。
これを読んでいると、戦前戦中の日本政府指導者は、軍部まで含めて全てコミンテルンの陰謀の仕掛けにはまった愚か者揃いだったことになりますが、本当にそうなのでしょうか。大体、コミンテルンというのはそんなに万能の組織だったのでしょうか?
(続く)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。