国際宇宙ステーション(ISS)は、私たちの頭上約400km上空の衛星軌道を1998年以来(2011年にフルモデルで完成)4半世紀にわたって、常時6人の宇宙飛行士を乗せて周回しています。ISSでは水のリサイクルが徹底して行われていることは、以前から聞いていましたが、なんと現在は98%の水分をリサイクルしているそうです。当然その中には飛行士の尿も含まれています。尿も含めた水のリサイクルは、2009年 . . . 本文を読む
2008年2月11日に本ブログでーもう15年も前のことになりますがー2003年に発見された「2003 YN107」という直径20m余りの小惑星は地球の周囲を螺旋状に回りながら太陽を公転しているため見かけ上は地球の衛星のように見える小惑星が発見されたという話題を取り上げたことがあります。 こちらです。⇒ https://blog.goo.ne.jp/ss18m/e/5264cc2d150 . . . 本文を読む
わが国の宇宙ベンチャー企業アイスペース社(ispace)が打ち上げた無人自動月探査機「HAKUTO-R」 は、本日月面への軟着陸を予定していましたが、同社は着陸に失敗したと発表しました(注1)。たいへん残念なことですが、極めて意義のある試みだったと思います。と言いますのは、かつて国家プロジェクトとして遂行された米ソの月探査の初期の試みは、両国とも探査機の月面への「硬着陸」だったからです。硬着陸と . . . 本文を読む
報道によりますと、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)の月着陸実証機「オモテナシ」の通信が途絶えて、月面への硬着陸を断念したということです。オモテナシとは、Outstanding Moon exploration Technologies demonstrated by Nano Semi-Hard Impactoの頭文字をつなげた名称だそうで、直訳すると「超小型半硬質インパクターによって実証 . . . 本文を読む
9月27日と10月15日に本ブログでもご紹介させていただいたNASAの「地球防衛実験」の「成功」により、無人探査機「DART」が衝突した小惑星ディモルフォスに「光の尾」ができたそうです(上の写真です 注)。 NASAの「地球防衛実験」とは、地球に衝突しそうな小惑星や彗星に高速で探査機を衝突させ、その軌道をずらして危機を回避することを試みる実験でしたが、NASAは衝突から2週間にわたりデータ収集と . . . 本文を読む