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羽花山人日記

徒然なるままに

メロディー

2022-11-25 19:57:55 | 日記

メロディー

昨日の朝日新聞に,『差別と闘う「殉義の星」に』と題する記事が載っていた。

今年は,被差別部落出身者による日本初の人権宣言と言われる「水平社宣言」が出されてから100年になるという。この「宣言」とともに,部落解放運動を支えてきた「解放歌」の作詞者,柴田啓三さんに関する記事である。

柴田さんは1901年の生まれ,学業の途中で水平社創立大会の記事を読んで,運動に身を投じた。1913年に全九州水平社創立大会でこの歌が披露され,「解放歌」として全国に広がり,現在も部落解放同盟に歌い継がれている。

わたしがこの記事で驚いたのは,曲は旧制第一高等学校の寮歌,「嗚呼玉杯に花受けて」から借用したということだ。記事によるとこの曲は多くの労働歌に使われたということなので,その辺から「解放歌」のメロディーとして使われたのだろう。

当然のことだが,ネット上では,「解放歌」の作曲者は「嗚呼玉杯」と同じ楠正一さんとなっている。

これから連想するのが,「メーデー歌」である。「聞け万国の労働者」で知られるこの歌は,1922年の第3回メーデーで,大場勇作詞として紹介されたが,軍歌「歩兵の本領」の替え歌である。もっとも,「歩兵の本領」自体が,永井建子作曲の「小楠公」の替え歌だが。

エリートが歌う「嗚呼玉杯」と部落解放運動の「解放歌」,軍歌と労働歌,ある意味で対照的な場面で共通のメロディーが歌われているが,わたしにはこの二つの組み合わせのそれぞれが共通点を持っているように思われる。

「嗚呼玉杯」と「解放歌」はともに〈高い志〉を歌いあげ,「歩兵の本領」と「解放歌」は〈勇ましく進め〉というアジテーションである。

あるメロディーは人々に共通する感慨を引き起こし,T・P・Oに応じた異なる歌詞の歌が生まれるのではないだろうか。

なお,ネットでいろいろ調べていて知ったことだが,「メーデー歌」は北朝鮮で朝鮮人民軍功勲国家合唱団がカバーしている。歌詞は日本の「メーデー歌」の翻訳である。元歌が旧大日本帝国陸軍の軍歌だということは問題にならないだろうか。

 

FIFAワールドカップ

ドイツ対日本の試合は,前半を見ていて,まるで大人と子供が戦っているようで,もう寝ようかと思って後半の始まりを見たら,子供が成人していて,夜半の最後まで見てしまった。おかげで,日本チームの胸のすくような2本のゴールを見ることができた。

27日は競馬のジャパンカップ,サッカーの対プエルトリコ戦と忙しくなりそうだ。

ツツジの紅葉

阿見町にて撮影

 

STOP WAR!

 

コメント (2)
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