羽花山人日記

徒然なるままに

番組表

2022-11-17 19:06:14 | 日記

番  組  表

今週号のAERAに、同誌編集部の川口穰さんの『番組表に愛をこめて』という記事が載っていて面白かった。

テレビの番組表は新聞最終面の読みやすい特等席を占めている。朝日新聞では、以前は中面にあったが、読者の要望で、1972年8月から最終面に移動したという。

番組は、番組情報配信会社から各新聞社に渡され、掲載する放送局の選択は、新聞社の裁量である。

番組表の内容紹介文は番組を提供する放送局の担当者が書く。

文の長さは厳密に決められていて、1行10字、昼間の番組では1時間3行、プライムタイムなら6行が割り当てられる。

この短文に番組の内容と魅力を盛り込むのは、名人、達人の芸である。しかし、達人たちはそれに飽きたらず、遊び心でいろいろな仕掛けを仕込むことがある。

上の写真は9月18日の北海道で配られた新聞に掲載された番組表で、北海道放送の西島剛司さんが野球中継の紹介文を書いている。

この日の試合が、札幌ドームで行われる今年最後の日本ハムの試合である。しかも,来年からは日ハムのホーム球場は新しいスタジアムに移ることになる。西島さんは,何とか札幌球場への思いを紹介文に入れようとした。

紹介文の各行最初の字を下の方に縦読みし、最後の行を右方向に読むと、「16年の歴史に幕--思いは新球場へ」という文が浮かび上がる。このL字読みが,西島さんの仕掛けである。

西島さんは,今年紹介を担当した8試合すべてに,縦読みの仕掛けを仕込んだという。

わたしは,新聞のテレビ番組表は,一面に続いて読むことにしている。見たい番組のほとんどは,録画に予約する。その際,やはり番組の紹介文を参照している。

これからは,番組表制作者の方々の思いを心に浮かべ,時々は仕掛けを見つける楽しみも味合わせてもらうことにする。

 

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コメント (3)
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