国際男性デー
今日は国際男性デーである。わたしは,国際女性デーがあるのは知っていたが,昨日の朝日新聞の記事からその存在を初めて知った。
Wikipediaの記事によると,国際男性デーは、毎年11月19日を男性の記念とする国際的なイベントで,1999年からトリニダード・トバゴで始まり、現在36か国がその日を男性デーとして定めているとのことで,その目標は,以下の6項目からなるという。
- 正の男性のロールモデル(模範となる人物像)を促進すること。映画スターやスポーツ選手のような男性だけでなく、正しくまじめに生活している男性も含まれる
- 社会、コミュニティー、家族、結婚、育児、および環境への男性の積極的な貢献を祝うこと
- 男性の健康と社会的、感情的、物理的および精神的な幸福に焦点を当てること
- 社会サービス、社会的態度や期待、および法律の分野で男性に対する差別を明らかにすること
- ジェンダー関係を改善し、男女平等を推進すること
- 人々が安全で、潜在的な可能性を最大限に引き出して成長することができる世界を作成すること
日本でも,国分寺市,朝霞市,さいたま市などでセミナーなどの催しが行われている。
朝日新聞の記事では,3項目目の問題に焦点を当て,昨日は「男らしさ」の重荷による苦痛を,今日は「男らしく生きること」への挫折から生じる孤独感と犯罪が,それぞれ取り上げられていた。
わたしは,国際男性デーの掲げる目標についてほとんど考えたことが無かったが,そういう問題もあるのかと認識を改めた。
ネット上に,男性の日にちなんだ次のような設問があったのでそれに答えてみた。
①「男だから」「男らしく」に、あなたはモヤモヤ?好意的?
②男性は、異性と一緒にいるとき、男性ばかりでいるときで、言動が変わる?
③テレビやラジオにおける、「男だから」「男なのに」「男らしく」などの表現や取り上げ方についてどう思う?
①については「好意的」を選ぶ。②についてはイエスである。③については余り考えたことが無かったが,放送番組におけるロールモデルが,強くたくましい男らしさから,優しさと思いやりを持った男らしさに変わってきているような気がする。
わたしは,家庭的には姉妹3人の中の男一人として育ったせいか,「男らしく」という指向性が心の中に潜在していたと思う。虚弱児だったせいか,三島由紀夫がボディビルを始めた時はなんとなく共感した。
性差別につながる言葉は控えるようにしているが,ずいぶん前にある会議で,踏ん切りのつかない発言をしていたたら,同席していた女性の活動家から「女々しいわよ。男らしくしなさいよ。」と叱咤され,びっくりしたことがある。もっとも,その女性はその発言を冗談にまぎらせていたが。
わたしは,「男らしさ」「女らしさ」は,いい意味でならあった方がいいと思う。
晩秋の森で
11月19日,阿見町ふれあいの森にてカミさん撮影
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