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令和5年度社会保険労務士試験の合格発表

2023-10-08 03:32:56 | 試験情報・傾向と対策

10月4日に、令和5年度社会保険労務士試験の合格発表がありました。

令和5年度の試験の
受験申込者数 53,292人(前年52,251人、対前年 2.0%増)
受験者数    42,741人(前年40,633、対前年 5.2%増)
でした。
受験申込者数は。平成29年度から令和2年度までは5万人を下回って
いましたが、令和3年度に、再び5万人を超え、令和5年度は9年ぶりに
53,000人を超えました。
また、昨年度、受験者数が7年ぶりに4万人を超え、2年連続で、
4万人を超えています。
その中で合格された方は、 2,720人でした。
合格された方、おめでとうございます。

で、合格率は6.4%(前年度5.3%)です。
昨年度の合格率に比べるとかなり高くなっていて、
平成29年度から令和2年度までの4年間、6%台だったので、
それと同じ水準です。


令和5年度試験の合格基準は、

<選択式試験>
総得点26点以上 かつ 各科目3点以上 です。

<択一式試験>
総得点45点以上 かつ 各科目4点以上 です。

選択式試験、択一式試験のいずれも科目別の基準点の引下げがありませんでした。
これは、昨年度に続き、3度目のことです。
極端に難しい科目がなかったことから、このような結果になったのでしょう。

選択式の科目別の基準点は、3点以上の受験者の占める割合が5割に満たない
場合は、原則として引き下げ補正することになっています。
令和5年度は、雇用保険法が、これに該当しましたが、
「引き下げ補正した合格基準点以上の受験者の占める割合が7割以上の場合、
原則として引き下げを行わないこと」
とされていて、こちらにも該当したため、引き下げが行われませんでした。
ちなみに、「厚生年金保険法」は、2点以下であった者の割合が
48.5%だったので、引き下げの対象になりませんでした。

択一式の基準点については、
平成23年度から25年度まで3年連続の46点、
平成26年度と平成27年度は45点、
平成28年度は42点、平成29年度と平成30年度は45点で、
令和元年度から令和4年度までは43点、44点、45点、44点と
45点前後が基準点になることが多く、令和5年度もこの範囲内でした。

問題の内容や基準点との関係で合格率を見ると、
ここのところの傾向と同じで、合格基準点が高いわけではないにも
かかわらず、合格率がそれほど高くないという感じです。

これは、基本がしっかりとできていないことにより、正解すべきレベルの問題で
正解することができないという受験者が相当いるからではないでしょうか。
また、基本がしっかりできていないので、応用的な問題に対応することが
できないというところもあるのではないでしょうか。

ですので、令和5年度試験では、残念な結果になった方、
来年度試験の合格を目指すのであれば、
まず、当然、基本を確固たるものとして、「正確な知識」を身に付けて、
得点できる問題を確実に得点できるようにしていきましょう。
それに加えて、ここのところは、事例などの応用問題が出ているので、
そのような問題に対応することができる応用力を養うようにしましょう。

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