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11月22日「いい夫婦の日」 誕生花:キンバイソウ (2)

2015-11-22 00:39:10 | 雑記

 キンバイソウ(金梅草) globeflower

【花言葉】「品位」「気品」

【概要】
キンバイソウ(金梅草、Trollius hondoensis)は、キンポウゲ科キンバイソウ属に属する多年草の一種。 
中部地方と近畿地方の山地から亜高山帯のやや湿った草地や林縁に生える。 
花がウメのように咲き、黄色であることが金梅草と名付けられた。別名「トロリウス」、別表記「金盃草」。 
属名の Trollius はドイツ語の「Trollblume(セイヨウキンバイソウ)」からきている。
種小名の hondoensis は「本州の」という意味である。

【特徴】
草丈は40~100 cmで、茎は節ごとに2つにわかれて直立する。葉は節部分から葉柄なしに掌状脈風に出ている。
開花時期は7月から8月である。枝分かれをした茎先に、花径4cmくらいの黄色ないし黄橙色の花を1輪ずつつける。
花弁のように見えるのは萼片で、普通は5枚ある。
萼片と雄しべの間に長さ2センチくらいの線形の花弁が8枚から18枚くらいある。
花弁は雄しべより長く、近縁種の信濃金梅(シナノキンバイ)は花弁が短い。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)の集合果である。 
http://www.planteliste.no/wp-content/uploads/2015/04/Trollius-hondoensis-power-point.jpg
・根生葉
http://seedsman.jp/blog/jpg/2006/07/trollius_hondoensis060701-thumb.jpg
・茎葉
http://www.ootk.net/shiki/KL_L/kinbaisouL2.jpg
・花
http://www7a.biglobe.ne.jp/~flower_world/images/Trollius%20hondoensis/DSC02104.JPG
http://kyonohana.sakura.ne.jp/blogs/kyohana/%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%82%A6110810b-l.jpg

【主な原種・園芸品種】

セイヨウキンバイソウ(西洋金梅草、Trollius europaeusトロリウス・エウロパエウス))
ヨーロッパの北部から中南部の高山に分布している。湿潤な草原や低木地帯に生え、高さは45~60cmになる。6月から7月ごろ、黄色い花を咲かせる。
花弁は全開せず、球状にかかえ咲きとなる。わが国の「しなのきんばい(Trollius riederianus var. japonicus)」の近縁種。 
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d4/Trollius_europaeus_020503.jpg
・根生葉
http://www.eggert-baumschulen.de/images/product_images/popup_images/2122_0_-Trollius-europaeus-Trollblume-Europaeische-Trollblume.jpg
・茎葉
http://www.in-valgrande.it/flora/Botton-d-oro/slides/2.jpg
・花
http://hoppe.bibliothek.uni-regensburg.de/files/RBG/Trollius-europaeus_Biel-4_BIB.jpg
http://media-cache-ak0.pinimg.com/736x/d2/58/08/d258087abd7a1d3292cefd9d8b057ced.jpg

【詳しい育て方】

■主な作業
基本的な害虫対策として、一般的な対応と同じで、雑草を放置しない、花がらをこまめに摘み取るなどする。 

■栽培環境
育てる環境としては、元々の種が中部地方の山岳部によく見られることから、夏は半日陰になり、直射日光に当たらないよう注意する必要がある。低~亜高山帯の湿った場所に自生しているため、乾燥にも弱く、多少湿気があるところがよいとされている。 

■水やり
水やりは、土が乾いた時に与える。植え付け直後は多少多めに与えて問題ない。 根付いたあとは、乾燥させないようにする。通常の自然の雨だけでも問題ないが、晴れた日が続くなどした場合で、地面の表面が乾く場合には、水やりを行う。また、水やりにより、温度を下げる効果もあるので、日中に水やりをすると効果的であるが、夏の多湿は避ける。
鉢植えの場合、乾いたら与えるのが基本であるが、夏は乾かし気味に、休眠期は控えめに与えて多湿に注意するなど、生長に合わせた水加減が必要である。また、太平洋側では冬は意外 に乾く。 

■肥料
肥料の与え過ぎは、根腐れを起こす原因となる。 肥料を与える時期は、開花前の3月頃で、植え替えや株分けも同時期に行う。

■用土
一般的に売られている高山植物用の土で問題はないが、鹿沼土、腐葉土、火山レキなどを混ぜて作っても大丈夫である。火山レキが手に入りにくい場合は、鹿沼土、腐葉土、砂利などでも構わない。鹿沼土の他に赤玉土などを使用することができる。
腐葉土は必須ではないが、多少の有機物が環境の変化を助けてくれる。

■植えつけ・植え替え
植えつけ・植え替えの適期は、開花前の3月頃で、株分けも同時期に行う。株と株の間を適度に開け、風通しをよくする。 

■ふやし方
株分け: 株分けの時期は、地上部が枯れている時期に行うか時期を決めて3月頃を目安に行
う。育てる地域により育ち具合が異なることから、常に観察をして、適切な時期を見分けること。
タネまき:タネを採りまきする場合には、専用の市販の用土を使用することで発芽率が一定になる。

■病気と害虫
病害虫に関する被害はほとんどない。 


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