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2月14日「バレンタインデー」 誕生花:ローマンカモミール (2)

2016-02-14 00:42:07 | 雑記

 ローマンカモミール(ローマカミツレ[羅馬加密列]) Roman chamomile 

【花言葉】「苦難に耐える」「逆境に負けない強さ」「清楚」「親交」

【概要】
ローマンカモミール/(ローマンカモマイル)(学名:Chamaemelum nobileAnthemis nobilis)は、キク科の多年草である。一般的にカモミールと呼ぶものには、代表的な品種としてジャーマンカモミールとローマンカモミールの2種がある。この2種は成分や形態に似ている部分もあるが、分類上の属は異なる。ヨーロッパではハーブとして、どちらも同じように使われてきた。 
カモミールはギリシア語で「chamai(地上の)melon(リンゴ)」を意味するが、そのリンゴに似た芳香に由来すると考えられる。16世紀にドイツの作家がイタリアを旅行した時にローマで見つけたというだけで、名前と原産地とは関係がない。
カモミールの和名はカミツレ(加密列)で、これはオランダ語名カーミレ(kamille )の綴り字転写「カミッレ」が語源。旧仮名遣いでは促音の「っ」を大きな「つ」で書いていたためにこのように訛ったものと思われる。また、カミルレとも。
よって、ローマンカモミールの和名は、ローマカミツレ(羅馬加密列)である。
ヨーロッパ、北アフリカ、アジアにわたり広く自生している。
属名 「Chamaemelum」(カマエメルム)は、ギリシャ語で「Chama(地面を這う)」+「melum(リンゴ)」が語源。
種小名「nobile」(ノビレ)は「高貴な」という意味である。 シノニムの属名の「Anthemis」(アンテミス)は、「花」を意味するギリシャ語のanthosが語源である。

【特徴】
原産地は地中海沿岸地方。多年草。草丈10~30cm。 根際から枝分かれした茎が地を這って広がる。 
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。小葉は細かな線形となる。
本種は葉にもリンゴのような爽やかな香りがある。 
開花期は4~6月。茎先に花径2~3cmの小さな白い花(頭花)をつける。舌状花は白く、真ん中の筒状花は黄色い。 
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。 
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/6b/Anthemis_nobilis_prg_1.jpg
・葉
http://www.aphotoflora.com/images/asteraceae/chamaemelum_nobile_chamomile_leaves_09-07-04.jpg
・花
https://plants.ces.ncsu.edu/media/images/Chamaemelum_nobile--Bart-Busschots--CC-BY-NC-ND.jpg

【主な原種・園芸品種】

ダブルフラワーカモミール (Anthemis nobilis 'Flora Pleno')
多弁花、八重咲きの栽培種で、花びらはクリーム色で二重になっている。フランスでは大規模な栽培が行われている。
芝生状に広がって初夏に白い花をつける。八重咲きのクリーム色花はジャーマン種に比べると大きく鎮静効果があり、不眠症などを解消するハーブティーになる。「香る芝生」として人気があり、草を抑えるグラウンドカバーとしての利用も広がっている。一重の種類よりも立ち上がりが少なく、管理しやすい。

ノンフラワーカモミール (Anthemis nobilis 'Treneague')
花をつけないで、丈が低くカーペットのように拡がるため、芝づくりに最適である。
http://www.promessedefleurs.com/media/catalog/product/A/n/Anthemis-nobilis-Treneague-7411-1.jpg
http://www.lab2.toho-u.ac.jp/phar/yakusou/herb/image/kamiture-romann-nonnfurawa.jpg

ダイヤーズカモミール (Anthemis tinctoria
和名をコンヤカミツレといい、主にフランスで栽培され、鮮やかな黄色の花をつけ、染色にも利用されている。英名は Dyer's chamomile。ヨーロッパの南部および中部が原産であるが、いまではイギリスや北アメリカにも帰化している。和名では、直訳して「紺屋カミツレ」と呼ばれるが、名前のとおり草木染めに使われまる。高さは30~60cmなり、5月から7月ごろ、鮮やかな黄色の花を咲かせる。2年草または多年草。
http://www.seasideplants.co.uk/res/user/2186_dscf8697.jpghttp://lh3.googleusercontent.com/luirig/R5rsP5TdHlI/AAAAAAAABNA/RGSlDulwsJ4/s800/anthemis_tinctoria_6.jpg

【詳しい育て方】

■主な作業
切り戻し非常に過湿に弱い。真夏の暑い時期に蒸れて枯れてしまうので、梅雨前に収穫を兼ねてバッサリと切り戻しをして蒸れ対策をしておくと良い。夏にいつの間にか消えて無くなることが多い。

■栽培環境
日当たりのよい場所を好むが、真夏に暑さと蒸れで枯れてしまうことが多いので、夏に半日陰になるような場所に植えるか、鉢植えにする。  

■水やり
水やりは鉢土の表面が乾けば与える。一般的な植物と同じ感じ。極端な乾燥を嫌い、過湿も嫌いであるが、一般的な水やりをやっていれば枯れることはない。どちらかというと乾燥気味を好むが、生長期に水が切れると生長が止まるので乾燥しすぎも避ける。

■肥料
肥料は緩効性の化成肥料を秋の間、春の間に置き肥するぐらいでよい。 

■用土
用土は花培養土にパーライトを2割ぐらい混ぜたり、自分で作る場合は赤玉土(小粒)6:腐葉土3:パーライト1などを使う。 

■植えつけ・植え替え
植えつけ・植え替えの適期は3月~6月。 庭植えは、夏の西日を避けた日当たりがよく風通しのよい所に、水はけが悪いようなら腐葉土を、苦土石灰、元肥に牛糞などを混ぜ込んで植えつける。株間は30cmぐらいの間隔に植えつける。
鉢植えの大きさは6号鉢に一株、65cmプランターに2、3株ぐらい植えつけるとよい。夏の過湿を嫌うので水はけの良い用土に植えつける。
数年すると株が老化して花つきや生長が悪くなる。春に株分けをして植え替える。あるいは
、夏越ししたものを涼しくなった秋の9月下旬から10月頃に行うとよい。一回りから二回り大きな鉢に植え替えたり、株分けして同じぐらいの大きさの鉢に植え替える。

■ふやし方
株分け
時期は秋の植え替えと一緒に行える。適度な塊に切り分ければよい。
挿し芽
茎が倒れて根を出すので、それを取って植えてもよいし、10cmぐらいの挿し穂を用意して、下の方の葉を取り除き、取った葉の部分が用土に埋まるように挿す。ポットなどにパーライトにピートモスを3割ぐらい混ぜた用土などを利用して挿すとよい。時期は梅雨頃や秋の9月下旬から10月中頃に行う。根が出たら植えつけ用土に植えかえて摘心するとよい。

■病気と害虫
害虫 アブラムシ
アブラムシが付きやすい。発生が少ないうちに駆除する。風通しが悪かったり、チッソ分の多い肥料を与えると発生しやすいといわれている。 

https://www.youtube.com/watch?v=bIR86d3Ssl4


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