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南独旅窓④~生きる力測定

2017年06月27日 | 雑記帳
 旅は「生きる力」を測る。「生きる力」とは、内田樹説?によれば「どこでも眠れる」「何でも食べれる」「誰とでも仲良くなれる」の三要素だという。それに照らし合わせれば、自分の力は7割には届かなくともソコソコあるのでは…と自惚れていたが、ちょっと挫かれた旅となった。特に「睡眠」はハードルが高い。



(機内映画を行きは3本、帰りは2本視聴。一番面白かったのは『永い言い訳』)

 予想していたとはいえ、11時間を超す飛行機旅はかなりのものだ。プレミアムなクラスに乗れる身分でもないので当然エコノミーであるが、ここでは十分には眠れない。それでも行きは昼の出発でなんとかなったが、帰りは夕方発で眠気が襲ってくる時間帯だ。眠いのに眠られないという繰り返しは、結構身に応えた。



(ホテルの窓から~午後9時半ころのフランクフルト郊外)

 びっくりしたのは、緯度はあまり違わないはずなのに、日没時刻がかなり違う事。ホテルに着く午後8時過ぎはまだまだ明るく、暗くなるのは10時過ぎである。いくらカーテンを閉めても漏れてくる光は、結構気になった。時差ボケが何かは知らないまま過ぎた気がするのは、移動バス車中での瞬間睡眠のおかげか。



(ミュンヘンのビアホール。かの銀髪女給さんに驚かれた)

 「食」は口にできないものはなかったので、まあ合格。参加者は大手の海外ツアーの縮図を見た思いがする分布だった(熟年夫婦が半数、あとは新婚、母娘、女友達のカップル複数、単独は全部女性)。よって女性が多く気後れした部分があり「対人」評価が下がる。現地人と話したのは買い物のみで、やはり力不足だ。