『近代日本の文化と秋田県人の気概』と題した講演を聴いた。
講師は高橋秀晴氏(秋田県立大学教授)である。
近代文学には正直あまり興味がないのだが、話の中心となった内容については心惹かれた。
佐藤義亮
その名や存在については、全く知らなかった。
文庫や新書でずいぶんとお世話になっている?新潮社の創立者が本県出身とは少し驚きだった。
高橋氏の語る数々のエピソードは、まさに「気概」に満ちた人生だった。
戦時中でも文学の出版にこだわり続けたその強い意志と発想。独占契約をした有島武郎に対して、自社の利益など省みず「友情を大切に」と契約解除をすんなりと受け入れる度量の広さ…
その佐藤義亮の気概は、次の言葉によく表れていると思う。
それは「新潮社の社則三か条」の冒頭にある。
一、良心に背く出版は、殺されてもせぬ事
新潮社を巡るトラブルもかつてあったが(今もあるのだろうが)、社員は皆この社則を肝に銘じています、よね。
講師は高橋秀晴氏(秋田県立大学教授)である。
近代文学には正直あまり興味がないのだが、話の中心となった内容については心惹かれた。
佐藤義亮
その名や存在については、全く知らなかった。
文庫や新書でずいぶんとお世話になっている?新潮社の創立者が本県出身とは少し驚きだった。
高橋氏の語る数々のエピソードは、まさに「気概」に満ちた人生だった。
戦時中でも文学の出版にこだわり続けたその強い意志と発想。独占契約をした有島武郎に対して、自社の利益など省みず「友情を大切に」と契約解除をすんなりと受け入れる度量の広さ…
その佐藤義亮の気概は、次の言葉によく表れていると思う。
それは「新潮社の社則三か条」の冒頭にある。
一、良心に背く出版は、殺されてもせぬ事
新潮社を巡るトラブルもかつてあったが(今もあるのだろうが)、社員は皆この社則を肝に銘じています、よね。