【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ゴルフスイング◆くるくる打法の最大の欠点

2018年10月27日 20時00分01秒 | ゴルフ






オンプレーンスイングだか、なんたらかんたらだか
とりあえずカタカナで呼ばれる
その手の ゴルフクラブをくるくるまわす打法 の
欠点はものすごく大きいし、多い。

まず ゴルフクラブは長い棒の先の重さの付いた
ものだということ。
それを 体の向きの変更以上にくるくるまわす
ということは、体が止まってからもクラブは必要以上に
動き続ける。
逆に その手のスイング論は
体が止まることとそこまでに付いたクラブの慣性
それを利用して、止まる反動でクラブを振るから
より罪は重い。
となると 動いているゴルフクラブ と 止まっている体
をつなぐ部分に必要以上なねじれや負荷がかかる。
スイングで言うと 左の手首や肘、左の首辺り…。
故障の原因に成り得る。


次に より遠心力を生み出そうとすること そのものが
ミスショットの原因になる。
 ぐるぐる打法は
振れば振るほど そこで出来た遠心力を消すため
遠心力によってボールを打てなくしないように
テクニックとして向心力が必要になる。
 スイングの右下方に多くかかりやすい遠心力で
体がそちらに引っ張られないように(ボールが打てなくなるので)
体を左上方に引っ張ってそれを相殺する。

振れば振るほど右サイドが下がり左サイドが上がり
振れば振るほど体が開く打法なのだ。

従来 平成に入るまでは
上手な。。。参考になるスイングは
体の正面付近でインパクトを迎えていた、
インパクト時には体がボールと概ね正対している打ち方だった。
ところが今や トッププロと呼ばれている人ですら
まるで飛ばし屋のアマチュアのような
ボールを打つ前に 体が飛球線を向いてしまう素人打法
になってしまっている…。

腕の長さの都合がつきやすい ボールに正対するインパクト
体も上向きになり、ロフトがいかようにでも出来る現代の流行

どちらが教科書向きかな…。

どっちが上から打っているのかな?

体を上に向けて、ロフトを開いて
煽り打ちする打法は たとえ速いヘッドスピードがあっても
そのヘッドスピードはそのままボールスピードにならず
ロスが大きい。

オジサンゴルファーが参考にすべきはどっちかな?



そして、アマチュアゴルファーにとっての最大の弊害は
くるくる打法の場合
体が止まってから、その反動でクラブを振る
その場所にインパクトを持ってくるので
クラブが管理されていない状態でのインパクトとなる。
クラブが管理されていない・・・偶然待ちのインパクトでは
例え それがナイスショットであっても
ミスショットであっても、繰り返すことも再現することも
ままならない・・・偶然待ちだから。

会社勤めの人はあまり聞きたくない単語かも…だけれど
管理されているからこそ、問題が解決出来たり
問題を修正したりできるんだと思う。
過去のデータがあったりするから 営業成績を伸ばせたり
無駄の少ない活動が出来たりするんだと思う。
それを何の根拠もなく、飛び込み営業をし続けても
営利活動という面では無駄ばかりになってしまうと思う。

練習時間や頻度の取りにくい運動不足の
オジサンゴルファーは遠くへ飛ばして
ミスの少ない「いい球を打ちたい」と願う。
それならば どうすればいいか
 もうそろそろ自分の頭で考えてもいいと思うな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

L型ブリストルパター 開発裏話

2018年10月26日 21時34分25秒 | ゴルフ




L型パターは構えてみると、視覚的に
非常にシンプルな「線」によって構成されています。

トップラインのフェース側と対になった2本の直線と
バンスというか ソール後方の緩い曲線です。


直線曲線の合計3本の線というのは
一つの曲線によって
その直線が歪んて見えたりします。



試作段階では 木
次の段階では 粘土 と使って
デザインを作っていきます。

開発当初から 溶接なしの軟鉄のインゴッドを
鍛造し、削り落とすということだったのですが
試作品として いよいよ削り出しの金属に
入ってくるのですが。。。
ここで難関にぶつかります。

開発当初は バックフェースはのっぺりとした
掘落としのないデザインでしたが
粘土とは異なる そこの削りの陰影によって
フェースが反って見えるのです。

フェース面等直線はNC旋盤による削りですから
反りが見えるような直線ではないはずなのですが
金属にして その削りの陰影が視覚的影響を及ぼすとは
思ってもみませんでした。

そこで バックフェースを窪ませる デザインに変更します。
これで アドレスから見える「線」は4本になります。
ソール後方の曲線と何種類もの半径の円の組み合わせ
・・・最終的には6種類の半径で組み合わせ
テークアウェイの移動しやすい形を作りましたが、
その曲線を維持すると フェースの歪み視覚から
抜け出せません。
バックフェースのへこみの開き角度等
この段階で16種類ものトライをしてみましたが
 やはり微妙なその反り
(フェースが窪んで 左を向いて見える)は
解決しません。



申し訳ないのですが、
市販のパターは この程度であればゴーサインなのでしょう。
しかし、ハミングバードによっても
一大事業ですので、ここに妥協は許されません。

ある時、何気なく
そのバックフェースのくぼみを自分で削り始めました。
弊社にある工作機械は丸い歯のグラインダーですから
丸くへこませる形でしか削れませんが
何回か行い 形を見てみると
今までより ずっとフェースの反りが消えているのです。

あああ なるほど。

ソール後方の曲線と相応して
キャビティ部分を同じように窪ませて
そこに 瞳 の形をつくって完結させると
ソールの曲線とフェースの直線が分離して
見えるという訳です。



そして 工場にはソールの曲線具合と同じ
キャビティ部分の円形のくぼみをリクエストしてみました

ここの部分は解決策に至るまで
相当 数と時間を費やした と記憶しています。

金属の削り出しにすると
その陰影が形の見え方に影響する
というのはとても勉強になりました。
故に 削り出しパターには直線で構成される
ピンタイプが多く、マレットや
逆にシンプルな構成で誤魔化しの効きにくいL型は
なかなか出てこないわけですね。



現在 流行っている異形のマレットヘッドは
まあ ガンダム世代の人たちの受けがいいんでしょうが、
モーメントを幾何学的に表現したものですね。
しかし、パッティングストロークは
生き物である人間がするわけです。
特に パッティングストロークは
静かな動きですから、チカラやスピードで解決出来ません。
打ち手の心模様や欲がモロに出る訳です。



機械的な動きを求める
私の目からすると ロボチックな形状のマレットは
多分 その場面ではマイナスに働くでしょう。

この1mを入れれば 予選通過、外せば予選落ち。
初めての 100切りのパット。
初めての ハーフ40切りのパット。
外すと トリプルボギーの登りのパット。
その場面で 機械的に動けるのならば
パターに悩んだりしないですよー。

パッティングなんて 一番感性の代物なんですから
人間の感性にあう形でないとダメでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コース設計・攻略◇グリーン周辺

2018年10月25日 20時42分27秒 | ゴルフ



コースの設計、施工されている あるゼネコンの担当者が
 「グリーン」ついては こんな話をされていました。


「グリーンはゴルフコースの中で一番芝が短く
 かつ 人の往来の激しい場所でもあります。
ですので やはり降雨時の水の流れというのは
とても重要になってきます。
コースを攻める、もしくはグリーンを攻略する際
実は参考になるのは
各グリーンにはほとんど散水栓というのがあります。
例外もなくはありませんが、
その散水栓というのは決まって グリーンの中の
高い場所に作るのです。
水が溜まりやすいからですね。
そして グリーンの手前の花道。。。
真ん中には多くありませんが、そこには
水抜き用のマンホールが必ずあります。
ですから、散水栓からそのマンホールへのラインが
水の導線となる訳です。
初めてのコースではその場所はわかりにくいかも
知れませんが、数度訪れているコースや
自分のコースでは その位置を把握しておくと
良いかもしれません。



また、グリーンに向かって打ち降ろしていくホールも
多くはありませんが、存在します。
打ち降ろしていくコースは
そのグリーンが受けているのか、それとも受けていないのか
セカンドショットの位置がグリーンよりも高いところ
見下ろす形になりますから把握しにくいことがあります。
そんな時は グリーンの手前を見てみてください。
コースの手入れや芝質、育成技術の向上によって
昨今はだいぶその傾向は薄れてきていますが、
受けているグリーンは、グリーンの手前 花道周辺の
芝付きがあまりよくありません。
特に冬はわかりやすいかも知れません。
フェアウェイに降った雨、グリーンに降った雨が
いったんそこに集まってしまうので
土壌が荒れ易く、人の往来も盛んだからです。
逆に、グリーンが受けてない場合
手前の花道が非常にきれいなことが少なくありません。
勿論、グリーンが砲台であったり
手入れの状況や夏の日照時間、気温などによって
そうでない場合もあるのですが、
コース攻略の参考にはなるポイントだと思います。」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アプローチショット◆転がしから始めてみよう

2018年10月25日 20時39分42秒 | ゴルフ
「ゴルフはゴロふ」




青木御大の言葉ですね。

パッティングやアプローチで
アマチュアが気付いていないことの一つに
距離の勘違い があります。

上り下りを割愛して話をすると
真っ直ぐのライン、曲がりのライン
直線でのカップまでの距離を 3mとすると
真っ直ぐのラインの距離=道のり=3m
ですけれど、曲がるライン と言うのは
曲がりの幅に応じて、ですけれど
それよりも長い道のりを移動するのです。
20110108_1976758
余程ポテトチップのようなグリーンを除いて
曲がるラインは総じてショートするのは
そういうコトなのです。

パッティングの話をしているのではないのですが
アプローチも同じ。。。いやそれ以上です。
どう言うことか というと
このパッティングでは ある程度の平面上の
道のりの違い ですから、単純には
道のりの距離差 だけの違いですが
アプローチの場合は より3次元・立体
上下、縦の道のりになるのです。
gc_img03
地面との摩擦を無視すると
□ボールが約14センチ水平に移動する
□ボールが一回転(約14センチ)
□ボールが約14センチ垂直に移動する
これはそれぞれ必要とするエネルギーが異なり
ゴルフの場合はこれが絡み合うのです。

のこり20mのアプローチも
転がして20mを打つのと
高く上げて20mを打つのでは
必要な打撃力も大きく異なりますし
ゴルフクラブによる 回転やスピンは
基本は 意図的なロス です。
この意図的なロスは それによって
意図的に距離をロスさせるものなのです。
その ロスをコントロールするのは
置かれている状況やコンディション等によって
複雑に絡み合いますから
かなり高度で、頻繁な練習量が必要です。

フルショットは除き、距離を調整する場合
打つべき距離を 限りなく見た目の直線距離にする
転がすコト(出来るだけ上がらない弾道) から考える方が
より確実で安全です。
転がすコト ⇒ ロフトの立った
出来るだけロフトの少ないクラブで打てないか
から考える方が賢明です。


ですから グリーン周り と呼べるような状況では
出来るだけ PS(AW)やSW を選択しない
と言うのも一つの手です。
8番、9番、PW を上手に使い分けるコトを
覚えるのが 無駄なストロークを打たない基本です。

転がすコト、ロフトの少ないクラブで
打つもう一つのメリットは
「振り幅を小さく出来る」ことです。
PSやSW は 距離にあまり関係なく
打撃・・・打たなければなりませんが
ロフトの立ったクラブ(この場合は8番や9番)は
当てれば ボールをヒットできます。
振り幅が小さければ アプローチにありがちな
ざっくりやトップを極力減らすことが出来ます。
距離感も見た目の直線距離に限りなく近いモノに
出来ますし、転がすコトによって
例え 距離がショート・オーバーしても
次のパッティングのコロガリの参考にもなります。

ゴルフはゴロフ

是非 トライしてみて下さい

お問い合わせ・ご相談は
hummingbirdsports@jcom.home.ne.jp
046-804-1480 野澤 まで

ゴルフクラブ・スウィングに関します
どのようなお問い合わせ・ご相談でも
結構です。 お待ちしております
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フェースローテーション(キャスティング)の重大な欠点

2018年10月24日 19時46分44秒 | ゴルフ

フェースローテーションはキャスト_大_Momentキャスト_大_Moment(2)
インパクト直前に グリップの移動を止め
左右のグリップの 上下の入れ替え によって
行われる 振り遅れを生む「手打ち」 の代表です。
インパクトの直前に 全く要らないピザ が入り込んでいます。

画像を見て貰っての通り
まるで ボールを打つ その部分だけを
やって貰っているように見えますが、
実際には フルショットからこの二枚の写真は
抽出されています。

ボールを打つ肝心の部分で
からだの回転が何も使われていません。
むしろ 止めているようにさえ思えます。


この打撃の大きな問題点の一つに
✋アプローチショットが安定しない
✋練習してもアプローチが上手くいかない
と言うのがあります。



正規のヘッドの入射に比べ
緩い入射角度から
振り加減によっては 煽り状態でヘッドが入ってきますから
圧倒的に 高い打ち出し になります。

高い打ち出しの上に 多めのスピンになるのですから
当然 ボールの移動速度は遅く
正規なヘッドの入射に比べ 距離が出ません。
ある意味 上手く打てれば打てるほど ショートする結果になります。

となると 強く、速く振らなくてはなりません ので
この時点で ミスの出る確率はぐっと高くなりますね。

しかも クラブと言う先端に重さのある長物 を
グリップも体も止めて 斜め下に振る のですから
それによって生まれる遠心力を
  体の姿勢で瞬時の調整が必要・・・


振れば振るほど からだは ㊧上がりになります。

✊振り加減、体の姿勢調整 これの帳尻が合わないと
 ダフリ・トップは必ず顔を出します。

無意識に修正される からだの姿勢が毎回異なるので
出球が安定せず、毎回違うロフト、違う入射角度 で打つことになり
数を打っても、数を練習しても
100球練習しても100種類の球を打つ だけになってしまいます。



必要な強さや速さのリリース
それに応じた体の姿勢調整
それをある意味 練習でなんとなく掴んでしまうと
ボールを弾いて打つ癖が付いてしまうのです。

これが 距離感を馴染ませることの難敵 になります。


ボールは下、地面、マットにフェース面で押さえ込む のですが、
動作₍小手先でなくからだ₎と距離感 と言う意味では
その双方の移動速度につながりがないと
 動作した分のヘッド速度 というモノがないと
本当の意味での距離感は身に付きません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

苦笑いのゴルフクラブ事情 ドライバーヘッド編

2018年10月23日 17時59分09秒 | ゴルフ





最近は定着気味。。。のネック調整機能
ところがこれがメーカーを苦しめているのです。



基本はロフトが変えられる…という事ですが、
この機能のスタートは ユーザーではなく
売り手側のメリットから始まっています。

大手メーカーでは直営・特約など契約店舗は
国内に2000~3000店舗あります。

新しいモデルの発売などに伴い
試打会や試打クラブには『相当な本数』が必要です。

例えば
ロフトの種類が3種類
シャフトの硬さが3種類
シャフトの種類が2種類
あれば 少なくとも
 8~10本近い試打クラブが必要になります。
10本であれば ヘッド10個・シャフト10本です。

ある程度 決め打ちをしたとしても 3本位は必要です。

ところが ネック調整、着脱式のモノであれば
 全バリエーションを用意したとしても
ヘッド3個 シャフト3~5本 で済むのですから
掛かるコストは 半分以下で済みます。
800~1000店舗にその試打クラブを展開した時の
初期コストはかなりのモノになるのですから
これは 革命的・画期的なコストダウン です。

ところが このネック調整機能を導入して以来
どのメーカーも売り上げ本数ががっくり落ちました。
ゴルフ人気の超低迷もありますが、
それにも増して、数割減、半減というケースもあります。

実はその売り上げ本数の低下は
そのネック調整が原因なのです。

ゴルファーには 新製品、
お気に入りの機種やメーカーが出たりすると
ロフトやシャフトの硬さなど何本か
まとめ買いをする方がいらっしゃいます。



また 打った結果、もう少し硬めのシャフトがいいとか
もうすこしロフトが立った方がいいとか
買い増すゴルファーもおり、お金がかかるとは言え
そう言う買い方でゴルフを楽しまれる方もいるのです。

正確な数は把握しきれませんが、
販売本数の2割程度が そう言ったお客様と言われます。
今更 倍のコストをかけて 2割増にする訳にも行きません…。


しかも ネック調整式のドライバーは
安全性の問題もあり、重量がネックに集中しがちで
大型ドライバーヘッドの重量効果・モーメント効果が
期待出来ず、データ的にも、実証でも飛ばないのです。

ホント 飛ばないです…。

ここの部分も困ったもので
倍のコストに戻しても、売り上げ増加につながる保証が
ありませんから、踏み切れない というのが現状ですね。


個人的な意見としては
ネックを調整し ロフトを替える という行為が
ヘッドを回転させてボールを打つ という事を想起させてしまい
これが スイング観につながってしまうことの罪は
売り上げダウン以上に大きいと思います。

ボールにかかるスピンや弾道の高さ
というのは 上下の軌道に対するヘッド姿勢で
ヘッドが回転することとは全く異なります。

正しい ショットの認識が
正しい スイング観につながり
それが 正しいゴルフクラブ観につながっていくので
正直、あまりに安易なこの調整がもたらす弊害は
とてつもないことだと私は感じます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゴルフクラブ◇バンカーが嫌い・苦手な方へ

2018年10月23日 17時54分41秒 | ゴルフ


世の中には バンカーが嫌い、もしくは苦手と
しているゴルファーは少なくないようです。

砂質や特殊なケースを除けば
実はバンカーに特殊なスイングやショットは
一切必要ありません。

重いヘッドのウエッヂとシャフトの柔らかさ
 さえあればいいのです。

実は結構勘違いされている方が多いのですが
ヘッドが重いとなぜバンカーが楽なのか…
は ヘッドが重いからヘッドが下に行き易い・・・とか
重いから砂などの重量物に負けない・・・とか
確かにその要素もなくはないのですが
実はそれが「主」ではありません。


巷に流れる バンカーショットのコツ みたいなものは
とりあえず無視します。

バンカーが上手くいかないのは
インパクト付近で手が止まるからです。
インパクトが右にあるからなのです。
インパクト時のグリップが右過ぎるのです
(巷の多くは手を止めることを推奨していますね。。。)
手が止まれば いくらヘッドを振っていても
ヘッドは通常のショットよりも重いものをどかす必要のある
バンカーなどでは過度な減速になります。

ヘッドが重く、シャフトが柔らかいと
どのような振り方をしていたとしても
ヘッドが軽く、シャフトの硬いクラブと比べると
グリップが進行方向により多く押されますから
ゴルフ用語でいうところの「抜けの良い」状態になるのです。

軽いヘッド・硬いシャフトは
そのヘッドの軽さ~破壊力不足もあるので
どうしても インパクトで手を止め、ヘッドを振る
バンカーショットになるので
インパクトポイントが右に来やすい のです。

これはバンカーショットに限りませんが、
トップボールというのは
フェースの歯に当たることを指すのではありません。
ヘッドが下がり軌道や上がり軌道でなければ
ボールは球体ですから、よほどのボールの上側を打たない限り
ロフトという角度に逃げてきますが
ヘッドがあがり軌道であると
ボールの逃げどころはフェースではなく
ソールになってしまう…これがトップなのです。

ダフリ もそうですが、
トップもインパクト位置が右にあることが主原因で
ヘッドが「高さ」という意味で届いていないから
ヘッドを届かせよう とするのは逆効果なのです。

そのうえ ヘッドの重量が重ければ
ヘッドには軽いものよりも 姿勢を維持し
運動を続けようとする力が働くので
コマかいミスヒットにも強くなるのです。


ソールの抜け なども ソールそのものの形状に
無関係とは言いませんが、基本はシャフトとヘッドの
柔らかさと重さに依存しているところが少なくないのです。

パターやウエッヂなど ゴルフの肝 になるようなクラブに
重いヘッド・柔らかいシャフトはメリットこそあれ
デメリットは殆どなにもないのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゴルフ・L型ブリストルパター◆同じ距離を打てるストロークを

2018年10月22日 18時22分51秒 | ゴルフ


パッティングに限らず、ショットも正にそうですが
ゴルフは狙った「距離」を打っていくものです。
方向よりも目的の距離をしっかり打つ方が
より重要なゲームです。

コースには起伏にはあるとは言え
距離とは「横に移動させる」モノです。


それを元に考えた時のパッティングを考えてましょう。



ボールの外周は約14センチです。

①ボールが十回転して 1m移動する
②ボールが十回転して 1m40センチ移動する
③ボールが十回転して 2m移動する

どれが一番良い移動、良い転がりに感じますか?

①はボールの運動量としては1m40センチ分なのに
 実際に移動したのは1m…ロスしています。
②はボールの運動量と移動量がイコールです。
③はボールの運動量は1m40センチ分なのに
 実際に移動した量は2mです。

☞答えは③です。

パッティングは確かに地面を転がるので
オーバースピンで転がります。
オーバースピンで転がりますが、それが多い必要は
まったくありません。
逆に必要以上のスピン量がオーバースピンであっても
存在すると それは摩擦になってしまいます。
ボールの回転というボールの運動量よりも移動量が少ないと
ロスがあり、そのロスはなかなか把握出来ません。

距離を打てばいいのです。
スピンを与える必要はないのです。
弾いて打ってはイケマセン。
押してあげればいいのです。



パッティングストロークで必要な『真っ直ぐ』は
自分の目線から 飛球線方向への真っ直ぐなストロークではなく
横目戦での真っ直ぐなストロークです。
地面と平行には動けませんが
地面に対し 離れたり、近づくような弧を描くストロークは
インパクトロフトを安定させづらく
スピン量を不安定にさせます。
出来るだけ 多少ズレたインパクトポイントが来ても
似たようなロフトで当たるストロークを
作らなくてはならないのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パターストロークの極意 ✋L型ブリストルパター

2018年10月22日 18時17分26秒 | ゴルフ


ショットも同じですが、パターストロークの基本は
ボールという重量物を
『自分の望む通りの方向や距離に
 移動させてあげること』です。
特に距離が重要です。



ボールというのが球体であるがゆえに
 回転という転がりが発生するのであって
その転がり/回転にばかり意識を持って行ってはいけません。

よって
パターヘッドを真っ直ぐ動かす というのは
打ち手の目線から見て
ヘッドが真っ直ぐ動くことを優先させるのではなく、
やや上から下方向の斜め直線になりますが
パターヘッドが 地面に対して概ね平行に
同じ姿勢のまま インパクトを迎えられる区域と作ること です。



打ち手の目線で
ボールの打ち出す方向ばかりを気にして
パターヘッドを真っ直ぐ引いて 真っ直ぐ出した としても
そのストロークでは
ヘッドが上下に円を描いてしまうため

 ☆インパクトロフトが均一性が生まれません
 ☆ヘッドとボールの当たり所が毎回上下にズレます
 ☆必要以上の回転がかかるため ブレーキがかかりやすくなります

一般的なショルダーストロークがこれに該当するのですが
この打撃方法では 基本 ショート します。
ショットもそうですが、ショットもパッティングも
方向は距離と一体のものです。
その方向に打ち出すのには 打つ距離が設定されており
それよりも 毎度 ショート
 しかも そのショート具合が毎回バラバラ なのでは
思った方向に打てたとしても、
その方向の意味はなくなってしまいます。




人間ですから ミス、ミスヒットは生まれますが
始めから 距離が安定しない方法、打撃法を採用しては
方向の概念もおかしくなり
 距離と方向ともにガタガタに狂ってしまいます。



確かに 昨今の見た目は大きいが 中身はスカスカの
軽いヘッドを使うと 弾いて打ちたくなる気持ちは分かりますが、
しっかり重たいヘッドのパター(L型ブリストルとか)を
使っているのなら まずは安定したロフト
安定したヘッドの高さ変化を追い求めるべきです。

その上で動作論として どうすればいいのか
という事になると
刷毛塗…を誤解している方もいるとは思いますが、
体重移動を主にして打たない方が良いと思います。
体重移動は 体の構造上
体の身の部分が背骨を軸として向きを変えた時に
発生する、体の回転の派生効果 と言うか
体の回転そのものともいえる行為です。

パターには体の回転は必要が無いので
体の回転の無い 体重移動だけ という行為は
スイングを行う時に
体の回転 と 体重移動 が分離した別なモノ
になる可能性があります。

ですので ショットへの悪影響を考え
体重移動でするべきではありません。




では どうするか?

ショットの中である部分だけを抽出して
行うことをお勧めします。

ここは かなり色々な波及効果が期待できます。



まず グリップです。
グリップは構えた時、左右の手が上下に重なっています。
野球のタイカップグリップのように離れて持ってはいません。
ここがまずポイントです。
つまり 利き腕である右手は
クラブを持った左手を横から押す形になっている訳です。



グリップの移動量 = ヘッドの移動量
これを心がければ
距離感のコントロール(管理)がずっと楽になります。

それは直線の移動スピードで済むからです。

多くの人が苦労するのは
肩を揺さぶるとか 『振り子』のストロークは
グリップの移動量 移動方向や移動速度 ではなく
『シャフトの角速度』
シャフトの角度が変える速度で距離感をコントロール
しようとするから難しいのです。
と 同時に シャフトの角速度運動は
その角度とイコール分 ロフト角度も変化するので
出る球が ロフトによって微妙に異なります。

角速度 → ボールの直線移動速度
角速度運動 → ロフトの変化

という二重の曲芸で
パッティングをコントロールしようとしているのですから
そりゃあ イップスになります。
運動のベクトルが似ていない と言うだけで
難しいのに、 それに円運動を加えるのですから
殆ど奇術に近い方法なのです。

✌ 自分の目にだけ ヘッドが直線に動いているので
 錯覚してしまいますが、そのパターヘッドを真っ直ぐ
 動かすのに 円運動を取り入れてしまったのでは
 本末転倒だと…気づくといいのですが…。



出来るだけ 肩を揺さぶらず
腕~上腕をフリーにして
利き肘の曲げで  クラブを持った左手を引いて
利き肘の伸ばしで クラブを持った左手を押してあげる
というのが ずっとずっと簡単です。

ヘッドを動かそうとせず
グリップが動いたから その分ヘッドが動いた
という形を グリップというもので具現化しているのです。

刷毛塗の腕の部分だけを抽出する形ですが
このストロークだと
まず パターヘッドを動かす方向と
自分が動作する方向が一致していますので
(グリップを動かす方向)
本当の意味での 『方向性』を自分で管理できます。
  同じ方向に動くからです。

そして グリップを動かす速度がイコールヘッドの動く速度です。

ロフトやパターヘッドの上下変化がとても少ないので
慣れてくれば そのグリップ速度がそのまま
距離感として身に付きやすくなる訳です。


振り子に振って 円の角度速度を距離感として
身に着けるよりも格段に簡単に思えるでしょ?




市販のパターだと辛いでしょうね(*_*;
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『シャットフェース』

2018年10月21日 22時24分07秒 | ゴルフ








スライスやコスリ球の話をつながるところで
『シャットフェース』 のお話し。


 ボールを楽に飛ばす のには
シャットフェースを考えない訳には行きませんが、
そのシャットフェースの意味を
はき違えている人が少なくないように思えます。

シャットフェースの本来の意味は
前傾姿勢と右向きにつながります。

何度も書いていますが、前傾姿勢は
股関節 👉骨盤と大腿骨
骨盤と軸足の角度差のコトを言います。

ちゃんと骨盤を右に向けたテークバックでは
前傾姿勢は ㊨大腿骨と骨盤の角度差で
その時点では、右を向いているので
自分にとっての 前は ㊨を向いた方に存在します。



骨盤をちゃんと右に向けると
 右サイドの方が左サイドよりも高い状態になりますから
クラブヘッド・フェースは 地面に垂直ではなく
やや地面を向いている様な状態になるのが
その時点での「スクエアフェース」です。
前傾姿勢のある 胴体(股関節より上の体)に
とって スクエアな状態、
地面から見ればシャットな状態です。

👉地面に垂直なのは 開いた(オープン)な状態 です。

つまり ゴルフで言われるシャットフェースは
こて先で造るモノではなく
体の姿勢によって作り出されるモノなのです。

それを小手先で造っても何の意味も持ちません。

ですので ダウンスイング時のヘッドの状態も
当然「シャットフェース」になり、
その意味は 左サイドの方が低い状態 と言うコトになります。

これによって
進行方向が低い   👉上から打つ
インサイドから入る 👉骨盤(体)がまだ右向き
が作られるのです。



また 体の姿勢によって作られる「シャットフェース」は
ヘッドやクラブの重さによってグリップを
進行方向に押そうとする働きも加わるので
より 姿勢維持がし易く、
回転がスムースになり易く、
より 上から打つ や インサイドから打つ
チャンスが増えていくのです。



それらすべてを、体の姿勢を関連付けず
手先で作ってしまうと 一時的にシャットフェースもどきは
出来たとしても 寝かされたクラブや開かれてロフト
 などによって、体の姿勢が維持できず(重さがかかるので)
体の開きも早くなり、左サイドの低さも維持し難くなり、
体に無理をして それらの重さに対抗するか、
開いたり、煽ったりすることになって行きます。


言葉の通りですが、その場しのぎの
小手先の技術は コトの本質から離れてしまうので
より問題を複雑化、深刻化させます。

特にゴルフには 下に掛かる重さと
横に動く回転と言うのが伴うので
その処理に 体を横に傾けて 斜めにひねる ことが
大変危なく体を痛めてしまいます。


ダウンスイングで フェースを地面に向けて
というのは確かにオーバーではあるのですが、
その位にする・したつもりで
やっと体の姿勢につながってくるのです。

そして その意識をもって テークアウェイしていく
というのはとても重要だと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする