【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ハミングバードと『柔らかいシャフト』

2018年06月25日 23時41分56秒 | ゴルフ
20数年前の話になりますね
その頃は ゴルフクラブで言うと
キャロウェイのビックバーサやセイコーのSヤード
なんて お化け商品の有った時代です。

ハミングバードはオーダーメイド、カスタムメイドの
ゴルフクラブのお店ですが、
開店当初はオーダーメイドのお店のお約束
グリップ交換が主たる仕事で、
ゴルフ場やゴルフ練習場を回って
グリップ交換のクラブを集めては
 グリップを入れていました。

時間とともに リシャフト… シャフト交換
の仕事も入ってくるようになるわけですが、
そこで 始めに大きな疑問を抱くようになります。




その当時のハミングバード基準では

👹 硬いシャフトは 45インチで振動数 250cpm以上
 ちなみに今の基準だと 硬いシャフトはドライバーでは190cpm位でしょうか
位だったと思います。

リシャフトをお願いされて →交換する。
練習場にも頻繁に顔を出していましたから、
調子を伺うと 「いいねー よくなったよー。」と
ま お世辞交じりでも言ってくれる。
しかし、その手のリシャフトをしたお客様の多くは
数か月、半年もしないうちに 新しいクラブに替わっている…。

なんか それが腑に落ちない のです。

壊れてもいない ドライバーのシャフトを
数万円かけて 選び、装着しなおしたもの
その寿命がほんの数か月。。。。

これはいったいどんな意味があるんだろうか…。

そのリシャフトした シャフトの特性 と
次のクラブや、次のシャフト機種 への
つながりや発展がまるで見えてきません。

なんとなく、なんとなく ですが
着せ替え人形のように 単にファッション的な感覚で
シャフトを入れ変えたり、クラブを買い替えたり
しているような気がしました。


そんな時、あるシャフトに出会いました。

そのシャフト その機種は
シャフトの振動数を 硬さ毎にかなりきっちり分けていて
5cpm毎に11種類もの硬さ、フレックスが用意されていました。

今でこそ シャフトの目の見える部分に
硬さ表示がされていますが、(2005年位からだと思います)
当時はシャフトの見える部分には
硬さ表示はなく、硬さはグリップの中の隠れた部分に
あったのです。

そこで その11種類の硬さを
全く同じヘッド(重量も含め)、全く同じ長さ
同じグリップで仕上げ、2か月位に渡り
延べで100人近い人に打って貰ったのです。

 45インチ 200gの11度のロフトのヘッド 
    スイングウエイトは D-3位だったと思います。

練習場での大々的な試打会もしました。



若い人もいれば、年配の方もいます。
シングルハンディ、ゴルフ歴30年を超える人や
始めたばかりの人もいました。
同時にヘッドスピードも計測していましたので、
ヘッドスピードは50を超える人から 30台の人まで
色々いらっしゃいました。
平均的には 40前後という所でしょうか…。


✊驚くことに そのテストをして頂いたお客様の
9割に近い方が その11種類の中で
一番柔らかいものが 一番打ち易く、距離も出る
という結果が出たのです。
 特に距離においては ダントツと言えるかも知れません。


一番硬いもので   振動数275cpm
一番柔らかいもので 振動数230cpm

特に 255cpmを超える硬さのモノは
誰一人として これはいい! これなら買う!
とは言いませんでした。



そして 同時に、 その目隠しの硬さ を
どんな順番か、どれが硬く感じ、どれが柔らかく感じたか
ほぼ全員のテスターに評価してもらった結果、
なんと 実際の硬さを全く逆な、反対の
硬いものほど柔らかく感じ、柔らかいものほど硬く感じた
という評価が半数を超えたのです。


とても興味深い二つ結果で
柔らかいものほど 方向性も安定性も距離も優れ、
人間の感じる シャフトの硬さは
 実際のシャフトの硬さ通りではない
 ということでした。
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「高打ち出し/低スピン」の罠

2018年06月24日 18時23分47秒 | ゴルフ
確かに 理論上は
「高打ち出し/低スピン」というのは
ボールを遠くに飛ばす「機会」ではあります。


しかし これには重大な問題が秘めています。

それを踏まえた上で この言葉を飲み込まないと
スイングをおかしくするばかりでなく
かなり深刻に体を痛める可能性があります。


物理的に、ゴルフクラブの性能によって
高い打ちだし角度を造るのには
大きなロフトが必要です。
ところが 大きなロフトのクラブは
高い打ち出しだけでなく、多いスピンも生んでしまいます。

逆に、低スピンを作り出すには
小さなロフトが必要ですが、
これは 低い打ち出しが伴ってしまいます。


つまり ゴルフクラブの性能にとっては
「高い打ち出しと低スピン」は
相反する関係にあって
この言葉は ゴルフクラブではなく
「打ち方」「スイング」
のことを指しているのです。


ゴルフクラブの宣伝文句に
「高打ち出し/低スピン」をうたっているとすれば
私は何もしませんから、買うあなたがなんとかしてください
そう言う意味と思って間違いないと思います。



そして、問題点はまだあります。
 スイングにもうふたつ。

❶「高打ち出し/低スピン」
スイング…人間の動作にも問題を生じさせます。
高打ち出しを実行するには 煽り打ち
インパクトをかなり 上昇軌道に入れなくてはイケマセン。
手で振ろうが、体の回転で打とうが
上昇軌道というのは スイングの中では
左を向く、別な言い方では、体を開く時期を指しており
体は開いているのに
スライスさせずに ボールを打つ
といのは難易度の高いテクニックです。
高打ち出しのために上を向けば
同時に体は開くのですから
普通にしたら 「高打ち出し/高スピン」になるのを
無理やり 低スピンにするのです。…無理
その分の 歪みは体に来ます。
体を上に、左に大きくひねることになるので
体を深刻に痛める可能性が少なくないです。




この理論は ゴルフヒッティングマシン
から生まれていると言ってもよく、
人間とは全く異なる箇所の関節
アームそのものを弾いて打つ打ち方
人間がそうなれ というのはムリがあります。


❷アマチュアの平均的にボール速度
ドライバーでのボール速度は 60ms に届きません。
おそらく 56~57ms あたりでしょう。
そのボール速度だと
高打ち出し/低スピンにすれば
ボールの浮力を失い、失速します。
ボール速度 60ms をはるかに超える人
にとって 有効な方法であり、
アマチュアには 飛ばなくなる可能性だけでなく
体の痛める可能性
スイングを壊す可能性
があるのですから、
ゴルフ業界全体が気付く必要があるのですが。。。。

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ショルダーストロークとショットの深い関係

2018年06月23日 17時13分50秒 | ゴルフ


http://blog.livedoor.jp/hbs/







例えば旅館でふすまを左に開けるとき(右→左)
ショルダーストロークを使います?
使いませんよねー
よほど 建付けが悪く無ければ、体は使いません。




細かい解説は抜きで 腕で手のひらを横に押しますよね

怒っている とかでなければ
ふすまがエンドで止まる程度の
その感覚で押しますよね
ふすまの滑り具合と相応に…。

それに訓練が必要ですか?

誰かから学びました?

そりゃあ 誰かがふすまを開けるのは見て
無意識に参考にしているとは思います。
でも それは バーーーん! と最後まで
ふすまを叩きつけてはいないな、 程度の事で
その滑り具合に応じての 力加減は自分で覚えて行きます。

パッティングもそんな感じです。

まあ 市販のパターはひどいから仕方がないのはないですがね。

スイング破壊兵器の入っている
バンカーイップス製造機である
35.5インチのウエッヂのヘッド重量は 290g です。
ロフトがあり、スピードで解決できる35.5→290gなんです。
それよりも2インチ近く短い 34インチのパターの
ヘッド重量が 300g はあまりに軽すぎます。

・・・・・・・・届くわけない

ショットよりも ヘッド重量による打撃の依存度が高い
パターストロークで それは無いですね。

これでは 急がなくていい筈のパターストロークを
結局 速く動かさなくてはならなくなります。



それに加え ショルダーストロークを採用すると
どんどん上を向いてストロークして トップ気味に打つのです。

知らないとは思いますが
10mのパッティングをするのに
打たれる ボールの初期回転数は 200~500回転/分 です。
ところが トップすると 
その回転数は一気に 3倍以上~10倍 まで増えます。
それは そのまま ブレーキになります。
本来よりも より強く打たなければいけないので
よりトップしやすい というスパイラルに入る訳です。


パターヘッドが軽く
意味不明なショルダーストローク、
にはまると、ここまでパッティングが難しくなるのです。



上腕なり、肘で横に押してあげるストロークにすると
こんな所も変わってきて
それがショットに『良い意味で影響』して来ます。

その軽いパターヘッドが原因か
ショルダーストロークが原因か
はたまた ショットが始まりなのか
人それぞれかもしれませんが
その打ち方であれば ボールの置きどころは限定されます。


ショルダーストロークもオンプレーンスイングも
左グリップ、左手を横移動を止めて
ヘッドを行かせるショットになるので
『正しい位置』と比較すると
 インパクト時のグリップの位置 は
右に来易くなります。
それが ショットでのボールの置き位置にも反映します。

パターでもそうですが、
ボールの置き位置の正しい場所は左足かかと付近 です。
ウエッヂショットであっても
アプローチであっても
ボールを中寄り、右寄りに置く癖があると
気が付かないうちに 左右のグリップがルーズ
上下に離れるようになります。
左足かかとに置いていれば
その上下のルーズの分、アドレス姿勢が崩れるので
腰のラインに比べ 肩のラインが上向き~左向き
になるので、自動修正がかかります。

グリップの上下のゆるみ
アドレスのボールの位置
そして クラブの扱い
これは密接に関係するもので
どれか一つが崩れ始めると3つ同時に崩れ始めます。

パターにも関係しますが、
左サイドが高い ということは
その高い分、体を開くことになります。
体が高くなり、体を開く ということになれば
左腕の付け根 は ボールからどんどん離れる訳ですから
より一層 左グリップをそこに留める
左グリップの横移動を出来るだけしない
ストロークなり、ショットなりになって行きます。

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飛距離とヘッドスピード

2018年06月22日 15時40分21秒 | ゴルフ



http://blog.livedoor.jp/hbs/





飛ばしたい
誰もがそう思う…願いますし、
ショットにとっては 飛距離抜きに
考えることは出来ません。

ただ 現実として 私たち オジサンゴルファー が
筋トレをしたから と言ってヘッドスピードはそう伸びませんし、
おそらく ほとんど変わらないでしょう。

✋クラブの扱い方を変えれば、体力/筋力に関係なく
 飛躍的に伸びる余地のある人はものすごく大勢います。

体力や筋力がついた としても
いままで ハーフしかもたなかったのが
15番ホールまで ヘッドスピード低下がもつ
程度なんだと思います。

IMG_2813Trim(2)_Moment


飛ばない と言っている人の多くは
 ヘッドスピード信仰が非常に強い特徴があります。

 飛ばす >>> ヘッドスピードを上げる

 そして そのヘッドスピード信仰が皮肉にも
 ヘッドスピードを抑制・抑圧する結果になっています。

 ヘッドスピードが上がれば 飛距離は増す というのは嘘!
 ではないところが その問題を複雑にしていますが、
 ヘッドスピード ➽ 遠心力 ➽打撃力アップ
 と考えている限り、
 ヘッドスピードを増すと 増えるのは飛距離ではなく、
 必要な握力と無駄な動作/労力です。
  ・・・ボールには回転が多少増える程度でしょう。

 ゴルフクラブの構造をもう一度考え
 ヘッドスピードを増やす方法をガラッと変えないといけないでしょう。

rad-04-driver


①ヘッドスピード をあげるにはヘッドを動かせばいいのか?

 端的には ヘッドスピードは何の速度が上がると
 「負担なく」 ヘッドスピードがあがるのか???  です。

 多くの人が信じている「ヘッド」スピードが   ・・・ヘッド単体という意味
 増えるのは前述の通り 遠心力だけで
 握力にも負担が増しますし、その増えた遠心力による作用反作用によって
 繰り返し 出来るだけ正確に望み通りインパクトするには
 大変複雑、かつ高速な動作が必要になっていきます。
  ・・・それも倍ではなく、二乗倍のような状態で
 ですので 握力、特に左手の握力の低下と飛距離はほぼ比例関係にあります。
 また 多くの方が試されている、経験済みと思いますが
 速く振ったつもりでも、実際のヘッドスピードには差がなく
 単に大きなミスが増えていきます。
 ですので 実際のコースでのショットは
 振れるけど、安定的に打てる妥協点を採用しているに過ぎません。




 ゴルフショットは個人の行う遊びですから、
 自己メインテナンスが必須な遊びです。

 ショットが狂ってきたとき、ミスショットが連発した時、
 簡単に出来る自己メンテ、自己修復がないと
 波の大きい 一発屋のゴルフから卒業出来ません。

 ヘッドスピード信仰が強く、遠心力増大=飛距離アップ
 と信じている人は
 ボールに確定的に当たる位置にグリップを行かせてから
 ヘッドをリリース!
 シャフトでクラブはつながっていますが、 ヘッドを放っぽり投げる
 打撃方法をしているので 修正の方法が存在しません。

 遠心力を信じているので 体を回し 
 1.体  2.腕  3.クラブ
 という順番で モノを動かすので
 体を止めようとしていますが、実際には振り遅れになり、
 インパクト時は必ず 右が低く、ボールに近づき
 左が高く、ボールから離れますから
 アプローチやフェアウェイウッドなどが得意になれません。
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 そして オジサンゴルファーにとって
 最大の問題は その方法は体への負担が大きく、
 ✋一番速度の要するところで体を止め
  離れていこうとする左サイドの為、
  負担が大きくなり易い左腕を突っ張らなくてはなりません。
  腕が突っ張らかった状態で衝撃やひねりが入れば傷むのは当然
 非常に危険です。


 飛ばし に悩んでいる人がそこを脱するには
 頭の切り替えが絶対条件です。

 ヘッドのスピードは グリップスピードに依存しており
 そのグリップスピードは動作速度に依存しています。
 ✊体を速く回せ という意味ではありません。
 グリップが移動した分 だけ 方向も速度も量そのものも
 ヘッドが移動する という観念が存在していないのでしょうね…。

 モノを速く動かしたとき、移動させたとき、
 当然 慣性や遠心力が増えていきますが、
 それが動作速度の妨げにならず、
 自分でグリップを いつ どこに どのように 移動させてきたか
 把握できないと 飛ぶこともつかめませんし、
 繰り返せる目安も見つかりませんし、
 ほかのショット、ショット全般の向上ににつながっていきません。

 ヘッドスピードなんですから それは
 インパクトの瞬間の  瞬間的なチカラ ではなく
 流れの中、時間進行の中の 移動速度 です。
 移動速度の妨げになるモノを出来るだけ排除しないと
 ヘッド「スピード」を上げることは物理的に出来ません。

  ✌念力で飛ぶクラブが売りに出されるのをお待ちくださいませ
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ワールドカップサッカーを見て

2018年06月22日 14時49分19秒 | ゴルフ


ワールドカップサッカー 注目の的 ですねー。
 日本代表チームも頑張っていますねー(^^♪

サッカーも見てもそうですが、
個人の技術力があります。
シュート力やトラップする技術、ドリブルする技術
詳しくはわかりませんが
野球のキャッチボールなどと同じ基礎練習から始まるのでしょう。
しかし こと 実際に試合(ゴルフで言うとラウンド) となると
それはある程度、その大会に出る一定のレベル であれば
「ゲーム」である ということが重要になってくるのだと思います。 

スポーツはなんでもそうですが、
人間ですから 完全に一定でもないですし、ミスもします。
そのミスをした時にどうするのか
対戦スポーツであれば、相手にミスをさせるにはどうすればいいのか
どういう心理状態に追い込めば そうなり易いのか
今 何が一番確率の高い攻撃方法なのか
そういうモノの共通認識の高いチームほど 負けないのだと思います。

つまり 一つのプレーが発生した時、
リアルタイムでそのプレーを成功させるのには
スイングやショット力の個人技能に依存し易いですが、
前提として そのプレー、そのショットを成功するか否かは、
既に そのプレーよりも前におおよその確率は決まっている
のだと思います。

ワールドカップレベルのプレーを見ていると
非常にそれが分かりやすいです。

そのプレーを成功させるために
かなり事前の準備をするでしょう。
 試合前のキャンプや練習なども含めて。
そして 実際に試合中でも
そのプレーを成功させるために
囮になる選手が走ったり、
 フリーになる選手を作るため 前に1アクションあったり と
その下準備が面白く感じます。

全くぶっつけ本番で
出来るかどうかも見えない、夢のようなプレーは
決して選択しない ですね。

サッカーはゲームとしてシンプルですから
それが非常に強く感じ取れます。
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清く正しく、体にやさしいフックボールを!

2018年06月21日 14時11分51秒 | ゴルフ


けっして 右回転のボールの方が良くない、悪い
と言っているのではありませんが
余りあるほどのヘッドスピードがないのであれば
飛距離を出すには 左回転の方が良いでしょう。

本質的に、ゴルフクラブも左回転を入れることは得意 です。

オジサンゴルファーにとって
飛ばし → 左回転の方が有利
なのは
ゴルフクラブの形状・特性によるものです。

ゴルフクラブは フェースの向きとロフト角度
そして入射角度というのは 絡みあっているので
右回転が入る弾道 というのは 高さ、もしくは スピン量豊富
がくっ付いてきます。

低ければよい、低スピンなら良い とは
決して思いませんが、
適切な高さ、適切なスピン というのは
平均的には 今の自分の状態・弾道よりも 低め・少なめ になるでしょう。

どちらの回転が入っているにしても
どちらの弾道にも特性があります。

右回転で飛ばすなら、絶対的なボールスピードも必要ですが、
低めに抑える必要があります。
逆に 左回転で飛ばすなら ボールスピードを意識する必要はありませんが、
ある程度の高さが必要になります。


よって ヘッドターン・ヘッドの返しで 左回転 を作る方法は
よほど ヘッドスピードが速くない限り、
左回転の成功 と 打ち出し上下角度の低さ、
         (キャリーボールが確保し辛い)
左回転の成功 と 打ち出し左右角度が㊧、
         (左回転が目標から離れていく)
がパックになっているので 清く正しい左回転 ではありません。
       ( ;∀;)一言でいえば 単なる「ひっかけ」です。

清く正しく 体にやさしい 左回転~フックボール を打つには
物理的には
 飛球線に対し フェースが右を向いた 状態で、インパクトを迎えます。
 別な言い方では インサイドから打つ ということです。

ロフトは締まっている →ボールは長さなりの入射・降下で
上から打ちますが、フェースの向きは閉じません。

左回転を持ち球 にする ということは
結果として出てしまったミスを除き、
出来るだけミスが増えないよう、
ボールを、弾道を管理しなくてはいけません。

左回転は 締まったロフトで打ちますから
縦回転が少なく
 ボールが曲がるか、大きく曲がるか
の基礎になる分母が小さいのです。

右回転であれば 平均的な縦の回転数 は
4000回転以上 が分母になりますから
横回転が 1000回転でも 数値としては 0.25 ですが、
㊧回転だと その数値(縦回転)は 2500回転くらいになるので
同じ横回転の 1000回転では 0.40 になります。

0.25の数値では 弾道に曲がりが出ません。
0.40の数値では かなり はっきりと曲がります。

2500回転の縦回転に対し 0.25 の数値は
625回転という とても微妙な数値
つまり 左回転を自分の持ち球にする限り
 より回転の大小には敏感なショットが必要になるのです。

右回転を打っている限り
横の回転数が 1500でも 1000でも
あまり大きな弾道の違いになり難いのですが
左回転をうつと
500回転と800回転で 弾道に大きな差が出るので
安定し難い方法(フェースローテーション)を採用するのはとても危険なのです。
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ゴルフクラブ◇シャフトの歴史とスイングの変遷

2018年06月21日 12時01分13秒 | ゴルフ

昔のゴルフはヒッコリーシャフトが中心で、
ゴルフをするのには
「如何にシャフトをひねらず、
ボールを確実に遠くに飛ばすか。」
であった。

何故ならば、
クラブを捻ってしまうとたちまちシャフトが折れてしまい、
一球も打たずに壊れてしまうこともあるからだ。

その頃のゴルフは貴族の嗜みではあるが、
主人と小姓さんがいろいろ考え工夫し、
自前で工作したゴルフクラブを使うものであったから、
壊れたものをお金でまた買い直せる
ではなく、また一から材料を吟味し削っていく。

 大変な手間である。

だから、シャフトを壊さないように、大切に打つのだ。 


しかし、これではあまりにも限られた人の娯楽になってしまう、
そこで技術に関係なく、
ゴルフというスポーツを楽しんでもらう為、

   壊れないシャフト=スチールシャフトなのである。 

 今では、まるでスチールシャフトは
上級者が使うもののように思われているが、
始まりは ちゃんとゴルフクラブを扱えない
ちゃんとスイングできない人向けのモノだったのである。

 開発、発売当初は
  「正しいスウィングをしなくても出来る、
壊れない上に非常に長持ち。しかも安い。」

 というのが売り文句であった。



ヒッコリーシャフトのクラブでは
ネック付近の破損防止のために
ヘッドのホーゼル部分やシャフトの先端は
非常に太く仕上げ強度を保ったが、
スチールシャフトはその必要がなく、
すっきりとしたネック部を作ることもできたのだ。


スチールシャフトの最大の特性はねじれ剛性が高く、
ヒッコリーではだめだった捻る動きを容認したことだろう。

  これにより経済的に限られた人ばかりでなく、
   技術的にもヒッコリーでは継続してゴルフができなかった人に門戸が開かれた。


またシャフトも安価で簡単に製造できるようになり、
大量生産の時代に入ったわけだ。 


海外のプロの世界ではちょうど過渡期にかなりの人が
  道具によるスウィングの変化に苦しんだようだ。

クラブを捻る動きを入れない人にとっては 
ヘッド付近の重量が軽いクラブは飛距離が出ないばかりでなく、
タイミングも取り難い

 そして、このスチールシャフトの特性を考慮し、

本来のヒッコリーでは完全なる禁じ手であった捻る動きを利用し、

ヘッド重量の低下を動きのスピードアップで補ったのが
ベン・ホーガン氏である。


ベン・ホーガンの一番特徴的な動きが手首の内転・外転、

 正式に言うと肘関節の回内・回外という動きである。
(もしくは肩関節の外旋・内旋)

 回内とは「前ならえ」の状態から掌を下に向ける動きで、

 回外とはその掌を上に向ける動きを指すのだが 

 この動きはゴルフクラブの構造と
重量配分を無視した動きだと思っている。

ゴルフクラブにはそれぞれ角度があり
距離/方向ともに とても密接につながっている。
いびつな構造のゴルフクラブを 回内 回外 という
ねじる動きで使うことを推奨する・・・ のは
やはり 間違っていると思う。
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₍ゴルフクラブ₎ 柔らかいシャフト 重いヘッド

2018年06月19日 11時13分50秒 | ゴルフ
今まで通り 軽くて振り回しやすいクラブに慣れていたゴルファーが
柔らかいシャフト/重いヘッドのクラブでボールを打つと
ど天ぷらか、右への大きなスライスになる可能性は高いでしょう。

一般的には柔らかいイコール遅れる と思われていますが、
半分正しく、半分間違っています。



正しい方は シャフトは硬かろうが、柔らかろうが、
長い棒状の物体の先端でボールを打撃する
という意味では
 グリップよりも先端部は遅れる というか
 右打ちで言うのなら 右にズレます。

ですので ハンドファースト なんてゴルフ用語もある訳です。

本来は ハンドファースト
・・・グリップに対しヘッドが遅れれば 「ロフトが立つ」訳ですから
遅れた分、低い球やフック回転のボールになる筈・・・ですが、
大抵は その逆 高い球、スライス回転の球になります。

遅れた・・ヘッドの方が右にズレたコトが 間違っているのではなく
右にズレた時、クラブがどうなっているか の方が問題なのです。



常識的に考え、自分が動くことによってゴルフクラブも動き、
長い棒状の物体の その先端には重さがあり、
その重さが破壊力の助力になるゴルフクラブが
動力源である人間の動きに完全に追随することや
その動きを追い越すことは 不自然です。

遅れて当然、右にズレて当然 というか 自然なのです。

それを ロフトの開き、フェースの開き、にせず
ロフトの閉じ に変えれば良いだけのコト! なのです。


ドライバーで言うと
 市販の軽いヘッドで 190g
 弊社の悶絶ヘッドで 240g
あります。

これに長さが付いており、運動~移動させれば
数キロ 十数キロ のヘッドの重さになります。



その動きの動力源は人間の動作なのですから
その動作を追い越すことは 非常に不自然なのです。
しかも ゴルフクラブは 角度が大切な道具 です。
ですので 遅れて当然、遅れてロフトが立つ コトがショットです。

クラブの長さがあり、ヘッドの重さがある。
その番手や長さに対して 自分の動作スピードがヘッドスピードを作り
それはある程度一定のモノ。
がゆえに 機械的に似たロフトで打てる仕組みになっています。
ミス…は別として、打ってみないと どのロフトになるのかわからないのであれば
番手を選んだ意味も、本数を携帯している意味も失ってしまいます。
そこを踏まえて テークバックだけでなく
アドレスやグリップ、クラブの扱い方を考え直してください。

この一歩目の ボタンの掛け違いが
何十年に渡るゴルフスイングの迷路の始まりなのです。
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クラブ・ヘッドの重さとスイングの仕組み

2018年06月18日 14時37分29秒 | ゴルフ


ゴルフクラブのカタログを見ると
総重量、重心、慣性モーメント など、
特にヘッドの性格、特性になると
より顕著に「重さ」に関連した言葉ばかり。



重さをどう使うか
どう利用するか が クラブの扱い方と
言っても決して過言ではないでしょう。

その重さの使い方も
ダイレクトに その重さを振り回して
ボールにぶつけるのではなく
その重さによって 自分がどう動かされていくのか
というのが スイング動作のテーマ になっていきます。 

長い棒の先にある重さを振り回せば
 遠心力が増えて、打撃力が増す
  …それではあまりに浅はか過ぎです。


ゴルフクラブの場合、ご存知のように重さは
シャフトの先端にある ヘッドに集中しています。

そして 重さは当たり前ですが重力方向の 縦方向に掛かるものです。

おそらく…ですが、ゴルフクラブが対称性の強い形状・性質であれば
重力方向、縦方向にシンプルに動かすのが正解。。。なのかも知れませんが、
実際のゴルフクラブに対称性な部分はなく、特にヘッドは前後左右上下非対称。

重さの集中するヘッド部を その重さ通り
縦に動かしてしまうと 体の動作とは切り離された単独の動き になってしまいます。

手で持ってはいるものの ヘッドの動きと動作に関連性が生まれません。
動作と関連性のないクラブの動きは 逆に動作の阻害要素になります。
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クラブの形 ヘッドの重さを活かし
それを動作とつなげるには クラブの位置や姿勢が重要になりますが、
『いかに 縦方向に落下したがる重さを
 体の回転という横方向への力に変換するか』です。

これから打ちます! というトップオブスイングでは
ヘッドの方が高く、グリップ部の方が低くなっているのですから
ヘッドの重さ、クラブの重さは グリップ、それを持っている手に掛かっています。
それをその重さの助力も伴い 動かしてあげないと
重さと動作がつながっていきません。

グリップ・握る方の上下の順序もそこら辺が理由で
その順序になっているのだと思います。

前傾姿勢のおかげで
右を向いているときは左が低くなっています。
胴体をねじって 肩だけ、腕だけで クラブを動かしていると
テークバックを取っていると この作用は利用できません。

トップの位置で クラブの重さがグリップに掛かっており
その状態では左グリップ、左サイドの方が低くなっているのですから
その重さは 左サイドを逃がすことで回転に変換できます。
その重さで 左サイドが逃げることが回転になっていきます。



その仕組みを利用しなくてはいけません。

重さ に逆らわず、
自然なその負荷を利用しなくてはいけません。

そこが力みになるか、チカラになるかは
『打ち手の知恵』次第なのです。
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ゴルフグローブのお話

2018年06月17日 10時49分37秒 | ゴルフ
手のマメのお話^^

鬼のような練習量があれば それはそれで出来てしまうのかも
しれませんが、まずシンプルに用具でマメは防止出来ます。

まず 手に汗をかいて
手袋がかなり湿ってきたら
乾いたものにローテーションしてください。
何枚かでローテーションすれば
そこそこの球数打っても マメを作らずに済みます。



次に 多くのゴルファーがそうですが
大きいグローブを使い過ぎです。
お店に来られた方は分かるかもしれませんが、
私は手が大きいです。
プロスポーツ選手(バスケとかプロレスとか)
そう言う人を除いて、自分より手の大きい人に
殆ど会ったことがありません。
多分 皆さんのグローブ選びの観点で言うと
サイズは L ➡ 26とか25 を選ぶと思います。
でも、私が実際にしているグローブは
メーカーや機種,素材にもよりますが、 22か23 です。
(コースで使うのなら 21も考えます)
どこかで書いて記憶がありますが、
大きい手袋を使うというのは とても損しています。
ぴったり、もしくはキツキツのグローブを使えば
握力を多く使わなくとも グローブがグリップを握ってくれます。
そして、小さめのグローブでは
自然の手のひらが手のひらとして使え
拳骨を作ることが難しくなります。
正しく握りやすくなる ということです。

手のまめは 湿っていることから始まりますが
基本は摩擦です。
スイング中に動かしている というのもありますが
大きな手袋は手袋の中で手が遊んで
手袋自身と手の不必要な摩擦が発生してしまいます。

新品を装着する時はきついかも知れませんが
慣れてしまえば 小さめのグローブはグリップすることの
補助具として大変有能です。
○○シープの本革の手袋を使う必要なんてありません。
1000円もしないような合皮のもので十分です。
自分の手の入れられる最小サイズ
新品の時は 少々しびれる位 小さめのグローブを
一度試してみて下さい。(痛くない程度のものね)
使い込んでくると伸びてくることも計算に入れてくださいね。

最近の伸びる素材を使っているものなんか
本来のルールでは 違反? じゃないか という位
かなり補助具として使えます。
是非 試してみてください
グローブを変えるだけで 多分グリップも変わってきます。
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