【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

平成末期のスイング論

2018年06月12日 19時31分53秒 | ゴルフ







先日、クラブを見たい という初めてのお客様がお店を訪れました。

そのお客様との会話の中で
「いま65歳だから あと何年出来ることか…」と仰いましたが
実際には日本の本当にプレイしているゴルファーの
『平均年齢ど真ん中ストライク』なのではないかと思います。

あと何年出来るか、ではなく
まだ半分に到達したばかりなのです。


何を言いたいか というと私も既に半世紀は生きましたが、
私の年齢で ゴルフスイングを覚えるのに
高校の部活のような訳には行きません。

出来ること、出来そうなこと、
出来そうもないことは ぼんやりですがわかります。

今 スイングを教えている層(年齢層)は
教える対象~生徒さん の現状を理解出来ていません。
お金を出してスイングを教わる年齢層は
その平均年齢付近が多いわけですし、
若い方でも 運動不足気味の華奢な女性 だったりします。

10代からゴルフに慣れ親しみ、
連日 数百球の球を打ち込んで覚えたことは
その対象の人たちには通用しませんし、
逆に それを学ぶ、教わる人たちも
自分に出来そうなこと、続けられそうなこと
特に 自分の身体能力に関して 現状を把握するべきでしょう。

スピードで解決するなんて もう出来ません。
スピードを上げなくても、動作速度に頼らなくても
距離が落ちない、ボールが飛ぶ方法が欲しいんです。

速く振らなくても距離の落ちないクラブが欲しいんです。



速く振れれば飛ぶのは誰でも分かりますが、
それが出来ないから悩んでいるのです。
同時に 速く振ろうとすれば、繰り返しやすい動きや安定した動きからは
遠ざかることになるのは明白なのですから、
身体能力で解決するスイングを教えよう、学ぼう とすること自体
始めから無理難題なのです。

確かに 今販売されているクラブは
例外がないほど、お助けクラブではなく
基本 速く振らないと、速く動作しないと
飛びに関しては 無情なモノばかり です。

正直、ゴルフプレイヤーの平均年齢が60台半ば、
ゴルフにお金の使える層も少なくとも 50台以上
ということを無視した、若者が使うようなクラブばかり ですから
そうせざるを得ないのは致し方ない…のは致し方ないのですが、
スイングにしても、クラブにしても 遊びとはいえ
ちょっと夢見がち過ぎ な気がしてなりません。
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ゴルフクラブを選ぶ際の最大の注意点

2018年06月12日 19時06分34秒 | ゴルフ
平成の頭頃、そしてそれ以前と比べ
パターも含め 全部を一括して買う とか
セットを同じ機種で揃える というが
だいぶ 減ってきているように思えます。

アイアンも セットになっているのが
昔は #3~SW の 8~9本であったのが
販売総価格を下げるためだと思うのですが
いまや #6~PW 5本がスタートキット
であったりして
それが故に ウエッヂは全く違う機種
なんてことも少なくありません。



フェアウェイウッドの他に ユーティリティ
という微妙な存在も割って入って来て
今や定着していますから
バッグの中に 何種類ものブランドや銘柄
が雑多に入っている"時代"なんでしょう。

機種やブランドが違うことには何の問題もないのですが、
セットの流れ
ドライバーから始まり 出来ればパターまで
少なくともウエッヂまで
セットの流れ…として
似たような「シャフトの硬さ」が
使われていることが
セット と呼べる最低条件だと思います。

各機種、各番手のシャフトの硬さが異なっても
コースでは
 それをやり直しや慣れるまで打つコトは出来ない
     一発勝負です。
シャフトの硬さが異なると
 硬い➟柔らかい 柔らかい➟硬い
では ある一定のミスショットが
かなりの確率で出るようになります。

厳密に見ると 同じブランド・銘柄のアイアン「セット」
であっても、かなりシャフトの硬さはバラついています。

ドライバー ・ フェアウェイウッド ・ ユーティリティ
アイアン ・ ウエッヂ、 そしてパター
これらが別々な シャフトの硬さ であると
その硬さに応じて 適切なタイミングやボールの位置
出る球の特性など それぞれ バラバラ ということですから
当然 ゴルフが上手く行き難くなる訳です。

総じて どこのメーカーも 飛ばさせるため
ドライバーのシャフトは フェアウェイウッドに比べ
やや柔らかめです。
ですので フェアウェイウッドがあまり好きでない方にとって
フェアウェイウッドはあまり扱い易いモノではないと言えます。
単価を下げるため…と言う理由だと思いますが、
いまや ユーティリティはウッド用のシャフトを
装着しているモノが少なくなり、
そのフェアウェイウッドよりも さらに 硬め です。
アイアンについては 言うに及ばず
軽量であろうが無かろうが、スチールシャフトである限り
ドライバーやウッド系とは かなりシャフトの硬さが異なり
単純には言い切れませんが、
シャフトのフレックス表示が Rとか、Sとか
何と表示されていようが
ウッド系に比べ、 5フレックス位 アイアンが硬い
と考えて良いと思います。
総体的な ボールの置き位置を見ても それは顕著です。

フルショットする頻度の少ない ウエッヂは
アイアンよりも ほのかに柔らかいモノの方が
使いやすいのですが、ウエッヂだけを別売りに買う場合
ブランドにこだわるケースが少なくないですから
逆に ウエッヂの方が硬め。。。 が故に
アプローチ苦手から脱出できない なんて
悲劇のような、喜劇のような・・・。



◯◯のブランドが好き とか
🔴🔴のブランドが嫌い など
それはそれで構わないと思うのですが、
少なくとも セット…である限りは
似たような「シャフトの硬さ」に
もう少し意識を払うべきだと思いますよー
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ボールは上から潰したい(*^_^*)

2018年06月12日 18時59分23秒 | ゴルフ
頑張ってる君のスイングも
かなり熟成度が上がってきています。

しかし、まだなかなかコースでは
高確率・・・という訳には行かず
悶絶の日々を送っているようです。

頑張ってる君だけでなく 多くのゴルファーがそうで
いまや トッププロまでもそうなのですが、
頻度よく、ボールを上から打つことが出来ません。

ボールを上から打てないと
必ずと言ってよいほど 「振り遅れ」になり
振り遅れは 体の開き あおり しゃくり と同意語ですから
ダフりやトップのミスの可能性も当然増えます。

中高年にとって 振り遅れは
インパクトという 自分の動作以外の大きな負荷が掛かる付近で
体の回転を止めなくてはならず、
にもかかわらず 腕はより早く振らなければいけない
という 体を痛める可能性の高い打撃方法 です。




上から打てない 打撃方法では
左グリップを回転軸に
その周りを右のグリップが周回するような形をとります。
(キャスティング なんていう言葉も使われたりします)
これでも ボールは打てますし、
無駄にスピードがあれば 飛ばなくはありません。
ゴルフ経験が豊富な人ほど
この 過重な労働は「打ち応え」「振り応え」として
記憶していますから そこがスイングをよくする難敵だったりします。

左グリップの周りを 右グリップが周回しますから
当然 左グリップは強く握り、小さな塊にする必要があります。
右手を使って シャフトを回転させますから
左右の密着感は希薄で 双方が離れているので
アドレスの姿勢もゆがみ気味になります。

先日の記事でも書きましたが、
右向きが、骨盤~体の右向きが足らないのは論外ですが、
右向きが足りている にしても
左グリップを軸に右グリップを周回させれば
ヘッドの通り道は大きく長くなりますから
適切なインパクト時間 には間に合いません。

スイングでは 本来
トップの位置で クラブの重さを使って
グリップエンドを下げる・・・落とすものですが、
この 打撃方法では
左グリップを動かすと それが軸・回転軸になるので
周回させつらくなりますから
左グリップ・グリップエンドを動かす癖がつき辛く
また 当然 その行為をするためのテークバック
をとる癖が強く出ます。


インパクトは単なる通過点ですが、
あえて言うのなら
左グリップ(手)のほうが右グリップよりも低く
左グリップのほうが微妙にボールに近い
そして グリップ自体が 下がっている過程
ボールに近づいている過程 
そんなインパクト通過点がほしいです。
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