【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

現代ゴルフクラブ考察 ウエッヂ編

2018年06月14日 14時50分52秒 | ゴルフ




ゴルフクラブには ちょっとした矛盾があります。

一つには
アイアンセットがあります。

アイアン は重心が深く モーメントが高く
重心が低い方が良いのですが
それは ひとえに ボールが上げやすい
と言うことを 指しているのです。

しかし 上げやすいクラブは
総じて ストロングロフトになっています。

最近では 22度位のロフトの 5番アイアン
も有る位で 2番アイアンのロフトと言っても
過言ではありません。
7番アイアンでも 30度を切るモノもあります...

ま これはさておき
上がり易いアイアンヘッド。。。
この上がり易さは 大きなロフト
45度以上では 使い難さを生んでしまいます。

クラブの構造とロフト 重心位置の関係から
45度以上のクラブは 重心が高め
重心浅めの方が 距離を打ち分ける と言う用途の
多いウエッヂには適切なのです。




ですから やさしい と呼ばれるアイアンセットの
ウエッヂは ウエッヂとしては使い難いモノが
組み込まれてしまいます。
(あんまりにも 違う形状ってわけにいきませんから)
かと言って ウエッヂが使いやすい構造・機能を
軸にして アイアンセットを作ってしまえば
ミドルやロングアイアンが難しいものになってしまいます。
(こっちのほうが 売れないでしょうね)

で ウエッヂだけを別に購入しよう とすると

何故か 日本の場合
ウエッヂの単品売り されるものは
スチール用のヘッド(超軽量ヘッド) な上に
バンス角度 バンス幅の小さなモノ ばかりです。

正直 バンス角度の小さな(少ない)モノを使って
いるのは クラブの機能は使えません 使いません
と言っているのと同じですから
セットと別に買い増す意味がありません。

ウエッヂ アプローチ用途の中でも
バンカーショットというのは アマチュアの悩みの
一つですから それを助ける
バンス角度 バンス幅 ヘッド重量 は
絶対の 3種の神器 と言えるのです。

アプローチにおいても バンス角度 バンス幅等
バンスのしっかりしたモノほど 安定した距離を
打ち続けるコトが可能になります。

バンスのあるクラブの方が ラフからでも
勿論 フェアウェイ からでも
圧倒的な安定度がありますし
クラブの正しい使い方を覚えてくれば
ベアグランドからもでも効果を発揮します。



そして やっぱり ヘッド重量 です。

グリーン周りからのアプローチで
無理やり ウエッヂを使うことをお薦めはしませんが
ゴルフクラブのあらゆる能書きや効能も
ヘッド重量に勝つことは出来ません。

最後はヘッド重量 重量が勝つのです。

パターを除けば 全てのクラブの中で
最重量のウエッヂ。。。 その意味は重いです。

軽量ヘッドの装着されたウエッヂなど
クラブとして 何の意味もない と言えるほどです。
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パッティングはオーバースピンをかけるなんて真っ赤な嘘

2018年06月14日 13時43分28秒 | ゴルフ
よく『パッティングはオーバースピンをかけろ』
なんて言いますが、それは嘘っぱちです。


確かに 球体であるボールが転がれば
車のタイヤが転がるように順回転で転がります。
放っておいてもオーバースピンはかかります。

しかし パッティングの重要なポイントは
オーバースピンなどのスピンをかけることではなく
『管理しやすい距離感を構築し
打ちたい距離をちゃんと打つこと』です

良い転がりを打つという事は
同じ距離を打つのに
たくさん回転させることではなく
逆に
少ない回転でその距離を届かせること です。

転がり というのは基本抵抗によって生まれます。
たくさん回転するという事は
そのまま 抵抗を増やすことになる 訳です。



パッティングにとっては
管理しやすい距離感
…いつも同じ距離を打てる感じ
感覚として掴みやすい距離感
ということになれば
◎小さなストローク
◎遅いストローク の方が
✖大きなストローク
✖速いストローク よりも
はるかに管理しやすくなるはずです。

今、目にするパッティングの多くは
振り子を使って 上に弾く打撃方法です。
これでは ボールは無駄に飛ばない方法で
距離の管理もしにくくなります。
まあ 軽いヘッドのパターを使ってる結末ではありますが…。

コースで、グリーン上では
ボールは自分の自重分 芝に沈んでいます。
故に まず 始めはそのくぼみになるボールを
打ち出してあげなくてはなりません。

それを「オーバースピンをかける」というお題目の元
上に弾いてしまうと、いきなりそのくぼみの壁にぶつかって
跳ねて飛び出すことになります。
これでまず失速します。

初段で跳ねますから、ラインにも乗らないので
方向も安定しません。

距離感は 「距離」感です。
距離とは横への移動です。
ボールを押してあげればいいだけで
その『押し具合』が打ち手としての距離感です。



距離感が掴みやすいポイントとしては
ボールの移動速度とヘッドの移動速度が
出来るだけ近い方が良く、
弾いて打つような方法では距離感は掴み辛くなります。
軽いヘッドのパターでは弾かないと飛ばないですけどね…。

出来るだけ ロフトを変えず
地面に平行とは言わないまでも
地面との関係で 出来るだけ円を描かず
打ちだし方向に押してあげる だけ。

そういうパッティングの出来るパターを持てば
『毎度入る』とは言えないまでも
距離感は掴みやすく、パッティングで悩むことはなくなる
と断言できます。
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