【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

軽いゴルフクラブ、特に軽量ヘッドは故障の原因

2019年12月28日 20時17分30秒 | ゴルフ

重量の軽いゴルフクラブは非常に罪深い。


恐らく その「軽いゴルフクラブ」を選ぶゴルファー 軽い➟「振り易い」

 という判断なのだと思う。

少々 物騒な例えではあるけれど 

車が二台 正面衝突したら  軽い車と重い車 

どちらが致命傷を負いそうか どちらの車が大破しそうか そういうものに等しい。

質量は それそのものがエネルギーなので 破壊力もそうだけれど、

衝撃なども吸収するに等しい だから 

軽いヘッド程細かい関節などに故障を誘発するし 軽いクラブ ということは

「自分が速く振る」ということが 前提だから どうしょうもない。

 速く振って飛ばす のと ゆっくり振って飛ぶ のと 飛距離だけでなく、

方向なども必要なゴルフの場合 どちらを目標にすべきか は本来、明白な筈だけれど…。

自分でも体験中だけれど 加齢してくると 

急激な加速や減速 ゴルフに限らないけれど そういう動きは怖い…。

 筋を痛めたり、痛みを誘発するので避けたいはずだけど 

それを無視し、振り易い という怠けのココロが 自分の関節などを痛めていくのだ…。

 

004

そもそも 軽い…というのには 5種類あって

 ①総重量が軽い  45インチで平均的なドライバーは

 総重量300g  ヘッド 190 シャフト50 グリップ50  こんな配分が平均的なところだけれど  昨

今ではグリップの軽量化が進んでいるので  総重量 280g は少なくない。

②ヘッド重量が軽い  これが一番問題だろう。

・・・ヘッドは打撃の要  静止時、ボールの重さは45g だが

  打撃をして 200mも飛ばすとすると  その質量は およそ 1トン になる。 

 1トンの破壊力がないと 45gの物体を200m  移動させることは出来ない。

 実際に実験してみたけれど  基準値を 45インチ/300g ヘッド重量190g として

  ゴルフクラブの総重量にしても  ヘッド重量にしても  総重量を40g軽く しても

  ヘッド重量を40g軽く しても  ヘッドスピードは ほとんど変わらない。

    ☛違いが完全にない…とは言えないが 

 ヘッドスピードが速くなるのは 始めの10球位までで  それ以上打ち続けると元に戻ってくる。
 最終的には、  4人の人が30球ずつ打っても 1msの差は出ない。
 人によっては 軽いモノの方が遅い場合もある。
  ボールを打撃するエネルギーは  ヘッド重量 × スピード の二乗に比例し 

 ヘッド重量が減って  距離が変わらない、距離が伸びたのは 

 ①慣れるまでの間、軽くなってスピードが上がる

  ②ヘッドが軽くなって ヘッドターンがしやすくなった    ✋おそらく だろう。

   ③シャフト重量が軽い  これは特に問題がない。  

強度や剛性が保てているのであれば  シャフト重量とヘッドスピードや距離との関係に

  なにか特性はない。  シャフトはドライバーであれば

 1m近い棒で  30g軽くなったとしても  各10センチ毎には 3gしか軽くなっていない。

    シャフトが軽くなると スイングウエイト  

俗にいうバランスの数値が変わる…と考える人がいるが 

 シャフトには シャフトのバランス  先端と後端でどのような重さ配分になっているか

  重量ではなく、機種ごとに色々あるので  そちらの方が問題。

  総じて 軽いシャフトの場合、強度の心配が生まれるので

  先端部を補強して、先端部が重くなり易い。

  軽いヘッドとの組み合わせがニーズ的にも多いので  軽いシャフトはそういう構造が主。

  シャフトの問題というより やはり打撃部の重量がポイント。  

①②③の複合 

⑤重量に関係なく自分に適している

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⑤は問題がないので言及しないが 特にヘッド重量が軽くなる

 というのは 安易なゴルフ用語を用いれば

  ヘッドの芯、スウィートスポットが小さくなる のと同意語 ヘッド重量が減れば

 ヘッドの慣性力が減るので 打撃のミスなどによる影響が大きく

 計測したデータで言うと  軽いヘッドほど 

インパクト前のヘッドスピードと  インパクト後のヘッドスピードに差が大きく、

  基準値のモノで  37ms ➟ 31ms

  40g軽くすると 37ms ➟ 26ms 

 40g重くすると 37ms ➟ 33ms  こんな具合になる。
 

軽いヘッドで打撃すると  瞬間 ボールの質量に負けて 

 ヘッドスピードが約10msも落ちる  ある意味 止められてしまっている訳 だ。

 これが体に良い筈もない。

スナップショット 2 (2014-03-03 22-28)

そして 軽いヘッドを使う、もしくは好む典型的なスイングは

 『ヘッドターンを多用する』スイングに当たると思うが、

 ヘッドのミスの寛容性の低くなった軽いヘッドのクラブで

 ヘッドターンを多用しても安定して打つのには 今まで以上の練習量、頻度、球数が必要になる。
それをしている人が認識していないが 

 ヘッドターンをするのには  クラブの移動を止める、体を止める

 という行為が不可欠で それ自体、体に悪いのに

 更にインパクトで重さの衝撃を受けるようになるのだから まあ 自虐的…と言えなくもない。

今 流通しているドライバーには 長尺とは言え

 ヘッド重量が150gを切る ものもあり この手のドライバーは

 ヘッドスピードが 25msにも満たないような

 体を痛めないインパクトで済んでしまう人のみ 本当は使うことが出来ると言える。

まあ どんなクラブで、どんなゴルフをして どんなスイングをするかは

 それぞれの人の自由だし それを選択するのもゴルフの楽しみだけれど

 体の痛みを誘発するクラブを使うのは出来れば避けるべき とハミングバードでは考えている。
重いヘッド 柔らかいシャフトは ホントーに ホントーに

 痛みや故障と無縁なゴルフクラブ と 断言できるんだけどね。  

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パッティングはオーバースピンをかけるなんて真っ赤な嘘

2019年12月28日 15時12分15秒 | ゴルフ

よく『パッティングはオーバースピンをかけろ』 なんて言いますが、それは嘘っぱちです。

005

確かに 球体であるボールが転がれば 車のタイヤが転がるように順回転で転がります。 

放っておいてもオーバースピンはかかります。

しかし パッティングの重要なポイントは オーバースピンなどの

スピンをかけることではなく

 『管理しやすい距離感を構築し 打ちたい距離をちゃんと打つこと』です

良い転がりを打つという事は 同じ距離を打つのに 

たくさん回転させることではなく 逆に 少ない回転でその距離を届かせること です。

 転がり というのは基本抵抗によって生まれます。

 たくさん回転するという事は そのまま 抵抗を増やすことになる 訳です。

 
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パッティングにとっては 管理しやすい距離感 …

いつも同じ距離を打てる感じ 感覚として掴みやすい距離感 ということになれば

 ◎小さなストローク ◎遅いストローク の方が

 ✖大きなストローク

 ✖速いストローク よりも はるかに管理しやすくなるはずです。

 今、目にするパッティングの多くは 振り子を使って 

上に弾く打撃方法です。 

これでは ボールは無駄に飛ばない方法で 距離の管理もしにくくなります。

 まあ 軽いヘッドのパターを使ってる結末ではありますが…。
コースで、グリーン上では ボールは自分の自重分 芝に沈んでいます。 

故に まず 始めはそのくぼみになるボールを 打ち出してあげなくてはなりません。

それを「オーバースピンをかける」というお題目の元

 上に弾いてしまうと、いきなりそのくぼみの壁にぶつかって 

跳ねて飛び出すことになります。 これでまず失速します。
 

初段で跳ねますから、ラインにも乗らないので 方向も安定しません。

 距離感は 「距離」感です。 距離とは横への移動です。

 ボールを押してあげればいいだけで その『押し具合』が打ち手としての距離感です。

スナップショット 4 (2013-04-13 23-00)
 
距離感が掴みやすいポイントとしては 
ボールの移動速度とヘッドの移動速度が 
出来るだけ近い方が良く、 弾いて打つような方法では距離感は掴み辛くなります。 
軽いヘッドのパターでは弾かないと飛ばないですけどね…。
 
出来るだけ ロフトを変えず 地面に平行とは言わないまでも 
地面との関係で 出来るだけ円を描かず 打ちだし方向に押してあげる だけ。

そういうパッティングの出来るパターを持てば 『毎度入る』とは言えないまでも 
距離感は掴みやすく、パッティングで悩むことはなくなる と断言できます。
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