【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

スライス撲滅キャンペーン

2019年12月29日 23時00分32秒 | ゴルフ

スライスは別名こすり打ちと言われます。(本当は違うのですが・・・) 

スライスそのものよりも「こすり打ち」というのに 解決のヒントがあると思っていいでしょう。

スナップショット 1 (2014-01-20 18-21)

そのこすり打ちの典型が

 このパターによる ショルダー打ち 肩を揺さぶって打つ方法です。

確かにパターと言う道具は クラブの中で最もロフト角度が立っており

 こすり打つ という認識から最も遠い気がするでしょう。

 しかし、この同じ動作を60度のウエッヂで やってみたらどうでしょう?

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おそらく 何回かに一回はボールの下を潜り抜け

 ボールがポコんとほぼ真上にあがり

 数十センチしか飛ばない だるま落としになってしまうでしょう。


これが典型的な『こすり打ち』です。



ボールの底 下部分をこすって打つのでそう呼ぶのです。

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アプローチで多くの方が ヘッドの動く軌道をフェース面でなぞる 

そんなイメージを持たれていると思いますが、

 それがこすり打ち、スライスを産み出します。

フェースで軌道をなぞる のは 

実質上、ロフト効果90度で打つことイメージです。

 60度のウエッヂを30度も余計に増やして打つイメージです。

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60度前後のロフト効果でボールを打つのは 

ヘッドの動いてきた上下の軌道に対し 

60度の前後の角度になって ボールを打撃することです。
まして そのヘッドの高低差、上下の高さの変化が 

体に前傾姿勢があって、回転するから発生するのです。

それを腕や肩の揺さぶりで作ってしまったのでは 

体の回転で作る円弧よりも小さな急激なものになり 

ヘッドの姿勢の増え 以上にロフト効果は付いてしまいます。

パッティングでもそうですが 小さなアプローチの時点でこすり打ち 

スライスを打つ為のトレーニングをしていることなります。

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練習で要注意なのですが、 ショットの練習をして、

アプローチの練習もする。 ショットでこすり打ちを気にし、

体でクラブを動かす意識を 持ってトライしていたとしても 

いざ アプローチで腕や肩の揺さぶりで行ったのでは

 そのショットの練習はリセットされてしまいます。

ショットやスイングの改良は スピードや力で誤魔化せる部分や練習では 改善されていきません。
出来るだけ 遅い速度の非常に基礎的なクラブの扱い 基礎的な動作でしか改善されていきません。

その習慣付けがとても大切です。

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それとこれは マメ知識 ですが ゴルフクラブのアイアンの厚み(高さ・タッパ)のことを

 『プロファイル』と呼びます。

 このプロファイルは アイアンの先端部-トゥ側の方が高く

 根元部-ヒール側の方が低いのが常識的なものですが、 

これはボールがヒール下部からトゥ上部に斜めに

 逃げていくのを防止するためのモノでは ありません

ゴルフクラブには安全上の問題で 重心距離と言って、

グリップ~シャフトの延長線上に 重量の中心点がなく、

その距離分  シャフト軸線から離れています。

そして 限度はあるのかもしれませんが、 

同じ質量のヘッドであれば その距離が離れているほど

 ボールを打撃する力が強く かつ 慣れれば安定感もあるものです。

と同時に その形状、 トゥ側の方がプロファイルは高い、厚みがある というのは

 番手間の違いがあっても 

テークアウェイを取り易く、 移動させる方向を視覚的にガイドする役割

 を持っていて クラブ設計にはとても重要なポイントです。

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良いアイアン形状と言うのは 番手間の違いを上手に

 その長さなりの軌道を視覚的に統一させる というものです。

以前は アイアンの設計に削り手さんが関わっていましたが

 現在はパソコンによる画面上の設計のみ が主流なので 

設計する人にその観念が存在せず

 番手間にその造りに統一性が無いものばかりに なってしまいました。 


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スライス撲滅~アウトサイドインとは?

2019年12月29日 18時42分06秒 | ゴルフ

スライスの出る原因 でよく言われるのが、

 『外から降りてきている』 『アウトサイドインだ』 …ですね。
これを「ヘッドの軌道」で考えてしまうと スイング迷路に入ってしまいます。


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この二つの写真は 二人の人のトップオブザスイングです。 

全く別なものに見えますよね。

 左に比べ、右は 俗にいう 「手で上げた形のスイング」に相当します。

 手で上げる というのは 骨盤から上の胴体が一体になって動かず 

「肩をまわす」という言葉に踊らされて 動体を捻っている状態を指します。

 右の写真のトップで ここからクラブ(ダウン)を動かし始めると 

動き出した途端に 体は開き始め 

その開き具合と同時(同量)に 体が上を向く(左サイドが高くなる)ことになります。

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このトップ、このスイングには 殆ど インサイド というのが存在しません。

 インサイドはこの写真の視線(方向で) 

ボールから離れていく、遠くなること 遠くなる➟近くなる(アドレスに近い状態) が

 インサイドから という意味なので 

このトップからボールを打ちに行ったのでは 

瞬時に体が開き始め ボールに一番近い状態

→ボールに離れながら ボールを打つことになります。 

 ☞ これがスライスの源 になります。

この状況 から 無理やり ヘッドの軌道だけを考えてみても 

根本的な解決にはなりません。

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骨盤がしっかり右を向く というのは インサイドから というのと

 上から というのを 同時に作り出します。

この基本が無いと 小手先での スイング軌道造り になってしまいますから

 軌道が出来るとヘッド姿勢が満たせず ヘッド姿勢を良くすると軌道が

外から になってしまい 絶対に解決することが出来ません。
 

ボールを上から打ちたい ボールをインサイドから打ちたい 

アウトサイドから打ちたくない 煽り打ちをしたくない

 の主原因は テークアウェイでの 『骨盤の右向き不足』 にあるのです。

どんな形になったとしても どんな格好になったとしても 

骨盤が出来るだけ多く、大きく 右を向くことは スイングの中でとても大切です。

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テークアウェイで右ひじを外めに出すのも

 それが理由とも言えます。
 

理解できている人にはくどいかも知れませんが、

 ここの部分が欠落しているゴルファーが あまりに多いので、

繰り返し記事にしてみました。 点検してみて下さいね👀

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