【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

バンカーショットの秘訣

2019年12月31日 19時50分24秒 | ゴルフ

バンカーショット 多くのゴルファーは ボール自身が砂の上にあることが 

一番の障害というか、難敵だと思っていますが 実はそうではないのです。 

BCkCKFKCUAABm4s


確かに 大きく砂に埋まっているような状況は そうとも言えますが、

それはラフなどでも 似た状況であると思います。

バンカーショットの最大の障害は 

自分の立っている場所が不安定な砂の上 ということなのです。

これは傍論というか、余談なのですが 

現在多くのアマチュアゴルファーは 限りなく普通の運動靴に近い

少々古いゴルフ用品用語では スパイクでなく、

ソフトスパイクというか ゴム底の靴の状態です。 

スパイクではなく ゴム底にした理由が コースの維持管理、芝の育成を主とするのなら

 そこは率先して プロがするべきです。 

アマチュアよりも格段にコースに出る頻度の高い 

コースの育成やコース管理に世話になっている トーナメントプロが

いまだスパイクを履いていて アマチュアの方がスパイクを使えないというのは 

イマイチ納得できない と私は思っています。

まあ ゴム底の方が楽は楽だとは思いますけどね…。

 最近のプロの 親の仇のような振り加減では スパイク…必要なんでしょうねぇ…。

  



バンカーショットの話に戻りますが、 

バンカーショットほど より丸く振ることを 避けなくてはいけない場所なのです。

スイングを丸く振る、円で振る ヘッドを走らせる 

この手のスイングをする人にとって イメージ的に 

 より上から打たないといけない

 より丸く振らなければいけない バンカーショットは 

実は その振り方が一番バンカーを苦手にさせるのです。

その振り方で ヘッドを下に振れば 下に振った分、自分は上を向きます。

 自分は気分では下に振っているつもりでも 

結果としては 上にあおり振っていることになるのです。 

足元の安定し辛い、緩みやすいバンカーでは尚のことです。 


ここはスイング全般につながっていくのですが 

バンカーや足場の安定し辛い状況ほど 

体の向きの変更、体の回転で打たなくてはイケないのです。

72498_600400


それができる、やろうとしている前提では バンカーの秘訣は一つだけ、、、

 ゴルフクラブの一番低くなっている部分は  ヒールの角 です。

この部分が ボールの真下 という意味ではありませんが 

相対関係として ボールよりの低くなれば 

それで バンカーは絶対 出ます。 

ただ それだけ です。

ymage


ソール面を使う とか バンスを使う とか

 確かに サンドを得意とするウエッヂでは そう言われがちですが

 それは クラブの機能 です。 

意識して使わなくても そうなるように出来ているので 

逆に意識して使っては意味がありません。

ちょっとした コツというか、秘訣があって 

ヒールの角 を ボールよりも確実に低くするため ほんの少し、

ほんのちょっと、ほんの気持ち ボールとの間合いを離して、遠目に構えるのです。

 ほんの少し 気持ちでいいんです(*^-^*) ただそれだけです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シャフトの走り・ヘッドの走り

2019年12月31日 14時45分39秒 | ゴルフ
シャフトが走る という言葉がありますね。
これ 相当間違った認識や勘違いを生んで
その言葉がクラブやシャフトの使い方を壊してしまっています。

概ね シャフトが走るとは
ヘッドが走る。。。グリップに対しヘッドが走り
グリップを追い抜くようなイメージだと思われています。

はっきり言って「大間違い」です。


質量とは 基本「そこに留まるエネルギー」です。
それに運動が加わると勿論慣性も生み出しますが、
その運動の速度分だけ さらに「そこに留まるエネルギー」は
増えるのです。
ヘッドの質量は
全体の移動の速度分、積算。。。掛け算で
質量が増えるのと同じです。より一層留まろうとする訳です。

それに対し ヘッドがグリップを追い抜くのには
グリップの減速が絶対条件になります。 

シャフトがしなって しなり戻る の
しなり戻る は グリップの減速が必要なのです。

体が向きを変え(体を回転させ)
それに伴ってグリップが移動している運動が
等速、もしくは加速状態である限り
ゴルフクラブと言う構造、機能上
シャフトがしなり戻ることはあり得ません。
体を止める(減速)なり、グリップの移動を止めるなり
しない限り シャフトはしなり戻らないのです。

シャフトがしなり戻るスピード…えせヘッドの走り と
体の回転が減速、グリップの移動が減速
って ヘッドの加速要素の方が上回るでしょうか?

単に振った気になるだけです。
実質 ヘッドスピードがシャフトのしなり戻りによって
上がることは考えられません。

しかも シャフトがしなり戻り
ヘッドがグリップを追い抜くということは
グリップエンドを進行方向と逆の方向
後退方向へと動かす動きになるので
この動きから 必然的に体重は右に残り
上を向く姿勢を造ることになります。 

運動で積算されたヘッドの重量を
無理くり しなり戻した労力の充実感があるだけで
実質ヘッドスピードは上がらず
右に体重が残り、体は開き、左サイドはあがる
何一つメリットのないイメージなのです。

本当の意味での「シャフトの走り」とは
シャフトの走りによってヘッドが「速く」動くことではなく
シャフトのしなりによって、グリップが押され
「早く」インパクトが訪れるという事なのです。

シャフトがしなることによって
グリップが押され、回転運動にグリップや手が
遅れにくくなるばかりか、それ自体が
回転運動の速度の助けにもなります。

グリップが押されることによって
運動により積算されたヘッド重量が回転促進の助けになり
いくばくかでは有っても落下速度も
スピードを増す要素になり得ます。

グリップよりも高い所にあるヘッド重量によって
グリップが押されれば、体重は自然と左に移される形に
なるでしょう。

故に 左サイドの低い時間が長く取れ
上から打てるチャンスが増える訳です。


 ヘッドが走る というのは
一見すると クラブが自主的にやってくれる他力本願的な
イメージを持ちがちですが、実際には自分で全部
しなくてはいけないのです。

ここがイメージとして掴めるとだいぶ違うと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする