【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ハミングバードと『柔らかいシャフト』

2019年02月09日 21時15分33秒 | ゴルフ


20数年前の話になりますね
その頃は ゴルフクラブで言うと
キャロウェイのビックバーサやセイコーのSヤード
なんて お化け商品の有った時代です。

ハミングバードはオーダーメイド、カスタムメイドの
ゴルフクラブのお店ですが、
開店当初はオーダーメイドのお店のお約束
グリップ交換が主たる仕事で、
ゴルフ場やゴルフ練習場を回って
グリップ交換のクラブを集めては
 グリップを入れていました。

時間とともに リシャフト… シャフト交換
の仕事も入ってくるようになるわけですが、
そこで 始めに大きな疑問を抱くようになります。




その当時のハミングバード基準では

👹 硬いシャフトは 45インチで振動数 250cpm以上
 ちなみに今の基準だと 硬いシャフトはドライバーでは190cpm位でしょうか
位だったと思います。

リシャフトをお願いされて →交換する。
練習場にも頻繁に顔を出していましたから、
調子を伺うと 「いいねー よくなったよー。」と
ま お世辞交じりでも言ってくれる。
しかし、その手のリシャフトをしたお客様の多くは
数か月、半年もしないうちに 新しいクラブに替わっている…。

なんか それが腑に落ちない のです。

壊れてもいない ドライバーのシャフトを
数万円かけて 選び、装着しなおしたもの
その寿命がほんの数か月。。。。

これはいったいどんな意味があるんだろうか…。

そのリシャフトした シャフトの特性 と
次のクラブや、次のシャフト機種 への
つながりや発展がまるで見えてきません。

なんとなく、なんとなく ですが
着せ替え人形のように 単にファッション的な感覚で
シャフトを入れ変えたり、クラブを買い替えたり
しているような気がしました。


そんな時、あるシャフトに出会いました。

そのシャフト その機種は
シャフトの振動数を 硬さ毎にかなりきっちり分けていて
5cpm毎に11種類もの硬さ、フレックスが用意されていました。

今でこそ シャフトの目の見える部分に
硬さ表示がされていますが、(2005年位からだと思います)
当時はシャフトの見える部分には
硬さ表示はなく、硬さはグリップの中の隠れた部分に
あったのです。

そこで その11種類の硬さを
全く同じヘッド(重量も含め)、全く同じ長さ
同じグリップで仕上げ、2か月位に渡り
延べで100人近い人に打って貰ったのです。

 45インチ 200gの11度のロフトのヘッド 
    スイングウエイトは D-3位だったと思います。

練習場での大々的な試打会もしました。




若い人もいれば、年配の方もいます。
シングルハンディ、ゴルフ歴30年を超える人や
始めたばかりの人もいました。
同時にヘッドスピードも計測していましたので、
ヘッドスピードは50を超える人から 30台の人まで
色々いらっしゃいました。
平均的には 40前後という所でしょうか…。


✊驚くことに そのテストをして頂いたお客様の
9割に近い方が その11種類の中で
一番柔らかいものが 一番打ち易く、距離も出る
という結果が出たのです。
 特に距離においては ダントツと言えるかも知れません。


一番硬いもので   振動数275cpm
一番柔らかいもので 振動数230cpm

特に 255cpmを超える硬さのモノは
誰一人として これはいい! これなら買う!
とは言いませんでした。



そして 同時に、 その目隠しの硬さ を
どんな順番か、どれが硬く感じ、どれが柔らかく感じたか
ほぼ全員のテスターに評価してもらった結果、
なんと 実際の硬さを全く逆な、反対の
硬いものほど柔らかく感じ、柔らかいものほど硬く感じた
という評価が半数を超えたのです。


とても興味深い二つ結果で
柔らかいものほど 方向性も安定性も距離も優れ、
人間の感じる シャフトの硬さは
 実際のシャフトの硬さ通りではない
 ということでした。
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アマチュアゴルファーにまず必要なのは『体を痛めないスイング』です

2019年02月09日 16時34分00秒 | ゴルフ
ゴルフショットは
そりゃ 遠くへ飛んだ方がいいし
弾道の真っ直ぐと言う意味でなく
望んでいる目標方向に真っ直ぐ行った方がいい



…だろうけれど
体を痛めてしまうスイングではまるでダメだ!

ゴルフを楽しむ多くの人は
おじさん世代であるし、
ゴルフは娯楽であって、部活じゃあない。
ゴルフは練習も楽しいけれど
スイングをメインテナンスするための
必要以上な練習頻度や量…
ということは
 そのスイングは既に壊れている という事。

あまりに多くの人が
ゴルフのスイングの為に
ゴルフのスイングを維持するために
本末転倒な練習で体を壊している。



体を壊すパターンは二つ

①上を向いてしまうことによる体幹の故障

最近のスイングはインパクト時に
両かかとが浮いて 上に蹴っているのばかりで
この手のスイングの主流が続くと
いずれ ゴルフショットでアキレス腱を切る人が
出てくるだろうねー😱


ボールを打つはるか前に 体の左サイドが右サイドよりも
高くなってしまい、ショットや動作の進行方向 右→左
が高くなっており 結果上に向かって打つような形。

ダウンスイング インパクト直前では
インパクトに向けて
左サイドは左上方にボールから離れつつあり
右サイドはボールに向かって近づきつつある。
☞左サイドはボールから離れるので
 ボールを打つ為に、空振りしないために
 左肩や左腕、左グリップだけを
 そこに残す。

この行為が左の首を痛めたりの原因となる。

また、体が上を向いて
体重が右の腰につぶしたまま
素早い運動をする為、
背骨や腰の故障の原因となる。




②手を返すスイング、フェースターン(カイナさばき)をする為、肘や手首を故障。

ここまでこすってると
こんなに振っても ここにボールがある
ボールの速度が遅すぎますよね
ドライバーでロブショット打ってるようなもんだわ


手を返す、フェースターンをするスイングは
よ~く考えてみると
ヘッドをたくさん動かしているようだけれど
そのヘッドをたくさん動かすため、
グリップを止めなくてはならないので
その 動いている部分と止まっている部分に負担が多い。
支点になるのが左ひじや左手首だから そこかな。
体の姿勢によっては右ひじを痛める人も多いでしょうね。
特にパワーやスピードのある人はそうかも…。

特に、腕力で飛距離を出したいタイプのゴルファーに多く
このパターンは 振れば振るほど
それと同じだけ「止める」という相反する行為をするので
痛めてしまう。

このスイングのもう一つの迷路は
殆ど例外なく このスイングでは「ボールをこする」
ちゃんとボールを捕まえ、上から打てるのなら
ヘッドスピード 36ms でも 220ヤードは
(ドライバーでの例)
楽々打てるのに、こすってスピンばかりかけ
高さばかりを打ちだすので
このスイングで220ヤード打つのには
少なくとも 40msを超えるヘッドスピードが必要になる。


フェースターンでボールを打つのには
そのフェースターンを成功させる必要もあるが、
その言葉の通り フェース(打面)ターンさせるので
ボールの飛ぶ方向も毎回動くので
それを使えるショットにするのには 練習の量も頻度も必要。
その練習の量と頻度がどんどん自分の手首や肘を蝕む。
そして このフェースターン打法の問題なのは
使えるショットを覚えても やはり練習の量と頻度が
ないと コースでは役に立たない。

飛ばすためには スイング全体を速くしないとイケナイし、
それに応じたフェースターンの速度が必要で
「真空斬り」するのかという速度で振らないとイケナイね…。



そして 最大にフェースターン打法、
    オンプレーンスイングの欠点
オジサンゴルファーがそれに挑んではいけないのは
フェースターン打法でボールを捕まえるのには
フェースを閉じる→左に向けないとイケナイ。
左に向けてインパクトすれば ひっかけ になってしまう。

その引っ掛けで左にOBしないため
より アッパーに上に向かって振りぬく為
今度は体がのけぞり、腰や体幹を痛めるスイングになって行く。

も、ひとつ言えば
フェースターンの成功は引っ掛けで
それを目標方向に行かせるため
ドライバーの場合 ボールを左に置き
クローズスタンスに構え
より上に向いて ひっかけを狙うので
それが成功せず スライスになった時に
よりスライスはきつく
弾道は高くなり、より飛ばないスイングを作る。

その迷路を楽しんでいるのなら




 言う事は何もないけれど・・・ね
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