【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

よくある『クラブ改悪』の話

2018年12月23日 20時22分46秒 | ゴルフ



何処かの記事で書きましたが
クラブの種類など 重心位置の違いなどによって
少々、異なりますが
半インチという長さは 約6~8gに匹敵します

1インチと言ったら 12~16gに値するのです。

クラブが上手くいかないと
直ぐに長さのせいにして 切ってしまう例が
昔から少なくありませんでした。

本当の理由は シャフトが硬かったり
ヘッド重量が足りなかったり
の方が 圧倒的に多いのですが
その場面で 本当は逆効果になる
長さのせいで 長さを詰めてしまう例が
少なくありません。

それは パター ドライバー に多く起る
クラブ廃棄への道 になります。

ダフルから 長い?

長いから スライスする?

本当ですか

パターなどはお店でも 構えるコトが出来ます
スピードを上げて使わないパターは
製品のヘッド重量が最大の飛距離エネルギーです。




パターであれば 差支えがないと
勝手に判断して 1インチも2インチも切って
仕舞うのですから ヘッド重量換算で
飛距離のエネルギーを 5%も 10%も
切って捨ててしまうコトになるのです。

ドライバーであっても
上手く打てない原因の殆どは
柔らかさ不良であったり ヘッド重量不良
なのですから 切ってしまえば
確かに 振り応えは軽くはなりますが
ボールは飛ばなくなる  か
そんな遠くない将来に体を痛める か
のどちらかが待っています。

速く振ることが 飛ばすコト
と言う認識を持っている限りは
この クラブ改悪から逃れることは
出来ないかも知れません。

体の向きを変え 水平方向にクラブを移動
させること(素早く)が ボールを飛ばすコト
と言う認識を持っている限り
この クラブ改悪から逃れることは
出来ないかも知れません。

もしも もしも 長さが本当に原因であるのなら
長さ だけを変えるべきです。

ただ シャフトを短くしてしまったのでは
全体の 重量配分も変わってしまいますし
長さに対するヘッド重量も不足してしまいます。

それによって シャフトの運動量も減ってしまうのですから
あまりに いっぺんに いろいろなコトが
変り過ぎてしまい
例え シャフトを1インチ切ってしまったことによって
良い結果が生まれたとしても
それが 本当は どれが原因だったのか
次の クラブ改造やクラブ購入に行かされない
クラブ改造になってしまいます。

せめて 短くするのなら
それに相応する ヘッド重量を
鉛也 なんなりで 補って上げて
長さ以外を シャフトを切る前と似た状態に
してあげることが。。。。
 う~ん 結局は そのクラブは早期に
捨てられることにはなるのですが。。。
皮肉な言い方ですが クラブを尊重する
事になるのではないかと思うのです。
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オーバースペックが何もかもを決めてしまいます

2018年12月23日 18時19分37秒 | ゴルフ

シャフトの場合
自分の体力よりもオーバースペックなもの
 を使うには こすり打ち、意図的な振り遅れを作らざるを得ません。

そういう意味で 軽量スチールから始まっている
 クラブ地獄が アマチュアのゴルフを苦しめている と言えるでしょう。



 これには 罠があって それが コトをややこしく しています。
こすり打ちであっても 振り遅れであっても なくても
ヘッドスピードが速い方が飛ぶのは確かです。
振り遅れでない、ちゃんとクラブを使えるのと
振り遅れで こすり打ちになってしまうのでは
ヘッドスピードを 10%向上できた時(ありえませんが)の
飛距離の増え方がまるで違います。

例えて言うのなら
普通に打った時と
ウエッヂをロブショットした時 の様な関係です。

同じ15ヤード距離を伸ばすのでも
振り遅れでないスイングでは ヘッドスピードは3ms弱上げれば伸びますが
おそらく 振り遅れのこすり打ちでは 5ms上げてもいかない かもです。

振り遅れやこすり打ちでは
シャフトは勿論ですが、ゴルフクラブの力によって
ボールを伸ばすことはかなり難しいでしょう。

重くすれば振りにくくなりますし
飛ばすため 重心距離を長くしたり、重心深度を深くしたり、
慣性モーメントを高くすれば それも振り難さ になり
肝心のヘッドスピードの阻害要素になります。

ロフトを絞っても、スピン抑制効果の強いヘッドにしても
元々 スピンを必要以上の多くかけ、しゃくって、煽って打つので
数字通りの効果が出ませんから
結局の所 ヘッドスピードに行くしかありません。

そして こすり打ちは 数値として
ヘッドスピードは高くなり易いのです。
インパクトでボールと ガチ当たりしないから です。
こすって打つので ボールの加圧を受けにくいから です。
  ・・・いいんだか 悪いんだか わかりませんがね…


私くらいの年齢で言うと
 身長165センチ 体重75キロ
ごくごく普通な体力であれば
 ヘッドスピードは 40msをラウンドを通してキープするのは
 簡単ではないでしょう。

こすり打ちすれば 数値としてヘッドスピードは 43msとかに
なる可能性はありますが、正しく振る 40ms よりも
飛距離が出ることは「絶対に」ありえません。
正しく振る 37ms程度の距離がいっぱいでしょう。


弊社の悶絶クラブは除外したとしても
 この位の人であれば
 ドライバー45インチ基準で   ヘッド重量200g  シャフトの硬さは200cpm強 位
 それに合わせた5番₍38インチ₎アイアンでは
                    ヘッド重量260g  シャフトの硬さは230cpm 位でしょう。

これが そのくらいの体力の人のオーバースペックの境目 です。
これでも かなりきつい領域です。
自分の! というよりもは このスペックを使うためのスイング
クラブ主導のスイングになるのは間違いありません。

ところが そのくらいの体力の人が 
  ドライバー45インチ基準で   ヘッド重量190g  シャフトの硬さは240cpm
 それに合わせた5番₍38インチ₎アイアンでは
                    ヘッド重量240g  シャフトの硬さは290cpm
を使っているのです。

私の目から見ると 軽自動車エコタイプのエンジンスペックで
大型のワンボックスカーやベンツを動かしているような状態です。

腰が痛い、ひじが痛い、スイングは悩む というのは
当然のように やってきます。



・・・・それしか 選択肢がない というのは非常に残念な状態、
   残酷な状態なのかも しれませんが…。
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