【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

恐怖のバンカーショット

2018年12月11日 20時27分41秒 | ゴルフ







バンカーショットはハザードであって
確かに ミスショットのペナルティではあるだろう。
しかし、ちゃんとしたクラブ
ちゃんとした機能を備えたクラブでゴルフをしている限り
恐れを抱くほどのものではない「筈」。



現在流通している殆どのとサンドウエッヂは
日本中に大量のバンカー恐怖症を生み出してしまっている。

バンカーショットは ボールだけでなく
大量の砂や土を打つ、どかす必要が出てくる。
例え ボールだけクリーンに打ったとしても
やはり砂や土は抵抗として
芝からのショットよりも割増しになってしまう。
特に日本のバンカーの場合、気候柄
湿り気を多く含んでいる場合が多く、
ハワイやカリフォルニアの乾いたバンカーと比べ
重さが増している。

そのボールと激突するウエッヂヘッド
砂や土をどかさなくてもいけないウエッヂヘッド
これが年々、まるで北極や南極の氷のように
どんどん少なくなっている。

例え装着されているシャフトがスチールシャフトで
あったとしても、20年、30年までのウエッヂヘッドは
310g近くあり、315gを超えるものも
決して少なくなかった。
ところが現在の ウエッヂヘッドの平均値は
軽量スチールシャフト全盛とは言え 290g前後
過去のものがやや短尺と言う違いはあれど
20g以上も減量されてしまっている…。
ちなみに弊社のウエッヂは365g以上。


それに加え、軽量スチールシャフトに買い替えた
ゴルファーにとっては、以前より硬いシャフトで
ショットをすることになるから、
どうしても シャフトをしならせてしなり戻して
クラブを寝かして使うことを強要する。

→クラブを寝かして使えば
 ショットの打撃力は ボールのスピードや高さ
 ではなく スピンに変換されやすい。。。
 まあ ロフトが寝る ということだが、
 確かに バンカーショットに距離は要らない
 のかも知れないが、打つその距離も強く振らなければ
 ならなければ ミスも多発する。
 その上 破壊力はスピンに多く化けているから
 早めに、飛行中にスピンは解け
 着弾時にはスピンは惰性になり、スピンの効かない
 ショットになってしまっている。

市販のサンドウエッヂ
ヘッド290g 硬さ310cpm バンス角10度
弊社のウエッヂ
ヘッド365g 硬さ170cpm バンス角16度

市販のもの弊社のウエッヂより
ヘッドは20%軽く(ー_ー)
シャフトは80%硬く(ー_ー)
バンス角度は40%少ない(ー_ー)
ダイエットするとこ間違ってんじゃあないの。。。
得するのはコスト削減のメーカーだけ だけど
この手のクラブを作り続ければ
ゴルフ人口の減少に歯止めが掛けられず
巡り巡って 自分の首も絞めるのに。。。




そして その上にウエッヂには欠かせないはずの
ソールのバンス角度は
アマチュアがバンカーショットを楽に行う
よりバンカーショットを簡単にするはずの角度よりも
8度も10度も足らなくなってしまっている。

ショットのタイプにもよるけれど
バンカー重視のサンドウエッヂであれば
最低 バンス角度は14度
人によっては   18度あってもいいと思う。
ちなみに弊社にウエッヂは16度。

ところが、市販のものは
6度 8度 10度
12度のウエッヂは多くはない…。

重心距離 35mmのものが 39mm
なんて差は 10%前後 だけれど
バンス角度の場合、基礎の数値が小さいから
6度と14度の差は 数字では8度だが
その角度は 2.3倍(233%増し)もあるわけだ。

飛距離を生み出し、飛距離を安定させ
バンカーショットの超お助け機能であるバンス角度は
いまや 本来必要なものの 半分以下になってしまっている。

これでは 日本中にバンカー恐怖症が生まれても
仕方がないだろう。
ハンドルが固定されていない車を運転して
上手く運転できるわけもない… って感じがする。
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グリップ◆バックライン

2018年12月11日 10時08分16秒 | ゴルフ

握り方 と言う意味でなく
製品としてのグリップには
通称「バックライン」と言うのが入っています。

正確には バックラインと言うモノが
備わっている製品もございます。

ちょっと判り難いかも知れませんが
それはこのように、丸い筈のグリップの
内側に 出っ張った部分がありまして
それが丸いシャフトに装着されると
その分が 背張りのようになって
外側に出っ張る訳です。

日本では「バックライン」と呼ばれていますが
英語での正式名称は「リマインダー」
もう一度、使う人に思い出させる というか、
認識させる と言うような意味合いの言葉です。

これによって、自分が正しく握れているか
今日のフィーリングはどうだろう?!
みたいな 機能な訳です。

また フルショットでも、アプローチでも
バックラインは概ね、フェースの向きというか
ボールの飛びだす方向と90度の関係に
有りますから、フェースの感じと言うのを
手に伝わる重さと共に、実感できる部分でもあります。
右手を使って、右肘を使って
左手、左グリップごと クラブを押す
と言う意味でも その板状の向きは重要になります。

上手に付き合えば、丸いグリップ、シャフトを
板状の感じで使うことが出来る
たいへん便利な機能です。
過去のゴルフクラブには
グリップそのものを板状にしてしまうモノも
存在していました。 それはあまりに簡単!
ということから ルール違反になったのでしょうか…
その名残、みたいな部分で、「バックライン」
は現存しています。

そのバックラインを、いつもどこに収めておくか
自分の手の、グリップのどこの部分と
バックラインを接しておくのか は
人それぞれあって良いかと思いますが
蛇足ですが、私の例を。。。。

私はバックラインは大好きです。
無いと困ります。
で、グリップの時、どうしておくか というと
バックラインを感じないようにグリップします。
左で言うと、第一、第二関節を曲げますと
指で箱の底のような部分が出来るわけですが

その底の部分に バックラインを持ってきます
第一関節と第二関節の間ですね。
だから バックラインを強く感じてしまう場合
あ?! 握り方がいつもと違う
というのを一つの目安にしています。

右手の場合は バックラインを第一関節の
くぼみに収めるので これも同じ。
感じている時は いつもと違うグリップだ!
と判断しています。

参考になるかは、分かりませんが
これも一つの例でしょう。

それぞれの方が、上手にバックラインと
付き合うコトによって、クラブとの唯一の接点
であるグリップをいつも同じ状態に
しておけるのだと思います。
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『ゴルフクラブのフィッティング』クラブからの影響

2018年12月11日 01時37分12秒 | ゴルフ

ショットやスイングの悩みは
あるクラブセットの中に、一本違ったものを
入れた時に起こり易くなります。


まあ よくあるパターンでは
アプローチが上手く行かないから
ウエッヂだけを入れたとします。
おそらく ウエッヂだけを変える場合、
多くはバンスの少ないウエッヂを買います。
ロフトを寝かして、開いて打ってスピンをかける
なんていう事を考えたりしますから
単品では そのウエッヂは功を奏すると思います。
思いますが、ロフトを寝かして開いて打つ感覚は
他のショットに当然影響を与えるでしょう。
それによって ドライバーが飛ばなくなって来たりします。
まさか!の展開ですから、理由は見えないでしょう。

それと同じパターンでユーティリティがあります。
シンプルに、フェアウェイウッドとアイアンの距離の隙間
それを埋めるだけであればいいですが、
フェアウェイウッドが上手く行かない、好きになれないから
という理由でユーティリティを加える場合、
そのフェアウェイウッドが打てない原因は
ロフトを寝かすとか、体が上を向くから
フェアウェイウッドの構造のソールの奥行きが邪魔になるから
打てないのを その部分が地面に干渉し難い
ユーティリティの構造で『誤魔化す』ことは
同じように ほかのショットに影響を与えます。


フィッティングだけではありませんが、
ゴルフは人間がします。
機械・ロボット・マシンではありません。
必ず、なにがしかの影響をクラブから受けます。
ヘッドだけでなく、シャフトに関しても
そのデータの主なものはマシンによるものです。


新しいクラブであれば
他のモノよりも、もしくは今までのモノよりも
ヘッドが軽いかも知れません。
シャフトが硬いかも知れません。
ライ角度がフラットかも知れません。
今までと違うから買い替えたり、買い足したのです。

性能というのは、特性でもあり、癖でもあります。
その特性、違いという条件の変化の中で
人間はそれを利用するために変化を加えます。
どんな形であれ クラブが変われば必ず打ち手は変化します。

アドレスを変えたり、グリップを変えたり、
ボールの置き位置を変えたり、タイミングを変えたり、
その変わった条件の中で最適な結果を出す為
必ず変化を加えます。
それが『新しいもの』であれば一生懸命使えるよう
努力しますから余計です。

自分のスイングやタイミングなどは
今まで持っていたクラブを活かすための集大成です。
それにアレンジを加えれば
今までのクラブとの相性は悪くなります。
人間は必ずゴルフクラブからなにがしかの影響を受けます。
それは間違いありません。


ですので それを無視して 無理やりねじ伏せてしまうか、
逆にその変化、影響を利用してしまうか
クラブを替える時にあらかじめ考えておいた方が良いと思います。
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