【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

柔らかいパターシャフトの効果

2018年12月07日 23時50分06秒 | ゴルフ





このパターのシャフトも非常に柔らかいものが
装着されているようですが、
パターの場合
シャフトの柔らかさがどのように作用するのか教えてください。
例えばこのL型ブリストルに硬いシャフトが装着されていると
どのようになってしまうのでしょうか。






パターシャフトについてのご質問ですね。



パターに限りませんが、
ゴルフクラブのシャフトの役割というのは
ヘッドの重さ、そしてその形状によりグリップが動かされる
その重さ&形によって、ある方向にグリップが押される 
ということです。
正しい準備(正しい位置や姿勢)が出来ていれば、
望んでいる方向に押されますし、
押されることによって スピードの加算が出来ます。
労力を少なくして、誘導されるという意味でもあります。
正直、クラブの恩恵を受けにくくなります。


硬いシャフトであれば、重さによる誘導というか伝達能力が乏しい。

例え、良い準備が出来ていても、
良い方向へのガイドというのが少なくなりますから、
クラブに打って貰うというか、
させられてしまうのも少なくなります。
また 本質的に、人間は長い棒をしならせようとしてしまうので
硬いシャフトでは 支点になるグリップの動きを止めて
ヘッドを振るスイング、
振り子のストロークをすることになってしまいます。

パターであっても、薄~く ほんの少しですが
ハンドファーストのまま、上から入ってきます。
柔らかいシャフトであれば
ヘッドの重さによって、無意識にグリップが
シャフトに押され その形が作られます。
硬いシャフトであれば、
上から打てませんので(もちろん ほのかですが)


ヘッドの重さの破壊力効果が生まれず、
意識しない限り、ハンドファーストになりにくいので
大き目のロフトで打つか、
振り子のストロークによってフェースではなく、
歯やヘッドの下側にボールが当たりやすくなります。


ボールへの破壊力が伝わりにくいうえに
トップ気味の球になります。


多くのゴルファーがこの事実を知りませんが
同じスピード、同じヘッド重量 
その合計である破壊力が一緒であっても
フェースに普通に当たるショットに比べ
トップ気味の球というのは スピン量が明らかに多く
そのスピン量は5倍~20倍にもなってしまいます。
エネルギーが決まっていて、スピンが増える ということは
ボールの初速が上がらないうえに、
転がりに対して順回転とはいえ 過度なスピンというのは
ブレーキと同じ作用になりますから、
ボールのスピードの減速も早くにやってきます。
   ・・・・ホイルスピンって奴ですね

最近のヘッドの異様に大きな、そして異様に軽い
マレットパターを使用している場合、
マレットパターは重心が深く、ヘッドが前に出る効果が
非常に強い。。。
そして、巷ではパターは肩を揺さぶって
振り子のストローク というコトになれば


その傾向はより強くなり、歯で当たる可能性は否めない
こんなこと言うと 嫌味たっぷりなんですけれど
フェースで打たないのに、フェース面にソフトな素材の
インサートが入っていたり、パターヘッドの角で打つのに
ボールはソフトな方が良いとか。。。
なんだか 笑い話を超えて、もの悲しくもあります。

軽いヘッドで、振り子ストローク、ヘッドの角というか
フェースの下側で上に向かってヒットすれば
必要以上に強くインパクトしなければ、望みの距離は打てませんし
ボールの初速は早くとも、途中でブレーキが強くかかるので
減速も早く訪れ、ボールスピードの変化が激しいから
転がりの感じとストロークのヘッドスピードの一致が
非常に難しい。。。
プロのように、一日何時間もパッティング練習をするのであれば
なんとかなるかも知れませんが、一か月に一度の
ラウンドの前にほんの10分だけ練習するオジサンゴルファーには
パッティングを下手になるための パターと
パターストロークとしか思えないですね。
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ゴルフ◇ショットを簡単にする3要素

2018年12月07日 20時56分07秒 | ゴルフ
多くのゴルファーは考えていない
気付いていないことですが、
スイングの概要は『クラブから』しか学べません。



その多くが ゴルフを始めた時のモノか、
ゴルフに熱中して夢中になっている時に使っていたモノ、
それらがゴルフスイングの基礎を造ると言って
間違いないでしょう。

例えば のはなしですが、
これは本人に確認はしていませんので推測に過ぎませんが
横峯さくらちゃんのスイングは
あきらかに 幼少の頃…小学校かそれ以前の体験でしょうね。
お父さんの使わなくなったクラブを
その時の身長に合わせ、切って使って
 スイングを覚えたのでしょう。
ジュニアゴルファーには多いパターンだと思います。


男性用のクラブを 小学生のサイズに切って使えば
元々男性のクラブですから 小学生の女子にはきついですが、
硬くて、ヘッドも感じにくい 長い棒 です。
シャフトが適切な硬さでヘッドの重さも感じられれば
あそこまで深いトップを造れば 
ひっくり返ってしまいますから
抑制されている筈です。

悶絶クラブを作り、
お客様にご提供させて頂いて
長い時間 お客様のスイングの変化を見ていると
例外なく お客様のスイング というか
『トップ位置はコンパクト』になってきます。
そこの部分は何もアドバイスしなくても
自然と、必要以上に深かったトップは
削り取られていくのだと思います。

硬いシャフトに慣れた方は
当然 硬いシャフトをしならせて しなり戻す
ことをスイングだと錯覚していますし、
ヘッドを返すスイングをしたい人にとっては
どちらが鶏で、どちらがタマゴかは人それぞれですが
アップライトな、小振りなヘッドを好むようになります。


小振りな 重心距離が短い クラブは
商品として 硬いシャフトが入っているケースが多く、
それに伴いヘッドも軽いですから
本能的に 速く振ることで打撃のエネルギーを作り出そう
としているのだと思います。

速く振ること自体に
良い悪いはありませんが、
その手のクラブを、その手のスイングでショットする人は
テークアウェイのリズム感も異様に速く
閉まりかけた電車の扉に間に合わせるか のように
急いでスイングしますから、
ミスのやり直せる練習場では良いのですが
コースへ行くと苦しむと思います。



技術論 ということでなく
基礎論 として
ゴルフショットをやさしくするのは
①することを減らす
②する速度を遅くする
③スイングを必要最小限の大きさにする
という事だと思います。
グリーン周りの アプローチで
ウエッヂで無理に高い弾道を選ばず
8番アイアンで転がすのと同じです。

以上の3項目で
問題になるのは
することを減らし、する速度を遅くして
スイングをコンパクトにしても
望む距離が打てるか どうか であって
スイングは ヘッドスピードの数値なんてのは
ゴルフそのものに何にも関係ない訳ですし、
スロープレーは問題ですが
自分の番の、自分のスイングに
そんなに慌てて スイングする必要もありません。

することを増やして
する速度を上げて
スイングを大きくする
というのは一見すると良さそうに見えますが、
勿論、飛距離は重要ですが
ゴルフショットの場合、逆にいくらでも飛んでよい
という場面の方が 割合としては圧倒的に少なく
ショットの条件として
打つ距離があらかじめ決まっているケースの方が多い
という ゴルフのゲーム特性を考えると
それをしなくても 望みの距離を打てるクラブを選び
スイングを覚える というアイディアも
ゴルフを上達するための腕前の一つを考えられます。
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