【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ゴルフショット◇アプローチの秘訣

2018年12月05日 23時28分03秒 | ゴルフ




と書いておいて
秘訣…というか
アプローチがうまく行かない「秘訣」はあります。
…秘訣という言葉は適当でないですけどね





これも何度も何度も書いていますが
ヘッドを丸く振る
グリップよりもヘッド方をたくさん動かす方法は
➡ロフトを安定させません
➡ヘッド軌道を安定させません
➡インパクト時のヘッドの高さを安定させません
➡その軌道やヘッド姿勢は
  体の姿勢を安定させません

薦めている訳ではありませんが
まだ スピードで何とか解決できるフルショットでは
「誤魔化す」ことも可能ですが
スピードの緩いアプローチでは
繰り返し 安定して同じ距離を打つことは難しくなります。

体の向きを変える行為は
結果として 円を描くわけですが
そこにさらに 縦横に円を描こうとすれば
ショットのイメージよりも軸は必ず右にずれます。
例えば 左足のかかと付近をインパクトポイント と
イメージしていれば
ヘッドを丸く振る~ヘッドをたくさん動かす
スイングでは そのポイントよりも右が
インパクトポイントになってしまい
そのイメージポイントでは
ヘッドは上がり始めますので
トップやダフリの原因になります。

では どうしたらよいか というと
体の向きを変える という行為の中で
如何に クラブをスライド
➡ヘッドとグリップを同じ量移動させるか
ということになります。



ダウンスイングと呼ばれる場所では
ヘッドがボールとぶつかるイメージよりも
練習の中で グリップがどこまで移動すると
インパクトを迎えるのか ということを
覚えるべきです。

当たり前ですが 腕であったとしても
体であったとしても
グリップを動かすから ヘッドが移動する
という当たり前のことを追いかけるべきです。
 これはパッティングでも同じです。

ヘッドとボールがぶつかる ことばかりを
頭に描いてしまうと
結果 右に残って、上に向かって打つ過程の中で
インパクトを迎えることになり
結果 より体を開いてそれを逃がすことになりますから
どんどん複雑化していくことになります。

そういう意味でも
練習の中で テークアウェイ時
体の回転で グリップをインに移動させる
それによって インにクラブをスライドさせる
決して クラブで扇を描いてはいけない
ということを気にかけてください。
ここで、この時点で クラブが円を描いてしまうと
帰りも円を描かなければならなくなり
取り返しが効かなくなります。
ヘッドに円を描かせてしまうと
グリップの移動「方向」と違う方向に
ヘッドが移動してしまいます。
グリップと違い、ヘッドは重心位置と言って
グリップ~シャフトの延長線上からずれたところに
重量の中心点が発生するので
そのグリップと違う方向に移動してしまった
ヘッドの不可抗力がグリップを動かしてしまい
自分では管理できないグリップの移動
そしてそれに伴う
 体の不安定な姿勢を生み出すことになってしまいます。


基礎的には 体の向きの変更で
右ひじの後方への引き によって
グリップの移動量 移動方向と同じく
ヘッドを移動~シャフトをスライド移動させる。



グリップとヘッドの移動量の同調 だけでなく
グリップとヘッドの移動方向 が同調しないと
クラブを管理できなくなってしまい
行き当たりばったりのショットを
繰り返すことになってしまいます。
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ハミングバードと『柔らかいシャフト』

2018年12月05日 00時12分44秒 | ゴルフ



20数年前の話になりますね
その頃は ゴルフクラブで言うと
キャロウェイのビックバーサやセイコーのSヤード
なんて お化け商品の有った時代です。

ハミングバードはオーダーメイド、カスタムメイドの
ゴルフクラブのお店ですが、
開店当初はオーダーメイドのお店のお約束
グリップ交換が主たる仕事で、
ゴルフ場やゴルフ練習場を回って
グリップ交換のクラブを集めては
 グリップを入れていました。

時間とともに リシャフト… シャフト交換
の仕事も入ってくるようになるわけですが、
そこで 始めに大きな疑問を抱くようになります。




その当時のハミングバード基準では

👹 硬いシャフトは 45インチで振動数 250cpm以上
 ちなみに今の基準だと 硬いシャフトはドライバーでは190cpm位でしょうか
位だったと思います。

リシャフトをお願いされて →交換する。
練習場にも頻繁に顔を出していましたから、
調子を伺うと 「いいねー よくなったよー。」と
ま お世辞交じりでも言ってくれる。
しかし、その手のリシャフトをしたお客様の多くは
数か月、半年もしないうちに 新しいクラブに替わっている…。

なんか それが腑に落ちない のです。

壊れてもいない ドライバーのシャフトを
数万円かけて 選び、装着しなおしたもの
その寿命がほんの数か月。。。。

これはいったいどんな意味があるんだろうか…。

そのリシャフトした シャフトの特性 と
次のクラブや、次のシャフト機種 への
つながりや発展がまるで見えてきません。

なんとなく、なんとなく ですが
着せ替え人形のように 単にファッション的な感覚で
シャフトを入れ変えたり、クラブを買い替えたり
しているような気がしました。


そんな時、あるシャフトに出会いました。

そのシャフト その機種は
シャフトの振動数を 硬さ毎にかなりきっちり分けていて
5cpm毎に11種類もの硬さ、フレックスが用意されていました。

今でこそ シャフトの目の見える部分に
硬さ表示がされていますが、(2005年位からだと思います)
当時はシャフトの見える部分には
硬さ表示はなく、硬さはグリップの中の隠れた部分に
あったのです。

そこで その11種類の硬さを
全く同じヘッド(重量も含め)、全く同じ長さ
同じグリップで仕上げ、2か月位に渡り
延べで100人近い人に打って貰ったのです。

 45インチ 200gの11度のロフトのヘッド 
    スイングウエイトは D-3位だったと思います。

練習場での大々的な試打会もしました。




若い人もいれば、年配の方もいます。
シングルハンディ、ゴルフ歴30年を超える人や
始めたばかりの人もいました。
同時にヘッドスピードも計測していましたので、
ヘッドスピードは50を超える人から 30台の人まで
色々いらっしゃいました。
平均的には 40前後という所でしょうか…。


✊驚くことに そのテストをして頂いたお客様の
9割に近い方が その11種類の中で
一番柔らかいものが 一番打ち易く、距離も出る
という結果が出たのです。
 特に距離においては ダントツと言えるかも知れません。


一番硬いもので   振動数275cpm
一番柔らかいもので 振動数230cpm

特に 255cpmを超える硬さのモノは
誰一人として これはいい! これなら買う!
とは言いませんでした。



そして 同時に、 その目隠しの硬さ を
どんな順番か、どれが硬く感じ、どれが柔らかく感じたか
ほぼ全員のテスターに評価してもらった結果、
なんと 実際の硬さを全く逆な、反対の
硬いものほど柔らかく感じ、柔らかいものほど硬く感じた
という評価が半数を超えたのです。


とても興味深い二つ結果で
柔らかいものほど 方向性も安定性も距離も優れ、
人間の感じる シャフトの硬さは
 実際のシャフトの硬さ通りではない
 ということでした。
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