THE ARCTIC - オーロラの地を旅する

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サーリセルカハイキング

2012-09-10 | 北極圏旅行2012秋
朝5時ごろ目覚める。全体的に雲に覆われているが、東の地平線部分は雲がなく、日の出前だが白く輝いている。
今日は予報では晴れということだが。
7時15分すぎ、宿の前のバス停から、イヴァロ方面に向かうバスに乗る。空港に行きたいのだが直通のバスがなく、空港に一番近いバス停で降りて、3km歩いてたどり着くしかない。
南へ下るにつれ、晴れ間が広がっていく。まだ風はないらしく、通り過ぎる湖の湖面は、朝日に照らされ輝く木々を反射している。
イヴァロで20分ほどの待ち時間のあと、再出発。5、6分でTormanenというバス停に到着。ここで降り、空港までの道を歩く。
9時過ぎにイヴァロ空港に到着。空港の入り口は空いてはいるが、発着する便がないので店はどこも空いていない。今日はレンタカーのBudgetで車を借りるのだが、予約客がいないのか、カウンターにスタッフはいない。8時からOPENとウェブでチェックしたあったんだが。イヴァロ空港ではBudgetとAvisのカウンターが同じカウンターになっているようだ。
WiFiでネット接続を試みるが、私のアイフォンは繋がらない。バスで知り合って、一緒に空港まで歩いてきた日本人学生のアイフォンは、繋がるんだが・・・
10時まで、空港をふらついたり、おしゃべりして時間をつぶしていると、10時10分前ぐらいに、玄関前にメタリックブルーの車が止まって、男性が1人降りてきた。たぶんレンタカーのスタッフだろう。
必要書類に目を通し、記入、サインして車体の傷などをチェック。左ハンドルでマニュアル操作の、なれない車なので、細部の説明も受けたいところだったが、乗っているうちにわかってくるだろうということで、早速乗り込んで出発。
サーリセルカへの道で、トナカイの群れに遭遇。ラップランドらしくなってきた。



11時サーリセルカに到着。インフォメーションでハイキングマップを3ユーロで買って、ひととおり説明をうける。軽く歩くだけなので無難な6kmのNature Trail を歩くことにする。
すっかりハイキング日和になったせいか、シーズン真っ盛りのせいか、トレイルはたくさんのハイカーで溢れていた。といっても広い場所なので、込み合ってるという感じはない。
トレイルは、案内板も兼ねた大げさなゲートからスタートのようだ。
コースの始めはやや背の高い木々が生えているが、標高が高くなるにつれて木々の背丈が低くなり、視界を遮るものがなくなっていく。丘の頂上付近は草紅葉のような植物だけが見受けられ、見渡す限り、緩やかに起伏の続く、紅く染まった大地が広がっている。



ハイキングを終えて、昼食をとることにする。リゾート地なのでレストランはたくさんあるが、インフォメーションの入っている建物はWiFIも利用可だし、そこにある小さなカフェで軽く安上がりに済ますことにする。
イナリへの帰り道も、トナカイの群れに遭遇。今日は遭遇率が高い。いきなり道路に飛び出してくるので、注意せねば・・・



今日の天気予報では、晩から曇りで、明日あさっても、雨模様らしい。フィンランド西部のKittila、スウェーデンのキールナなども天気は同様に雨または曇りという感じで、ラップランドは全般的にオーロラ日和ではなさそうだ。
念のため、今夜も定期的に空を観察していたが、案の定曇り空は一向に晴れそうもなく、星も見えない一夜だった。