吉祥寺Cha Cha House

2006年04月18日 | Soul Live情報
        =====吉祥寺Cha Cha Houseに乱入!(4/16)=====

今、先日横浜で共演した、歌うKeyboard Player土師一雄さんからLIVEのお誘いがあり、吉祥寺のCha Cha House と言う店に来ている。4リズムにSax+Horn sectionという編成で、Soul-Jazz系のインストナンバーを中心にやっている。Bass土井孝幸さんが主催して、Saxの阿部剛さんが率いているセッションだ。普段Jazzをやっているメンバーが中心らしいが、店からSoulをやってくれというリクエストがあり、Hidekichiに飛び入りで歌いに来いというお声がかかったと言うわけだ。  

1stステージはオリジナル曲から始まり、The Horse、Soul Finger/The Bar-kays(Blues Bros.でも有名)とSoul系インスト曲が続けて演奏された。そしてこのLIVEでは女性Sax Player加地直子がゲストで参加、彼女のSaxはもちろん上手いが何と歌も歌ってしまうのだ。二回のステージでLoving You/Minnie Reperton、Unchained Melodyを歌った。彼女はどうやらピアノも弾くらしい、多才だ!

阿部剛さんは土師さんのH.P.、ミュージシャンずでおなじみの人であった。”ミュージシャンず”のページを開くとトップに出て来る。サザン、ハウンドドッグ等の有名アーティストのバックを努めていたらしい。見た目にもインパクトが強烈!プレイはとにかくSoulである。土師さんとは中学の同級生なんだって、すごい中学だ!

さ~てHidekichiはと言えば19:45ステージ開始の10分程前に到着、土師さんを呼び出してもらって阿部剛さんにご挨拶、どうやら2ndステージで歌わせる予定だったらしいが、1stでも歌ってくれと言うことになった。曲は決まってないけど…

と良い音楽に旨いビールを2杯飲んで良い気分のところ阿部さんのMCで紹介される。何の打ち合わせも無く突然Sam&DaveのHold On I'm Comin'だ。5管のホーンセクション、大迫力、気持ちエェ~!何でもいいけどこのCha cha Houseは音もいいぞ!二階席もあり、少々贅沢な作りだ。ここでやりてえなあ、仕事くれ~!

お客さんも結構喜んでくれたみたい。ホント客の笑顔ってうれしいね。

2ndステージは21:45からである。そういえばここの演奏時間は75分と長い。アーティストのコンサートじゃないんだから客の集中力はせいぜい60分が限界だろう。そしてこのタイムスケジュールだと、普通に終わっても23:00である。近場の客はいいが、遠方から来ている客は帰りの電車を気にしなければならない。どういったコンセプトでタイムスケジュールが組まれたかは知る由もないが、客のことを考えてLIVEの後の余韻を楽しんでもらうなら22:30には終わらせるべきだ。せっかく1時までの営業時間を設けていても23時15分にLIVEが終了した直後90%の客は帰ってしまったよ。

2ndステージではまたSoul系のインスト曲が演奏され、ゲストの加地直子のSaxをフューチャーした”What' Going On”の途中でHidekichiが呼び出され、また歌入りでWhat's Going Onが演奏される。その後Superstition/Stevie Wonder、September/EW&F、Play That Funky Music/Wild Cherryと続けて演奏され、客席もすっかり盛り上がりを見せ本編が終了。全くリハーサルも打ち合わせもない中である、ミュジシャンの質の高さが良くわかるであろう。そしてアンコールで演奏されたのはThe Stylisticsの名曲、You Make Me Feel Brand Newを阿部さんのSaxで聞かせる。Hidekichiも大好きな曲だ。

LIVE終了後LIVEのブッキングマネージャーから声がかかり、今度是非やって欲しいの事、6月にはCha Cha HouseでHidekichiのLIVEが見られるであろう。楽しみだ!
Cha Cha House H.P. http://www.sometime.co.jp/chacha/index.html

皆さ~ん、LIVEが決定次第また告知するので是非来てね、よろしく~!



AXA Roadshow 2006 #4

2006年04月16日 | Gospel
    =====AXA Roadshow 2006 #4 <仙台国際センターVol.1>=====

仙台牛タンを堪能したはいいが、その後ホテルに戻ってシャワーして落ち着いたらすでに2時を過ぎていた。7時半にアラームをセットして実際に寝たのは2時半頃であろう。朝起きたら微妙に酒が残っている。こんなんで歌うんかい?と思いながらも朝食はしっかり食った。結構美味い!やはり朝食は和食に限る。

タクシーで会場に向かう。ひとつ気がかりなのは当日入りのメンバー6人が無事到着してくれるかな?東京発8時半ぐらいだからみんな7時半には家を出ないと間に合わないだろうな。何しろ普通のサラリーマン的生活を送っている連中じゃないから、早起きに慣れてない人もいるだろう、と余計な老婆心を働かせてみたが心配には及ばず全員予定通り11時に到着した。しかしその11時からリハをやらなければならなかったので、彼らは大変だっただろう。

みんな前のりの4人が昨日たらふく牛タンを食ったことは知らない。一応オフレコにしようと口裏を合わせておいた。

仙台ではスタートが他会場より30分早く13時からのスタートであった。他の会場が多目的ホールだが、仙台国際センターは本格的なホールであった。つまり他はプレハブステージであるが、ここはステージが広い!そしてPAのオペレーターが違うせいか、低音が効きすぎていて少々やりにくかった。ころがし(モニタースピーカー)の低音を少しカットしてもらったら少し歌い易くなった。京都とさいたまは同じスタッフだが、仙台だけは音響、照明のスタッフが違った。だからある意味いちからやり直しの部分もあったが、リハ無事終了。

仙台ではメンバーが一人違う、リコさんがこの日別の仕事があり、代わりに百合さんが参加した。

全メンバーを紹介しておこう。
Openingのメンバー:Hidekichi / 佳子 /尚美 / マー君
Endingのメンバー:Hidekichi / 佳子 / 尚美 / マー君 / リコ / 雅<http://www.geocities.jp/miyabi_morisawa/> / イチロー / ワカ / Seiko / Miho / 百合(仙台のみ)

Opening:創コミ久保田氏の作成した映像と上手くコラボしなければならない、ただ歌うわけではないのだ。出るタイミングから掃けるタイミングがあるのだ、緊張が走る。アカペラ始まりだが、キー出しとテンポのガイドが入ったオケ(会場には聞こえない)が流れる。途中Hidekichiがなぜか歌詞を忘れて一瞬空白を生む、ヤバし!Endingで名誉挽回だ。しかし二日めともなるとこなれてくるもの、初日の京都は動きも固かったがステージが広い事もあり、4人の動きも倍増!

控え室:OpeningとEndingの間が2時間程あったので、Endingのリハをやった。Gospelのコーラスはハーモニーも重要だが、Groove感を持たないと全く意味がない。そのGrooveとは音のアプローチ、つまり発音によるところが大きい。初日もチェックしたがさらに細部までチェックした。よ~し、これで万全だ。

Ending:前会長の閉幕セレモニー直後、Endingのオケが流れ我々がステージに飛び出して行く。これは京都でもやったが、Hidekichiはワイヤレスマイクなので会場に乱入して行った。13年ほど前に新宿でハコ(毎日同じ店で歌う仕事)バンの仕事をしてた時ワイヤレスを使っていたので全く慣れたもんだ。ってなわけで初日の京都でも乱入したのだが、久保田さんに客を煽ってねと言うリクエストがあったので当然のごとく実行した。それが想定外の動きだったらしくかなり驚いたらしい。今回はまた是非やってくれとのリクエストがあり遠慮なく大暴れさせてもらった。おとなしいと言う東北、北海道から集まった社員さんたちは最初戸惑ってはいたもののいつのまにかノリノリだ~。もちろんついて来ていない連中もいたが...
しかし大成功だ!Openingの失態も十分にカバー出来たぞ。

3週間前にかき集めたメンバー、不安もたくさんあったがやるたびどんどん一体感が生まれてくる。

帰りはもちろん牛タン屋に向かった。仙台駅の中にある利休に行ったが残念ながら満席で入れなかった。Openingメンバーは前日にたらふく食ったが、当日入りの連中はありつけていないので、もう一件の牛タン屋に入る。ほとんどのメンツは牛タン定食を注文していたが、OpeningメンバーのHidekichiと尚美嬢は牛タンカレーを注文。これがなかなかイける!なんだかんだ自由時間の少ない中仙台を堪能出来た気がする。(牛タンで満足したらしい...)

さて明日は最終日、Prideの聖地、さいたまスーパーアリーナだ、広いぞ~、はじけるぞ~!

AXA Roadshow 2006 #3

2006年04月16日 | Gospel
       =====AXARoadshow 2006 #3<仙台国際センターVol.1>=====

さて、2日めの仙台国際センターであるが、Hidekichiは仙台上陸は初めてであった。中学の修学旅行では青森、4年前に知り合いの結婚式で山形には行ったことがある。
仙台と言えば牛タンの本場である、本番が済んだら牛タン!てのははメンバ全員暗黙の中でも一致した思いだ。前日入りしたのはオープニングをつとめるHidekichi、佳子、尚美、まーくんの4人である。当初10人全員でやるつもりだったが、AXA側の要望で4人でやって欲しいということだった。アカペラ始まりのアレンジと言うことでGospellersを連想したらしい。

このGospellersがメジャーになったせいでGospel=アカペラみたいなイメージがついてしまった。音楽業界、それもプロデューサーレベルでも本気でそう思っていたのには驚いた!彼らは正直言ってマニアックな素人より音楽を知らないのだよ。

仙台に前のりした我々4人はリハ終了後、牛タン小ツアーに出かけるつもりであったのは容易に想像がつくと思う。さて街に繰り出そうかと腰を上げた瞬間、創コミの金川さんの声。金川さんはイベントのプロデューサーである。『Hidekichiさん、この後お時間ありますか?』、私は『はい?』と答えた。『牧さん(AXAの企画の担当)達と軽く飲みに行くんですが、皆さん一緒に行きませんか?』、Hidekichi『え?あ、はい!ありがとうございます、みんな大丈夫だよな?』。他の三人うなずく。

いや~、ラッキー!絶対牛タンだぞ、やったやった~!という訳で仙台に数店舗を持つ大手牛タン専門店、利休にタクシーで向かった。会場の仙台国際センターは駅から車で10分程の所、宿泊する駅近のホテルにチェックインして荷物を置いてから近くの利休に行った。

さて、本場の牛タンだ、早速牛タン焼きの登場!でかい皿に超大盛りの牛タンがやって来た。それも肉厚である!自分の舌ぐらいはあるだろう、網焼きの焼け目がまた旨そうだ!食ってみるとこれが柔らかいのだ、まあこの厚さで固かったらとてもじゃないけど食えたものじゃないが...
東京で焼き肉屋以外に牛タンと言えば”ねぎし”であろう、その根岸の1.5倍の厚みなのだ。そしてねぎしでもおなじみの唐辛子の味噌漬け、そしてお新香が一緒に盛られていた。この唐辛子と牛タンを一緒に食うと最高に旨い!焼き肉屋じゃあタン塩をレモン汁で食うのが定番だが、本場の味はこれなんだ!たらふく頂きました。最年少のマー君は貪るように食っていたな。

さ~てよく飲んで食った、満足、満足、明日また早いし~とっとと寝なきゃ声もでないぞ~と思っていた所、また金川さんの声、『Hidekichiさん、AXAの皆さんに今回かなり良い!って評判ですよ~、ちょっと今後の話もあるんでもう少しつきあいませんか?』、『え!あ~でも明日もありますから...』と一度は断ったものの牧さんが追い打ちをかける、『Hidekichiさん行きますよ~』、断れるはずも無くカラオケ屋に拉致された。なんだなんだ?まだ俺の歌が聞きたいのか?

カラオケ屋に到着すると早速マイクを進められたが、悪いけど前座が歌ってくれないと歌えねえなあと断った。順に歌って行くのだがみんななかなか上手いぞ、牧さんはかなり上手い!普段ずいぶん鍛えているな、こりゃ?ほんで映像のプロフェッショナルでこのイベントのステージプロデューサーである創コミの久保田さん、彼が歌ったのはサザンの”勝手にシンドバット”、場を盛り上げるのが上手い!音楽のことはあまりわからないらしいが、イベントの構成力はたいしたもんだ。どこでどうすれば盛り上がるのかツボを押えているのだ。ステージ演出の部分で非常~に勉強になった。けして歌は上手くはないが計算どおり場はかなり盛り上がった。
今度は金川さんの番だ。上手い!その曲は知らないがこりゃ素人の歌じゃない、そう言えば若い頃バンドをやってたって言ってたなあ。畜生!ホントに上手かったなあ、やられました全部持って行かれました。

私は”You Raise Me Up”の原曲を歌わされ、カラオケの18番、みちのく一人旅を歌った。ここは仙台だし自分が演歌を歌えばその意外性で盛り上がってくれるぞ、と思ったのは独りよがりであった。何しろカラオケに行く事は年に二度ぐらい、付き合いで行くのみだから最近の曲なんぞ全く知らない。というか歌謡曲は20年前で止まっている。もちろん洋楽なら300曲以上歌えるだろうが、カラオケ屋に来て英語の歌も無いだろう。なんだなんだ~、みんな俺の歌じゃなくて、自分の歌を聴いて欲しかったんだ。そうそう、カラオケはみんなが主役、Hidekichiは明日のオープニングで頑張るぞ!

ありゃやばい、もう午前1時過ぎているじゃん、8時前に起きなきゃなのに~、昨日も4.5時間しか寝てないし帰って寝ても6時間ぐらい...いつもは健康と声のために7時間は寝る事にしているので、不安を残しながらホテルに戻った。

仙台は桜はまだであった。昼間は暖かかったが夜は結構冷え込んだ。風邪だけは引きたくないなあ、そう思いながらいつの間にか寝ていた...zoo...

次回は仙台の本番の巻、ホントは今回で仙台の巻は終了の予定だったんだけどなあ。

AXA Roadshow 2006 #2

2006年04月15日 | Gospel
        =====AXA Roadshow 2006 #2<京都国際会館>=====

このイベントは3年に一度行われる大イベントだ。毎年このようなイベントは行われるようだが、Roadshow程の規模ではないらしい。会場の規模、社員の移動、スタッフの宿泊、交通費など、さらに我々のギャラ、経費を考えると億単位の金額がそこに投資されているのは容易に想像出来る。すごい会社だ!そしてこのイベントに参加出来て本当によかったなあ。イベント自体も素晴らしいものであった。きっと社員さんも満足して帰路についたであろう。Gospel(宗教的じゃないからモドキだけど)をやっていて本当によかったな!

さて、いよいよ初日の国立京都国際会館だ。前日に京都に前のりした我々Choirは会場に隣接した宿泊所にチェックイン後、事前に要求して用意して貰ったリハーサル用の部屋でさっそく30分程リハをした。何しろ全員で一度しかリハをしていなかったので、有意義な30分であった。全員でリハをしたのは一度だけだったので、発音やGroove感を確認、レクチャーをしてステージでのリハに望むことができた。ステージリハは場当たりも含んだリハだったので一時間弱の時間をもらったのでかなりこなれて来た。そして会場はまだ新しくって素晴らしいコンベンションセンターであった。翌日の本番はきっと上手く行くだろう。

リハ終了後せっかく京都に来たのだから街へ繰りだそうと思っていたのはHidekichiだけではなかったらしく、先に休んでしまったイチローと当日入りの尚子さんを除いた8人で軽く飲みに行った。何しろ会場の付近は自然がいっぱい!京都駅からは地下鉄烏丸線て20分で、繁華街からはかなりの距離がある。そしてリハが終わったのが21時前なので遠出は出来ない、おまけに宿泊先は23時が門限ときたもんだ。宿泊所の受付のおじさんに周辺地図を貰って近くにある店を探したが、Lawson、ジョナサンぐらいしか見あたらない。よ~く見ると居酒屋"ざくろ"が見つかった。そこは内装もよくなかなか雰囲気の良い店で、味も悪くない。競合店がほとんど無い中、合格点である。お通しが湯葉の刺身でこれが粘りがあっていい歯ごたえ、これは大ヒット!ほかにも湯葉入りのサラダも美味かった!しかしサワラの味噌付けはパサパサしていて今ひとつ、多分火の通しすぎ。ほとんど初対面のメンバーが多い中コミュニケーションが取れてマジでよかった。何しろ2日~6日までほぼ一緒にステージに立ち、行動を共にするわけで、慣れないマネージメントも兼ねていたHidekichiにとっては一安心であった。人に世話にはなっても、世話する事には慣れていなかったので、これもまた大変だった。そして人柄の良いメンバーに恵まれてホントよかったなあ。

さらに宿泊所に戻ってからも飲み会は続いた。ホントに明日大丈夫かよ?

さて、いよいよ本番当日だ。前日は小雨が降っていたが、当日は思い切り!こりゃ幸先いいわい。しかし何しろイベントの始まりが13:30、客入れが12:30である。そりゃ普段Hidekichiが起床してやっと行動を始める頃である。当然当日リハもあるわけで9:30には会場に集合なのだ。ここでもHidekichiにとって試練だったのがよ~く分かるだろう。おかげさんで本番は予想以上に上手く行った。AXAの担当や役員さんたちにも評判は上々であった。今回のイベント企画をした創コミュニケーションのスタッフにも大受け!この話をくれた創コミの落合さんは都合で最終日さいたまスーパーアリーナしか来れなかったのは残念だったが、落合さんホントにありがとう!

出番が終わった後、帰りの新幹線までに時間があったのでプチ京都観光に行く事になった。清水寺に行ったが残念ながら昼の部と夜の部の入れ替えの時間で中には入れなかった。すごすごとお土産やを物色、新製品の黒ゴマ八つ橋を試食して感動!白ゴマも食べてまた感動!どうも八つ橋って奴はあまり好きじゃなかったが、ゴマの香りとニッキの香りが絶妙のハーモニーを奏でていてたまらん。貧乏旅行だったので一つだけ購入、自分の分も買っとけば良かったよ~。あとは京風漬け物を試食、あっさりした割には後味濃厚、ゴマ油風味の大根と柚子風味の白菜漬けを買ってきた。帰りにメンバーの一人イチロー(マリナーズのイチローにそっくりなのだ!)が置いてきぼりになったのはご愛嬌。

ってなわけで、初日は無事大成功に終わり、一度東京に戻ってまた明日は仙台だ、まだまだ気が抜けない。

次回は牛タンの仙台の巻だ!{

AXA Roadshow 2006 #1

2006年04月15日 | Gospel
       =====AXA Roadshow 2006 #1=====

外資系のAXA生命ともなると、コンベンションセンターやアリーナを借り切って社員さんのイベントをやってしまうのだ。

全国三カ所、4/3京都国際会館、4/5仙台国際センター、4/6さいたまスーパーアリーナで行われたこのイベント、フランスの本社から会長がこれに参加するため来日、全国の社員が集結した。なんと7000人もいらっしゃる!今までHidekichiとAXAとの接点は全くない。生命保険も某アメリカ資本の会社に加入している。(これは当然AXAにはオフレコであるが…)

イベントの1ヶ月程前、知り合いからこのイベントでGospel10人ぐらいで歌ってくれないかと言う話が来た。最終日のさいたまの日にLIVEが入っていたのと、あまりにも準備期間がないので一度は断った。そこで他の二組のグループに振ったが、1ヶ月前に全員のスケジュールが空いているわけもないのであっさり断られる。
さてどうしたものかと思案している間に詳細が明らかになった。日中のコンベンションと夕方のレセプションの二部構成で、16:00には終了するコンベンションで歌う仕事だったので、さいたまであればLIVEは可能だ。ギャラを聞くといつもと桁が違う!二つ返事で引き受けることにした。

本想像以上に大変だった。メンバーはとりあえず10人すぐに揃ったが、曲が決まらない。当初こちらのレパートリーから選曲する予定であったのに…
決定したのが二週間前だ。トリノオリンピックのフィギュアで金を取ったイナバウアーと言う技で、流行語大賞を取ってしまいそうな勢いの荒川静香が使用した"You Raise Me Up"に決定。当然オケのアレンジもコーラスアレンジこれからだ。二日間で両方済ませ提出、Michael Jacksonの"Heal The World"をモチーフにしたミディアム調にしてみた。当初ダンス物のアレンジが頭にあったのだが、中年層の女性が多いと聞いていたのでもっと大人な感じで行こうと気を利かせたのが仇になった。しかしあっさりボツにされる。相手は元気のいいダンス物にしたかったらしい。最初から言え~!
日にちもないのでやけくそで自分の得意なPhilly Dancer風(Salsoul風?)のアレンジにしてやはり二日間でアレンジ、歌も入れて提出、やっとGo!が出たが、今度はオープニングをアカペラ始まりにしたいと言い始めた。この時点であと10日である。一人で抱えるのは無理と判断して、今回全面協力してもらっている佳子ちゃんにやって貰うことにした。10人もいればメンバーが揃う日はなかなか無い、だからリハは26日と28日の二回しかないのに、このまじゃ間に合わねえ~!ってなあ感じであった。プロ数人とHidekichiの優秀な弟子達を揃えたので、何とか形にはなった。一週間を切ってアカペラコーラスのアレンジを聞きたいと行って来たのにはまいった。リハをする時間も無かったのでしょうがなくまた自分で全パートを録音して提出、二週間で何度ハードディスクレコーダーのお世話になっただろう、ありがとうVF-16!

頭の中はYOU RAISE ME UPでいっぱいであった。

あとは本番を迎えるのみだ、次回は4/3京都を皮切りにスタートするAXAツアーの巻。



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FUNK#22~Kool & The Gang

2006年04月01日 | FUNK
    =====Kool&The Gangは結成40年の長寿バンドだ!=====

EW&Fは何度かの活動休止後最近も復活しているが、OhioやAWBも一度解散後再結成している、しかし「昔の名前で出ています」は否めない。 以前にも述べたが、70's~80's前半はSoul界でもバンド形態が大流行した。その後打ち込みサウンドの台頭でバンド形態を維持することは難しくなった。そして70's後半のDiscoブームも真のFUNKバンドにはきつい時代だった。売り上げを維持するには大変な苦悩を要するのである。ソロシンガーであれば本人が納得して方向転換すれば済む話であるが、グループともなると大変になるのは当然であろう。これは古今東西、日本でも同じ事。永くグループを続けて行くのは大変な事です。畑が違うがRolling Stonesなんか40年以上続けているわけだ。さすがにこれに匹敵出来るのはKool&The Gangしかいないであろう。The Isleysも40年以上になるが、ほぼRonald一人でやっているような物だからなあ...
ポリシーを貫き通して売れ続け、バンドを維持する、ホントにまじめな人ばっかだったら絶対続けられないと思いますよ。

EW&FはSeptemberやBoogie Wonderlandで時流に乗った、その後ちょっと失敗してもLet's Grooveですぐ復活した。KoolもゴリゴリのFUNKバンドからJ.T.Taylorを加入させPop Soulバンドに変身して、Ladys Night、Get Down On ItやCelebration等のミリオンセラーを連発する。Discoに続いてAOR流行でFUNKは瀕死状態、臭~いFUNKをやるバンドはOhioぐらいになってしまう。当然のごとくOhioはチャートからどんどん取り残されていく。AWBはAORに走り、Jazz/Fusionの雄、The CrusadersやG.Washington jrが歌をフューチャーして成功し、しまいにはGeorge BensonがQuincyのプロデュースによってポップスターの仲間入りをする。The CommodoresからはLionel Richieが脱退後AOR路線に走る。

私に言わせりゃあBrothers JohnsonやJ.T.加入後のKoolなんぞFUNKバンドとは絶対呼ばないぞ!70's中期あたりのKoolは超どFUNKをやっていた。初期のKool&TheGang(曲)、Let The Music Take Your Mind、そして全盛期のJungle Boogie、Funky Stuff、Spirit Of The Boogie、Love&Understanding、その後のOpen SesamiはDiscoを意識した作りではあったが、アラビアンムードをもった旋律とHornがFUNKを醸し出していた。さらにこの後出す二枚のアルバムセールスの落ち込みによって、バンドの維持のためにコンセプトの変更を余儀なくされたのである。

その後Jazz/Fusionの売れっ子Arranger、Keyb.であるDeodertoをプロデューサーに迎え、よりポップなサウンドを目指し、見事成功する。しかしFUNK魂を失ってしまった抜け殻のようなKoolには、正直何の興味もわかなくなった。J.T.がソロ転向で脱退後、新しいVo.を補充しながらNew Jack Swing(NJS)の時代も流行に乗りつつ、コンスタントに新作を発表して行った。NJS自体FUNKからの派生でもあるので違和感ないが、実際は歌以外メンバーがほとんどレコーディングに参加していない、何のこっちゃ?
数年前にTributeアルバムと言うか、若手達との共演アルバム(The Hits:Reloaded)が出たが、これはHip-Hop寄りのサウンドだがなかなかFUNKしていてよろしいぞ!DVDになったLive From House Of Bluesを見たが、メンバーチェンジしても彼らのFunknessは全く変わっていなくてホントに安心した、Liveは素晴らしい!それがFunkバンドの神髄であろう。