FUNK#23~EW&F

2006年04月20日 | FUNK
私がSoulにハマった頃、Stevie WonderのLP ”Songs In The Key Of Life" が全米アルバムチャートで#1を続けていた。EW&Fも傑作アルバム"SPIRIT"を発表、悲しいかなStevieを一度も抜けずに#2を続けたのだ。Stevieは12週連続#1だったらしいのでそりゃあかなう訳無し!ラジオではEarthの"Get Away"、Stevieの "I Wish" がどんどんかかってる。Soulにハマりかけてた15歳には鼻血の出る程刺激的だった。

元全日本プロレスの川田利明が俺だけの王道があったなら、俺だけのEarth道があってもいいだろう。

HidekichiにとってSpirit/Get Awayはリアルタイムで#1は揺るぎないが、その頃ラジオで聞いたそれ前のシングル、Mighty Mighty、Shining StarはGet Awayと共に宇宙人の声に聞こえる程のインパクトであった。タイトルが ”宇宙からの使者/Mighty Mighty" だったせいもあるが、何か本気で(宇宙的)そう感じたのである。

新作が待ち遠しかった頃、”All'n All”が発表される。コンセプトが明確で、さらに曲のつながりが見事!当時としては画期的だ。”Jupiter” はGet Awayに並ぶFavorite曲だな。"Brazilian Rhyme" もお気に入りであった。実はこれ以降私にとって超えるものは無いのである。”I Am”はAOR路線に走っているし、The Best に入っているSeptemberなんか当時全然好きじゃなかったね。その後も義理で買い続けたが、全然聞かなくなりました。HidekichiにとってののEW&Fは’78年で終わっていた。10年ほど前に生で見たが、Phillipはまだバリバリの現役であったがMauriceは完璧に終わっていたのは悲しかった。

アルバム "That's The Way Of The World" あたりまではかなり土臭かったのだ。"Open Our Eyes" が一番土着系であるな。そして "Gratitude" は史上最高のLIVEアルバムである。この時代のLIVE DVDがもし出たら卒倒してしまう程だ。このアルバムのOut take集である "That's The Way Of The World" /Alive In '75というアルバムが2002年に出ている。これは絶対的に必聴である。'79年のLIVE音源である "In Rio" もかなりよろしいが、Alive In '75の素晴らしさからみると霞んでしまう。懐古主義的に聞こえるかもしれないが、30年間Soulを追い続けて来たHidekichiの正直な思いである。

HidekichiにとってEW&Fは青春であったのだよ。Stevie同様に...

AXA Roadshow 2006 #5最終回

2006年04月20日 | Gospel
牛タン、牛タンと騒いだが、仙台と言えば昨年プロ野球球団"楽天"が発足している。今年から野村監督が指揮をとっているが、相変わらず戦力不足で弱いことには変わりない。新幹線を降りて階段のあたりに「仙台市は楽天を応援します」と
いう看板があった。頑張って昨年の勝ち星を上回って欲しいものだ。

    =====AXA Roadshow 2006 #5 At さいたまスーパーアリーナ=====

さていよいよ最終日、さいたまスーパーアリーナだ(以下SSA)。4~5年前にSSAに隣接するけやき広場に、二度Gospelの仕事で歌いに来た事がある。そして一昨年、昨年と二度Pride GPを見に来た。正直まさかこの会場で歌う事になるとは夢にも思わなかった。もちろん大きなホールで歌うことはあるが、これほどの規模の物は…

集合は9時半なので9時20分にさいたま新都心駅改札付近でメンバーと待ち合わせだ。時間の少し前に一人を残し9人が揃った。マ~君が10分過ぎても来ないので先に会場に向かった。Eゲートと言う搬入専用の入り口から入館、控え室に案内されケータリングで用意されたコーヒーを飲んでいるとリハのお呼びがかかる。会場内に入るとレセプション会場である。幕の向こう側がコンベンション会場だろうか?どうやら半分に仕切られているらしい。レセプション会場にセッティングされたテーブルを避けつつコンベンション会場に入る。やはり広いね!最終日は3000人来るらしい。Openingのリハが先に行われるが、マ~君の到着はまだだ。まずい、AXAの担当にもバレてしまう。早く来てくれ~!しょうがないので急遽ワカに譜面を渡し代わりをやらせた。

最終日を迎えて近場なので緊張感が弛んだのか寝坊だろう。彼はHidekichiの弟子であり、プロとしての仕事は昨年のX'masが始めてだった。まだ全然自覚が足りない。ミュージシャンといえども、一社会人として信用を大切に生きていかなければ仕事は来なくなる。Endingのリハが終了してやっと連絡があり、11時半頃到着。この日はHidekichiの奴隷だ。

毎回会場が違うため、場当たりは欠かせない。Endingは初日と同様念入りにリハが進行された。毎回終盤でAXA役員がステージに上がってくる場面があるのだが、前回まではステージ裏側からの登場であったが、会場の作りの関係上ステージ前の階段から上がって来る事になった。後半はリードがHidekichiから佳子嬢に変わるので、彼女が役員達をエスコートすることになった。かなりおいしい役である。

いよいよ最終日本番だ。3000人の前である、初日の緊張感とは違う、なんとも待ち遠しいものである。

Opening:予定通りの時間にBGMが止まり、同時に客電が消える、それは我々が立ち位置に付く合図でもある。客席のざわめきは消え、それと同時にアカペラ用のKey出し&テンポのオケがスタートする。Hidekichi "You Raise me"と歌い始めると三人のコーラスが "Up"と続く、いよいよ最終日のイベントの始まりだ。
Hidekichiが普段やっているようなLIVEは20~50人ぐらいの狭いLIVEハウスだ。本来たくさん動きたい方だが、逆に客の表情が手に取るようにわかる狭いところも大好きだ。逆に動きたい感情を、North West Smithではコンガを叩きながら歌っているので相殺されている部分もある。3000人の客席は壮大だった。今まで1500人の舞台は何度かあったが、そりゃ~最高だね!

さすがにこなれてきて余裕でOpeningをこなし、マ~君の失態もカバーされたかな?
最終日ともなるとなかなかメンバー間もこなれて来て、二時間あるインターバルも和気あいあいと過ぎて行く。控え室に落合さんが訪れ、Endingのスタンバイ時間を伝えにくるが、最終日であったので押しているらしい、結局15時半予定が16時近くに変更になる。

さていよいよ会長の閉幕セレモニーである。オケが始まった途端我々はステージに飛び出して行く。会場の袖では牧さんを筆頭にAXAの企画メンバー、創コミのスタッフが手拍子をして盛り上げてくれている。最高のシチュエーションの中、イベントは閉幕した。

なんて壮大なイベントであろう?ずいぶん苦労をさせられたがこのイベントに参加できて本当に光栄である。我々は刺身のツマのような存在ではあったが、きっと鮨のお伴のガリ程度の働きは出来たであろう。このイベントにかけるスタッフの思いが集結した結果である。

今回本当にいい経験をさせて頂きました。AXAさんとも今後も良い付き合いが出来れば良いと思うし、こういう機会が他にあっても十分に出来る自信が出来ました。そして9人+1人のメンバーに感謝したい。お疲れさま!この準備期間でよくこれほどのパフォーマンスができた。また機会があったら誘うからみんなよろしくね!