Rufus #4

2006年04月30日 | soul,r&b
私の独断と偏見で(最近聞かなくなった表現だな/俗に言う死語?)Rufusの三部作と選定した第二期の最後のアルバムを紹介しよう。

   =====Rufus Featuring Chaka Khan/Ask Rufus=====

このアルバムタイトルは結成当初のバンド名である"Ask Rufus"である。アルバム発売前ご機嫌なFUNKナンバー"At Midnight"が発売されR&B#1のヒットになり、出す曲すべてゴールドディスクという流れは相変わらず継続している。アルバムチャートではR&B#1/Pop#12と大ヒットになっている。

そのAt Midnightはアルバム1曲めに登場する。何と言うスリリングなイントロであろう!Tower Of PowerのHorn Sectionがまたしても大活躍。Chakaのダイナミックなボイスが炸裂する。しかし4/4の中に時折3/4の変拍子が登場するのだが、それでも大ヒットしてしまうほど自然に溶け込んでいる。ダンスするには少々きつい気もするが...

A面2曲めは"Close The Door"、曲のクレジットを見るとDavid Wolinskiと言う名前がある。次のアルバムでメンバーになるKeyboardプレイヤーであるが、彼は70's前半に"Madura"と言う3人組Rockバンドをやってた人で、Chicagoの弟バンドとして紹介されていた。2003年にCD復刻されている。彼はChicagoのアルバムでも作曲、レコーディングにも参加していた。
前作まではGavin Christopherが絡んでいたがまた新しい人脈である。曲自体はミディアムテンポのなかなかいい曲である。

A面3曲めはメドレーでインスト曲。"Slow Screw Against The Wall"はStringsが美しいまるでChick Coreaの70'sのソロ作
を思わせるヒーリング系のナンバー。その後"A♭Fry"というBobby Watson作の短いFUNKインスト曲に繋がる。何でもいいけどCDではクレジットと違いこのA♭Fryは次曲のEarth Songに繋がっている。演奏がまったく繋がっているためそうしたのだろうが、CDで初めて聞く人は理解出来ないだろう。ちゃんとクレジットして欲しいものだ。

A面4曲めは"Earth Song"、これもミディアムナンバーでいい曲だ。演奏も素晴らしい。

A面5曲めは"Everlasting Love"はシングルカットされたがR&B#17までしか上らなかった。平凡な曲である。

B面1曲めは"Hollywood"、シングル曲でやはりミディアムナンバーであるが本当にいい曲だDavidとDrs.のAndreとの共作。
Rufus史上でも指折りの名曲だ!四の五の言わず聞いてみろ。

B面2曲めはスローバラードで"Magic In Your Eyes"。ヒーリング系ですな。

B面3曲めはミディアムFUNK曲。前作よりも演奏の部分で進化してるように感じる。全体的にどこかJazzフレイバーを感じる曲が多い。
アルバムラストは"Egiptian Song"、スローFUNK曲で、その名の通りアラビアン調のメロディーとバッキングである。

う~ん、FUNK系の曲が減ったのは寂しいが、内容的にはRufusizedを上回る最高作といってもいいだろう。三部作はFUNKファン、Chakaファン必聴である。

このあとオリジナルメンバーでもあるDrs.のAndreが脱退してしまう。Chakaと大喧嘩をして決裂したというエピソードを聞いた事があるが、残念!



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2 Comments

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Unknown (ocean)
2006-05-01 01:55:19
>Tower Of PowerのHorn Sectionがまたしても大活躍



う~んっ またしてもですかっ!まいった...! まずはRufusizedを。気に入ったらその後の2枚も必聴ということですねっ♪
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そりゃあ三部作! (Hidekichi)
2006-05-01 07:15:38
Hidekichi認定の三部作は外せないよ~!oceanさん。



マジ聞いて損しませんよ~。
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