日向の夢

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CROSS CHANNEL 二十六発目

2006年05月15日 18時52分58秒 | ゲーム
・田崎商店へ行く


―――いつか、わたし―――

CROSS POINTの美希からは考えられないような弱さ。でも、これが美希の本当。彼女があそこまで強くなるのに、一体どれほどの時間と偶然と死があったのだろう・・・。

・デートに誘う

一週間、その間、霧がいないことを悟らせないようにしないといけなくて、でも、水曜日には霧よりも太一に心の天秤が傾いている――!

結局、霧がいないことに気づかれて、でも、この娘は泣きながら笑うんだな。

びっくりするほど普通だ。そう、普通。普通の女の子が、人とか、親とか、友達がいなくなった世界にぽつんと取り残されている。群青色が見えないくらい、普通。
それは、傍から見てたってとても心細い。だから、返してあげなきゃ。

そして、つかの間、体を寄せ合う。弱くて暖かいこの娘に、人のいない孤独、消えてしまうかもしれない不安は重すぎる。だから、還るまでの一時だけでも、こうして触れ合っていたい・・・。

観測の瞬間、「やだ」と言った美希は、親友と、家族と、再会できただろうか―――。


―――また、来週。




・2年教室


―――Disntegration―――

最初の関係。一年前の関係。
群青という囲い、「人を傷つける可能性がある」者の隔離施設。でも、太一は思う。冬子は、他人を傷つけないだろう、と。そう、傷つける可能性があるとしたら、それは自分自身を、だ。

紆余曲折あって、

「私の魂ガ―――――――ッッッ!!??」

と冬子が叫んだり。

一年前のある期間、太一は冬子を使って実験していた。愛想よくしていれば、明るく人懐っこくしていれば、自分は人の中にいられるのか、溶け込んでいられるのか。
実験は成功したように見えた。冬子とのただれた日々は続き、そして少しずつ、変化していった。

・・・爛れてる所をもっと詳細に克明に描写しろCG付きで、と割と本気で思ったのは内緒な。

初期化。冬子が壊る前に、この関係を壊さなければいけなかった。
でも、失敗した。彼女は自分で自分を刺し、そして太一を求めた。なんて矛盾、なんて不合理。そうまでして繋ぎとめたかったものは、本当に、太一だったのだろうか・・・。

日曜日、彼女を連れて社へ。彼女は、これから一人で生きていく。でも、それは決して、嫌いだから、捨てるわけじゃない。そう告げて、太一は、観測した―――。


―――また、来週。



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