井上しんごブログ

北九州市議の井上真吾です。何かあったらいつでもどうぞ、私の携帯電話は070-5690-1423です。😄

4年前の市長選挙の際の、応援演説のテープを起こしました。

2007年07月07日 | 演説原稿
演説070706

4年前と比べると、今の市政がより見えやすくなります。4年前はうちら以外のオール与党で末吉さんを応援したんですからね。北橋市長もこの当時、末吉市長再選でがんばっていました。


皆さん、こんにちは。私は今度の市長選挙ぐらい、市民の皆さんが誰を選んだらいいか、分かりやすい選挙はないと思います。何しろ、4期十六年やってきた、末吉さん。自分で、末吉市政の16年間というのは、失格だったと自分で宣言してるんです。だって皆さんそうじゃないでしょうか。5期目狙うんですよ。その人が「私は新人として闘う」と言うんです。普通、4期十六年もやれば、自らの実績を宣伝する、訴えるのが当たり前じゃないですか。ところが皆さんに自信を持って、訴える中身がない。それどころかろくなことをやってこなかったから、過去のことは忘れてください。新人として出直しますと言うのが、現市長の末吉さんです。そのことは、これまでの16年間が、ろくでもない市政だった。自ら告白している。こういうことではないでしょうか。実際、この方がやってきたことで、目立つことは何か、それは、無駄な大型事業のオンパレードであります。例えば、紫川マイタウン・マイリバー計画、総事業費3600億円と言うんでしょ。私も見ましたよ。今日も太陽の橋という橋の近くで、私宿泊することになってますけど、何が太陽の橋なのかさっぱり分かりません。ともかく莫大な金かけて意味不明の橋を架けてる。ある新聞じゃ橋奉行と書いてある。ところが、その新聞記事読んでると一番下流の所の、やらなければいけない橋の改良だけは終わってない。つまり、治水対策には何にもならない。ただただ、意味不明の橋を架けてきただけだというじゃありませんか。あんまり、公共事業の批判が強いもんですから、もう新たな公共事業はやりません。こういうことも末吉さんはおしゃってるようです。ごまかされたらだめですよ、皆さん。何であんな公共事業やらないって言うか、手をつけている公共事業がいっぱいあるから、新しい事業へなんか手が回らないんです。例えば、響灘コンテナターミナル、1000億円かけるって言うんです。なんで、こんなに大きなコンテナ専門の港を作るのか。理由は今、38万個入ってるコンテナ、これがいずれは250万個になる、8倍ぐらいになる。だから新しい港が必要だ。1000億円かけるって言うんです。でも、港湾労働者の方、なんと言っていますか。ばかばかしくって話にならないって言うんです。なんで、38万個のコンテナが250万個に増えるのか、今減り続けてるじゃないか。市の幹部が何ていってるか。ばくちと言われても仕方がないって。私はばくち以下だと思う。ばくちなら勝つこともあれば、負けることもある。しかし、この響灘のコンテナターミナルは、私保障しますよ。100%以上失敗します。だって、皆さん、何で35万個しかコンテナ入ってこないのに、港がないからじゃないんですよ。今だって、50万個だって、60万個だって、入れようと思えば入るんです。問題は船会社が運ぶ必要がないから、入らないだけなんです。港を作ったら荷物が来るんじゃないんです。必要だったらいつでも荷物はくるんです。考え方が全く逆なんです。こういう今手をつけている無駄遣いをやろうって言うのが末吉さんです。だから、あの人応援するの誰ですか。皆さんじゃないです。この無駄な公共事業でぼろ儲けする、ゼネコンや大企業が応援するんです。何でこの人が当選して、無駄な開発やめることができますか。スポンサーは全部、無駄な開発が大好きな企業がついているんですから。この人には無駄は止められません。おそらく、政治献金だってもらってるでしょう。その内、ぼろも暴かれますよ、長崎のように。そうなる前に、市長に選ばないことが大事なんです。そして、無駄をほんとに食い止めようと思えば、ゼネコンや大企業から、献金なんて一銭も受け取らない、吉野高幸さんが市長になってこそ、無駄遣いを食い止めることができる。それは、皆さん一番の保障ではないでしょうか。無駄さえやめりゃ、色んなことができますよ。例えば、長野県で田中康夫さんが知事になりました。ダムやめました。ダムやめただけじゃないです。早速、30人学級実現しよう。介護保険の保険料・利用料の減免制度を作ろう。お金は無駄なところから、教育や福祉、あるいは地場産業に回していこう。こういう方向に長野県政変わってるじゃないですか。私昨日熊本に行ってきました。熊本でもそうです。幸山さんという人が市長になる、早速、30人学級やろう。こういう方向に動いていますよ。無駄を止める市長が誕生すれば、政治の中身はがらっと変わるんです。だって、この大不況の元で、国民健康保険料高い。払いたいけど払えない。そのための、今の市政はどうですか。約1万5千世帯から保険証を取り上げてるんですよ。保険証取り上げたらどうなりますか。病院の窓口では全額負担しなければならないんですよ。保険料払えない人が、何で、窓口で全額払えますか。病院にいくなって言ってるのと同じです。まさに、金の切れ目が命の切れ目になる。こんな不景気の中、皆さん懸命に働いているってのに、なんで、こんな仕打ちですか。何のために、皆さん税金払ってきたの。何のために自治体はあるの。この時のためにあるんじゃないんですか。あんな橋かけなければ、あんな無駄な開発、作らなければ。ここの近くだってそうでしょ。私見てきましたよ。混まないコムシティっていうのを、がらがらですよ。こんなこと止めればすぐできるじゃないですか。保険証なんか取り上げる必要はない。介護保険料だって下げることができる。30人学級だってできるんですよ。そして、公共事業だって中身さえ替えれば、金は要らない、仕事は増えるんです。私、最近文部科学省の面白い資料見てきました。学校の改築とか修繕と言うのは従来型の公共事業よりも、金はかからないし、はるかに雇用効果がある。この文部科学省の試算見ますと、学校の改築修繕、土地は要らないんです。立て替えた。そうすると、雇用効果は道路なんかの二倍ある。生産誘発効果は6倍ある。文部科学省言ってるんですよ。吉野さんが市長になって、響灘の開発なんか止めて、ほんとに、福祉や教育、こういった場所の公共事業しっかりやれば、財政負担は少なくなる。雇用は増える。仕事は増えるんです。これが、今やるべき自治体の仕事なんです。こういう方向に切り替えれば、北九州市の明日はほんとに明るい、希望のあるものになります。そのためにも、吉野高幸候補を市民の会の、市民の代表として、市政に送り出していただきたい。心からお願いするものでございます。だいたい、相手も困っているんですよ。急に市民派とか言い出したんですから。末吉さん見て、誰が市民派と思いますか。ゼネコン派って言うんです。どの党の推薦も受けない。でも、朝日新聞がすぐ暴露しました。選挙事務所に行ったら、いるのは、自民党や公明党の幹部ばっかり、どこが市民派なんだと。すぐにめっきがはがれました。今じゃ開き直って市民派じゃないって言ってるそうですが。でも、長野でも、熊本で、この自民党・公明党の悪政を変えるために、無党派の皆さんが立ち上がったんでしょ。変えたんですよ。北九州だってできない訳はない。今こそ、それやらなきゃいけない。吉野高幸さんは、皆さんもご存知の通り、弁護士として、皆さんの暮らし守る、人権守る。あるいは医療機関の副理事長として、市民が主人公の医療を実現する。文字通り市民派ですよ。選挙のときの市民派じゃないんですよ。根っからの市民派、これが吉野高幸さんです。皆さん、この吉野さんを市長に押し上げてください。そして、それを支えるためにも、共産党の、今度、補欠選挙です。市会議員の、藤井五十二候補、見事に当選させていただきたい。このことを心からお願いして、私からのお願いとさせていただきます。どうぞ、皆さん、よろしくお願いします。