爆発的事象とミリシーベルト 3/15
12日16時半頃、直下型の大きな揺れがあり、直後に福島第一原発で爆発音が聞こえ白煙が上がっているとの報告があった。爆発のあった福島第一原発では作業員4名が怪我をし、さらにその後の発表で毎時間1015マイクロシーベルトの放射能漏れを確認した。
また枝野幸男官房長官はその後の記者会見で、「福島第1原発で、原子炉そのものであるとは確認されていないが、何らかの爆発的事象があったと報告されている。」と述べた。
さらに15日午前の記者会見では、東京電力福島第1原子力発電所での放射能濃度について、午前10時22分時点で、2号機と3号機の間で30ミリシーベルト、3号機周辺で400ミリシーベルト、4号機周辺で100ミリシーベルトが計測されたと発表した。
何故、爆発事故と言わないのか
枝野幸男官房長官は精一杯に激務をお勤めかも知れないが、国民が安心できる危機管理能力はお持ちで無いようだ。
爆発事故を爆発的事象と言い換えるあたりは、菅直人内閣の行きあたりばったり主義、隠蔽体質を体現したものにすぎず、国民から見れば「不誠実そのもの」ではなかろうか。
また、これまでは1時間毎の被爆量をマイクロシーベルトで発表していたにもかかわらず、事の重大さを恐れてか、1000倍単位のミリシーベルトに変更したのには呆れた。
400ミリシーベルトとは40万マイクロシーベルトの事であり人体に重大な影響を与える国家非常事態的なる一大事である。
国家的重要事項を小手先の詭弁でしのごうとは何たる無責任さであろうか。
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