先日の記事ではクロソイド区間・円弧区間を組み立てる治具について書きました。この滑り台を組み立てるにはもう一つ治具を使います。冒頭の写真に示したのが直線区間とスタート区間・減速区間を組み立てる治具です。ストレートのスパンを組み立てるのでこちらは単純に出来ています。この現場では全部で11スパンですが、この治具を使うのは3スパンだけです。展開図を見れば分かるでしょう。
スタートと減速部は円環面(トーラス、torus)の内側と外側を使います。トーラスは二つのパラメータで簡単に記述できるので板の計算も極めて単純です。そして様々な傾斜に対応したテンプレートが用意してあります。
レーザー加工した鋼板を治具に固定するにはカムを利用した小型のクランプが使われています。
テンプレートにも同じクランプを採用しています。
この治具を私が設計した時は、ナベヤのカタログを嘗めるように読んだのですが、今この商品名を思い出そうとナベヤのWebカタログを見たのですが、見つかりません。
このクランプの仕組みを説明するイラストを描いてみました。真鍮の六角ナットに偏芯した穴があり、ここに嵌る偏芯した六角穴つきボルトが組み込まれています。六角レンチで回すと外側のナットが僅かに移動してワークを固定するのです。このような用途にはぴったりでした。材質が真鍮なのはワークを傷つけないためですね。
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スタートと減速部は円環面(トーラス、torus)の内側と外側を使います。トーラスは二つのパラメータで簡単に記述できるので板の計算も極めて単純です。そして様々な傾斜に対応したテンプレートが用意してあります。
レーザー加工した鋼板を治具に固定するにはカムを利用した小型のクランプが使われています。
テンプレートにも同じクランプを採用しています。
この治具を私が設計した時は、ナベヤのカタログを嘗めるように読んだのですが、今この商品名を思い出そうとナベヤのWebカタログを見たのですが、見つかりません。
このクランプの仕組みを説明するイラストを描いてみました。真鍮の六角ナットに偏芯した穴があり、ここに嵌る偏芯した六角穴つきボルトが組み込まれています。六角レンチで回すと外側のナットが僅かに移動してワークを固定するのです。このような用途にはぴったりでした。材質が真鍮なのはワークを傷つけないためですね。
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