271828の滑り台Log

271828は自然対数の底に由来。時々ギリシャ・ブラジル♪

アートな製品(その2)

2007-06-22 19:18:03 | 遊具
アートな製品でお付き合いを続けているのは牛嶋均さんです。馴れ初めは、古いけれど味のある滑り台の画像を集めたサイト「滑り台保存館」の掲示板でした。今は休眠状態ですが、ここの掲示板が活発だった頃は私も県内の滑り台の画像を次々と上げていました。
しばらくして、牛嶋さんから連絡があり越後妻有トリエンナーレ2003(大地の芸術祭)に出品する作品の製作を依頼されました。作品のDXFデータをメールでやり取りし、打ち合わせのために前橋に来て頂きました。「保存館」では有名な「600型電話滑り台」と「竹の子タワー」を滑って頂き、大いに盛り上がりました。

十日町に設置したのは「基地」です。こどもとこどもの心を失わない人々が集う遊びのための基地でした。私の娘も「こへび隊」の隊員として参加し、貴重な体験をしたようです。詳しくは、まだ生きているサイト「十日町基地制作隊」の「基地の現場」をご覧下さい。

次はずっと規模の大きい作品で、現場は青森県の十和田市。ここは馬の産地としてかつて有名で、このことを記念する駒っこランドに「UMA」を設置したのです。頭のてっぺんまで8.7mですから、かなりの迫力です。滑り台の滑走長は12m、胴体はステンレスのパイプ、赤い車輪は回りそうで回りません。

牛嶋さんと付き合って驚いたのは「土で滑り台を作りたい」という提案でした。遊具屋には絶対出来ない発想ですが、これが実現してしまったのです。九州には優れた左官職人さんがいるらしく、漆喰で滑り台を形作ってしまうのです。

私の会社の仕事は超高分子量ポリエチレンのレールを嵌めたフレームを作ることでした。子供たちに遊ばれてテカテカに光り、雨にも負けないそうです。

この滑り台の画像と共に添付されていたのはチューリップハットのようなすべり台です。形はクールですが、ステンレスの細工・溶接は難しそうです。

  ↓ポチッと応援お願いします!
にほんブログ村 科学ブログ 技術・工学へ
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アートな製品(その1) | トップ | 平成のベーゴマ »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (niwatadumi)
2007-06-23 09:22:23
おはようございます。楽しそうな滑り台がたくさんあるのですね。
竹の子滑り台の動画も拝見しました。カーブでの絶妙なひねりの傾き,先日お教えいただいたのはこれですね。
今後,滑り台を見る目が変わりそうです。
それに,「基地」。近頃は見かけないな,と思った後すぐに気付きました。簡単に見つけられないところにつくるのが,秘密基地でした。
返信する
ヒューム管 (271828)
2007-06-23 17:18:43
niwatadumiさん こんにちは

物体が速度vでカーブに進入したとき、カーブの曲率半径をrとすれば遠心力はmv^2/rですね。これと重力mgから計算される角度で刻々とひねってやることが理想的ですね。摩擦も重力と遠心力の合力から刻々と変わります。これらを計算しつくして滑り台の計算は終わります。

さて秘密基地は「どらえもん」的にはヒューム管でしたね。あの高度成長期には下水工事が盛んに行われていたのですね。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

遊具」カテゴリの最新記事