ジャム作りに欠かせないのがペクチンという多糖類で、糖・酸・ペクチンと僅かなカルシウムのバランスでこのゼリー化が起こります。最近、ペクチンを検索すると奇妙な事に気がつきました。検索窓に「ペクチン」を入れると検索エンジンは第一候補として「ペクチン 放射能」を返すのです。どうやら「ペクチンは放射能に効く」という都市伝説(urban legend)が広まっているらしい。
ある怪しいブログには、少し前に私が興味を惹かれた動画が埋め込まれていました。
ジャム作りの前段階として、自宅でApple Pectinを作る方法を動画で説明しています。ジャムの専門書で「ペクチン液の作り方」を読みましたが、二人の美女に説明してもらう方が嬉しい。ガウンの紐を解くときはドキッとしますね。プロの演出です。
この二人はブルーベリー+ルバーブのジャムの作り方も色っぽく教えてくれます。砂糖の量の多さには驚きます。再生回数はアップルペクチンの作り方がジャムの作り方の10倍です。ネットイナゴが押しかけたようです。
「ペクチンは放射能に効く」という都市伝説はどこから広まったのかを探して、やっと見つかりました。松永和紀さんの「健康食品で解毒」を信じてはいけないを読んで納得することが出来ました。AERAとサンデー毎日の記者のレベルの低さには呆れます。
さて、砂糖不使用のジャムをいくつか買って食べてみましたが、不味い・高い・色が悪いの三拍子揃っています。でも消費者が砂糖不使用のジャムを求めるのは「白砂糖は危険」という都市伝説のためです。この伝説の起源について書かれた本を私の書架で再発見しました。高橋晄正さんの『自然食は安全か』(1989年)です。
砂糖を大量に摂ると骨のカルシウムが溶けて骨がぼろぼろになる、というデマを広めたのは田村豊幸の『カルシウム欠乏症』(1971年)であると知りました。この情報は「血液型XX学」と同様に、日本とその文化圏(台湾・韓国)だけで広まっています。
高橋さんの本では、大学時代からの友人堀口星眠の句が沢山引用されています。私のように俳句の観賞能力に欠けるものはちょっと辛いものがあります。俳句好きの方にはお勧めです。
一方では、多くのグラフも掲載されていて、読者の理解を助けています。特に印象に残ったグラフを一つだけ掲げます。
人口10万人当たりの死亡率を抗生物質の導入の効果で見ています。縦軸を対数にとった片対数グラフならではの表現力です。私が生きてこれたのもストマイのお陰です。
生データが与えられてこれを対数グラフに表すことが出来る学力を持った人材はAERAとサンデー毎日にはいないでょうね。今の高校では対数はどのように教えられているのかはなはだ心配です。
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ジャム作りの前段階として、自宅でApple Pectinを作る方法を動画で説明しています。ジャムの専門書で「ペクチン液の作り方」を読みましたが、二人の美女に説明してもらう方が嬉しい。ガウンの紐を解くときはドキッとしますね。プロの演出です。
この二人はブルーベリー+ルバーブのジャムの作り方も色っぽく教えてくれます。砂糖の量の多さには驚きます。再生回数はアップルペクチンの作り方がジャムの作り方の10倍です。ネットイナゴが押しかけたようです。
「ペクチンは放射能に効く」という都市伝説はどこから広まったのかを探して、やっと見つかりました。松永和紀さんの「健康食品で解毒」を信じてはいけないを読んで納得することが出来ました。AERAとサンデー毎日の記者のレベルの低さには呆れます。
さて、砂糖不使用のジャムをいくつか買って食べてみましたが、不味い・高い・色が悪いの三拍子揃っています。でも消費者が砂糖不使用のジャムを求めるのは「白砂糖は危険」という都市伝説のためです。この伝説の起源について書かれた本を私の書架で再発見しました。高橋晄正さんの『自然食は安全か』(1989年)です。
砂糖を大量に摂ると骨のカルシウムが溶けて骨がぼろぼろになる、というデマを広めたのは田村豊幸の『カルシウム欠乏症』(1971年)であると知りました。この情報は「血液型XX学」と同様に、日本とその文化圏(台湾・韓国)だけで広まっています。
高橋さんの本では、大学時代からの友人堀口星眠の句が沢山引用されています。私のように俳句の観賞能力に欠けるものはちょっと辛いものがあります。俳句好きの方にはお勧めです。
一方では、多くのグラフも掲載されていて、読者の理解を助けています。特に印象に残ったグラフを一つだけ掲げます。
人口10万人当たりの死亡率を抗生物質の導入の効果で見ています。縦軸を対数にとった片対数グラフならではの表現力です。私が生きてこれたのもストマイのお陰です。
生データが与えられてこれを対数グラフに表すことが出来る学力を持った人材はAERAとサンデー毎日にはいないでょうね。今の高校では対数はどのように教えられているのかはなはだ心配です。
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このリンゴのことを知らなかったので、意味が良く分かりませんでした。知らせて頂き感謝です。日本でも青森なら手に入るようです。
http://homepage3.nifty.com/malus~pumila/appls/grany_smith/grany_smith.htm
明日晴れたらリンゴ農家に出かけるので栽培可能か聞いて見ます。
それと松永和紀さんの『メディアバイアス』が届きました。面白そうです。
「そうそう、アップル・ペクチンのリンゴには、このお姉さんの仰ってるようにGranny Smithよね。」
なんて、懐かしんでいました。
改めて、本文を読ませていただき共感しました。そうなんですよね、科学的根拠のない「OOがXXに効くらしい」というのが多すぎますね。
それと、松永和紀さんのブログは面白いですね。(自分の立場上、面白がっちゃいけないけど)