コロナ重症対応で3次救急を制限
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20201210/2000038407.html
大阪・住吉区にある「大阪急性期・総合医療センター」は、新型コロナウイルスの重症患者への対応を優先するためとして、先月から重篤な一般患者を受け入れる「3次救急」を制限しています。
大阪・住吉区にある「大阪急性期・総合医療センター」によりますと、新型コロナの重症患者を受け入れていますが、医師や看護師など人手が限られる中、重篤な一般患者を受け入れる「3次救急」をこれまでどおり担うことが難しくなったということです。
ツイートから
「大阪急性期・総合医療センター」で、患者8人、医師や看護師ら職員計5人が検査で新型コロナウイルスに感染しました。同センター敷地内には15日に運用が始まる「大阪コロナ重症センター」があり、不足する看護師を全国から募集、自衛隊にも協力を要請しています
これは救急車が路頭に迷うぞ…。 #nhkrw
IPSの山中伸弥教授「大阪市では報告されている以上に感染が拡大」「陽性率は外出禁止令がでたサンフランシスコの5倍以上」
サンフランシスコで外出禁止令 大阪は大丈夫か?
https://www.covid19-yamanaka.com/cont3/17.html
私は大阪とサンフランシスコの2か所に居住しています。
サンフランシスコは、新型コロナウイルスに対して一貫した科学的対策を取り、アメリカの中でも最も死者数が少ない都市のひとつです。しかし、それでも冬の到来とともに感染者が増大し、徐々に医療が圧迫されています。このままでは、年末までに集中治療室(ICU)が不足し、コロナ感染者のみならず、心筋梗塞や交通事故など、他の患者の命も救えなくなる可能性が高いとして、今週より外出禁止令が発令されました。
1204-Joint-Press-Release.pdf (cchealth.org)
レストランは屋外とテイクアウトのみ営業可、バーや美容室は営業不可、他の店舗は20%以下の収容人数でのみ営業可、ゴルフやランニングなどの屋外活動は同居家族でのみ可、しかもマスクや社会的距離が必須、といった厳しい内容です。
これらを含め、50以上の社会活動について、活動の可否が明らかにされています。
Contra-Costa-County-Openings-at-a-Glance.pdf (cchealth.org)私は大阪とサンフランシスコで活動しています。二つの都市の現在の感染状況を図1で比較しました。サンフランシスコの人口当たりの感染者数は大阪の2倍強ですが、検査数が20倍程度であること、陽性率が1.8%と低いことを考えると、両市の感染状況は同程度と言えると思います。実際、両市とも、重症者用ベッドがひっ迫しつつあります。大阪も医療緊急事態宣言が出さていますが、実際の対策は、サンフランシスコに比べると非常に緩やかです。大阪の医療が持つのか、府民の一人として心配です。