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原発不明がんにオプジーボ有効 近畿大が初確認 投与の2割以上でがん縮小

2020-06-01 | 医療、健康

https://news.yahoo.co.jp/articles/d801df9f38d1a08c2887ec36525e9e1ecf159d42

最初に発生した臓器が分からず治療が難しい「原発不明がん」の患者に、免疫治療薬「ニボルマブ(商品名・オプジーボ)」を投与したところ、2割以上の患者でがんが縮小したと、近畿大の研究チームが明らかにした。原発不明がんへのニボルマブの有効性が示されたのは初めて。31日(日本時間)にオンラインで開かれた米国臨床腫瘍学会特別臨床科学シンポジウムで発表した。

 がんは転移後も、最初に発生した臓器のがん「原発巣」の性質を持つため、転移した臓器についても一般的に原発巣の治療法が参考になる。そのため、原発巣がすでに消滅するなどして特定できない原発不明がんは、治療が難しい。

 原発不明がんの患者は全てのがんの2~5%とされる。半数以上が診断時に複数の臓器に転移しており、診断時からの5年生存率は2~6%と予後(病後の経過)が非常に悪く、治療法の開発も比較的進んでいない。

 研究チームは、国内の医療機関10カ所で治験を実施。抗がん剤治療歴のある患者45人とない患者11人の計56人に対し、体内の免疫の活性化を持続してがんへの攻撃力を強める「免疫チェックポイント阻害剤」のニボルマブを投与した。がんの直径が30%以上縮小した患者の割合は21・4%(12人)だった。ニボルマブはすでに胃がんなど多くのがんで標準治療の一つとなっているが、同様の効果が得られたという。

 治療歴がある患者の場合、薬の効果があった期間(中央値)は12・4カ月で、原発不明がんで最も一般的な治療法の約2倍だった。生存期間(同)も15・9カ月で、長くても約12カ月とされる他の治療法より延命効果があった。

 研究チームの谷崎潤子助教は「ニボルマブの投与が原発不明がんの新たな治療法となることが期待される。苦しんでいる患者のためにも治療薬として承認されるよう手続きを進めたい」と話している

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