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認知症と性格の関係、責任感が強い人はなりにくい!?

2017-11-24 | 医療、健康

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171123-00150147-diamond-soci&pos=2

 認知症になりにくい性格はあるのだろうか──。実はすでに性格特性のうち、「誠実さ」が予防的に働く、という研究結果が複数報告されている。

分析の結果、性格特性のうち認知症リスクと最も強く関連したのは「責任感」で、責任感が強い人は認知症発症リスクがおよそ35%低下した。このほか「自制心(セルフコントロール)」と「勤勉さ」も認知症の予防に働くことが示されている。この三つの資質は、認知症の遺伝的リスクや他の疾患の影響からも独立して、予防的に働くらしい。

 研究者は「責任感があり、自分の行動をコントロールできる人、ハードワークの人は認知症を発症する可能性が低い」としている。

 この試験の性格評価法は心理学でよく利用される「ビッグファイブ」を指す。すなわち(1)開放性(知的好奇心の強さ)、(2)誠実性(高い目的意識を持ち、まめに行動する)、(3)外向性(活動的で社交的)、(4)調和性(利他的で協調性がある)、(5)神経症傾向(緊張しやすく衝動的で不安定)という5要素で性格を評価するもの。

 誠実さが認知症予防的に働くのに対し、神経症傾向が強い人は、逆に認知症やうつ病の発症リスクが高いことが知られている。

 ただ、欧米で開発された性格テストらしく、ビッグファイブでいう誠実さは「個人の責任と倫理において、目的を追求する資質」という面が強い。むやみに上に従う『誠実さ』ではないので、忖度が過ぎる人が該当するかは不明だ。

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