http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140109/k10014363761000.html
今夜~週末 全国的に厳しい寒さに
日本付近にこの冬一番の強い寒気が流れ込むため、9日夜から一気に気温が下がり、週末にかけてほぼ全国的に厳しい寒さになる見込みです。
気象庁によりますと、8日から9日夜にかけて本州の南岸を低気圧が通過したのに伴って暖かく湿った空気が流れ込んだため、午前6時の気温は、大阪市で7度7分、福岡市で7度3分、東京の都心で6度1分などと、平年の最低気温と比べて3度から4度ほど高くなっています。
しかしこのあと、次第に冬型の気圧配置が強まってこの冬一番の強い寒気が流れ込むため、上空1500メートル付近で氷点下6度以下の冷たい空気が九州まで南下すると予想されています。
9日夜から気温は一気に下がり、10日朝の最低気温は、北海道の札幌市や釧路市などで氷点下10度前後、仙台市など東北の都市部で氷点下5度前後、東京の都心や大阪市、名古屋市、広島市、福岡市などで0度前後と、ほぼ全国的に平年を下回る厳しい冷え込みが予想されています。
寒気の影響は西日本では週末にかけて、東日本と北日本では来週にかけて続き、各地で厳しい寒さになる見込みです。
また、日本海側や山沿いを中心に雪が降り続くおそれがあり、気象庁は最新の情報に注意するよう呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140107/k10014328361000.html
米で寒波続く 週末には日本にも寒気
アメリカでは、中西部から北東部にかけての広い範囲に年明けから強い寒気が南下し、ここ数年では最も強い寒波に見舞われています。
9日から週末にかけて日本付近にも強い寒気が流れ込む見込みで、北日本などを中心に厳しい寒さが予想されています。
気象庁によりますと、年明け以降アメリカでは、中西部から北東部にかけての広い範囲に北から強い寒気が南下し、今月1日から6日までの平均気温は、各地で平年より5度から10度低くなって、ここ数年では最も強い寒波に見舞われています。
特に、現地時間6日は、各地で気温が平年を20度近く下回り、ミネソタ州のミネアポリスで氷点下30度6分、イリノイ州のシカゴで氷点下26度7分を観測しました。
また、各地で大雪や強風のために、空の便の欠航や停電が相次いでいるということです。
今回の寒波は、北極の上空で平年より気圧の高い状態が続き、北アメリカ大陸付近の気圧の谷に向かって強い寒気が押し出されているために続いているとみられています。
寒気の中心は東の大西洋方面に移動しつつありますが、アメリカでは、現地時間7日にかけて厳しい寒さが続くと予想されています。
一方、北極付近からの強い寒気は、シベリアや日本の北にも南下しつつあります。
9日から週末にかけて、上空5500メートル付近で、氷点下30度以下という強い寒気が流れ込むため、ほぼ全国的に寒さが厳しくなり、北日本や北陸を中心に風も強い荒れた天気になる見込みです。
さらに、来週いっぱいは、寒気が南下しやすく、北日本や東日本では、気温が平年よりかなり低くなるおそれがあります。
気象庁は、週末、雪山などのレジャーに出かける際は、最新の情報を確認して慎重に行動してほしいと話しています。