発送電分離についてやっていたので、モーニングバードのそもそも総研を観ていて、その続きで横振りミシンでする刺繍をやっていたのですが、それが見事なのです。
足のひざで刺繍の幅を決めながら刺繍するのですが、すごい速さです。
鉛筆でデッサンをしておいて、それを下書きなしでさーっと縫っていくのです。
デッサン力も並大抵ではありません。
失敗したら、生地に穴があいて使えないので、没になるのです。
トラなど素晴らしかったです。
色を重ねたりして、肖像画は100万以上するそうですが、皮膚の赤みも出るように、どこで10色も使っているかわかりませんでしたが、村山さんの長いまゆも見事に表現されていました。
カンサイさんや、ドン小西さんの衣装の刺繍をされたり、一面の複雑な大きい作品も見事です。
片目が見えなくなったそうですが、屏風を頼まれて、片目があるじゃないと遠近感が分からなくて失敗しながら、見事に完成させて、黄綬褒章を受けたり今日に至ります。
23才のお弟子さんにも、動物園に行ったりして指導して、後進の育成にもあたられています。
下書きなしで考えたのを、色の組み立てから全部頭の中で処理しながら、速いスピードで縫っていくのに、びっくりでした。
日本の伝統芸の番組で、発泡スチロールで本物そっくり(古めかしい木の梁、錆びた鉄板、赤いポストなど見事)に作る職人さんや、和菓子だけで、食品を本物そっくりに作る職人さん小ざくらや一精、木でミニチュアを作る職人さんの技にもびっくりでした。日本には、素晴らしい人達がいますね。