http://netallica.yahoo.co.jp/news/20131130-01253721-mynaviw?noFirstViewModule=trueから
正しい意味で使ったのに、会話が成り立たなかった……。現在の日本語には、そんな言葉が多いようです。そこで今回は、日常会話で何気なく使っていて、間違った意味だとは知らなかったという言葉を読者753名に聞きました。
Q.間違った意味で使っている日本語を教えてください(複数回答)
1位 姑息な(×卑怯→○一時しのぎの、その場のがれの) 43.8%
2位 確信犯(×わかっていながらやるというような意味→○道徳的、宗教的または政治的義務の確信を動機として行われる犯罪) 35.1%
3位 しおどき(×辞める頃合い/退くタイミング→○物事を行うのに最も良いとき) 33.6%
4位 失笑(×笑いも出ないくらいあきれる→○笑ってはいけない場面などで、こらえきれずに うっかり笑ってしまうこと) 31.3%
5位 破天荒(×豪快→○前人未踏) 29.1%
●総評
1位は「姑息な」でした。文化庁が発表した2010年度「国語に関する世論調査」でも、「姑息な手段」を「卑怯な」の意味で使う人が約7割という結果が出ているほど。誤用が当たり前になっている言葉なので、間違っているのはあなただけではありません。
2位は「確信犯」でした。これも世論調査で半数以上が間違っている誤用用語の強者。最近では、本来の意味のほかに誤用を付け加えている国語辞典も登場しているほど。
3位にランクインしたのは「しおどき」。正しい意味で使ったら、通じなくなってしまうというコメント多数。4位は「失笑」。ネットの書き込みでの「(失笑)」締めはどういたしましょう。
5位は「破天荒」でした。お笑い芸人にも”破天荒キャラ”と言われている人がいますが、前人未到の何かを成し遂げたのでしょうか。
「誤用」と言われても、間違っている人のほうが多い現在。あなたは正しい意味に改めますか? それとも通じるなら誤用でもいいから使ってきますか?
(文・OFFICE-SANGA 花澤和夫)
調査時期:2013年10月26日~2013年11月5日
マイナビウーマン調べ
調査数:男性297名、女性456名
調査方法:インターネットログイン式アンケート
http://woman.mynavi.jp/article/130930-019/?gaibu=/1253721/43/から
■ 「計る」「測る」「量る」の使い方
◎ 意味
何かを使って、重さ、分量、長さ、時間などを調べる。具体的な使い分けは以下の通りです。
・ 計る …… 時間・数量
・ 測る …… 長さ・高さ・面積 / 温度・血圧
・ 量る …… 重さ・体積
また、これら以外にも「予想する」「見当をつける」という意味でも使われます。
◎ 使い方
・「通勤時間を計る」
・「気温を測る」
・「体重を量る」