https://news.yahoo.co.jp/articles/839cce31e6494c27edec2212635caf9cc7f7f000
厚生労働省は唾液を検体に使い新型コロナウイルス感染を短時間で調べられる「抗原検査」を、25日付で公的医療保険の適用対象とした。臨床検査薬メーカー「富士レビオ」(東京)が開発した試薬を使う。鼻の奥から採取する従来の方法よりも、医師らが感染するリスクの軽減につながる。
費用は1回6千円。新型コロナの特例対応として公費でカバーし、患者の自己負担はない。感染が疑われる人から採取した検体に試薬を加え、特定の機器で分析し、30分程度で結果が出る。
抗原検査を巡っては、同社の簡易キットが既に保険適用されているが、鼻の奥から検体の採取が必要。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20200622-00000437-nnn-soci塩野義製薬“30分以内に…”実用化進める
塩野義製薬は新型コロナウイルスに感染しているか、30分以内に判定できる、新しい検査方法の実用化を進めると発表しました。
現状では、新型コロナウイルスに感染しているかを調べるには、主にPCR検査が使われていますが、塩野義製薬が発表したのは、「革新的核酸増幅法=SATIC法」による検査です。
この方法を使った新型コロナウイルスの検査は、東京医科大学と日本大学の共同研究チームが開発したもので、PCR検査のような機器は必要なく、採取した唾液やのどの粘液を95度に加熱処理し、特定の試薬と混ぜると25分ほどで陽性の場合、色が変わるということです。
研究チームは、PCR検査と同等の高い感度をもつとしていて、クリニックなどの医療機関や検疫での利用が想定されています。
塩野義製薬は感度が高く安価な診断方法が求められているとして、「早期実用化に取り組む」としています。