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名古屋駅前のシンボル「ナナちゃん人形」が消える可能性、再開発計画で存続未定 名古屋・中村区

2018-12-03 | 徒然なるままに

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181202-00010000-sp_ctv-l23

 名古屋駅のシンボル的な存在「ナナちゃん人形」。そのナナちゃん、名古屋駅再開発計画が練られている今、存続がわからないという状況だといいます。一体どういうことなのでしょうか。

 名古屋市中村区の名鉄百貨店本店メンズ館前で、名古屋駅周辺のシンボル的な存在となっている「ナナちゃん人形」。

 現在は、ゲームのキャラクターの装い(12月4日午後5時まで)で、トップモデルのような着こなし。道行く人もスマホを向けて、まるで撮影会のようになっていました。

「その時々の服装とか見る、楽しみなお人形というかシンボルのひとつです」
「最初見た時は変な衣装をしていたので「なんやこいつ」って。いろいろなコスチューム見れて面白いなと思っています」
「待ち合せするときの目印。間違いなく会えるので、いまみたいにスマホとか携帯とかない頃でも」(街の人)

 百貨店の広報部員として活躍するナナちゃんですが、“将来”について勤め先から衝撃のコメントが。

「ナナちゃんですね、エリアの再開発計画が練られている中で現状では、(将来が)分からない状況でございます」(名鉄百貨店 広報担当 尾崎裕さん)

 なんと今後、ナナちゃんが働き続けることができるのか“分からない”というのです。

 4年後に着工が予定されている名古屋駅前の再開発。名鉄が施設の建て替えを検討する中、ナナちゃんの居場所が、現時点では決まっていないというのです。

「ここにナナちゃんがあるっていうのは昔からあるし、あって当然みたいな感じ」
「できればここにずっと残してほしいです」
「居続けてほしいです」(街の人)

 誕生から45年。ずっと名古屋の人々を見つめ続けてきたナナちゃん。

1973年生まれのナナちゃん

 ナナちゃんが誕生したのは1973年。

 当時あった名鉄百貨店セブン館の1周年記念として、今の場所に登場しました。店舗のセブンという名前の一部にちなみ、ナナちゃんと名付けられました。

 マネキン人形としては規格外の、身長6メートル10センチ、体重600キロ。水着や着物など、様々な衣装を着こなし道行く人を楽しませてきました。

中京テレビNEWS

 そんなナナちゃんですが、実は2007年には、別の場所にお出かけしたこともあります。

 33歳のとき百貨店のリニューアル工事に合わせ、一時的に、栄の愛知芸術文化センターにいたのです。

 また、時に鼻息を荒くしながら45年働き続けたナナちゃん。

 存続か、異動か、はたまた退職か。百貨店の担当者も気になっているといいます。
  
「名鉄百貨店の広報部員として活躍いただいていますので、私どもと一緒に仕事を続けていけたらなと思っています」(名鉄百貨店 広報担当 尾崎裕さん)

長野県から存続を願う

 この状況を心配する人物がいました。

 それは、ナナちゃんの生みの親で、長野県に住む小嶋利明さん(71)です。

 取材班に見せてくれたのは、45年前の写真です。
 
 写真には横たわる大きな人形に座る女性たちの姿。実はこれは、製造途中のナナちゃんの姿です。

「何しろガリバーみないなもので。腕だってかなり重量があるでしょ。2人がかり、3人がかりで運んだり、大変だった」(小嶋利明さん)

 ナナちゃんは、小嶋さんを中心にスタッフ30人以上で約2か月かけて作られました。納期に合わせるため徹夜の連続。そんな苦労を経てナナちゃんは誕生したのです。
   
「名古屋の人で知らない人がいないっていうくらい浸透しているから、あまり離れたところにもっていかれたくない」(小嶋利明さん)

 小嶋さんによると、ナナちゃんはとても頑丈に作られており、あと50年は現役を続けられるとのこと。生みの親として、何とか残して欲しいと考えています。

 ナナちゃんの将来について、都市デザインを研究する専門家・名古屋工業大学伊藤孝紀准教授は、再開発の中心に位置づけるべきと話します。

「ナナちゃんを見ながらお茶ができるとか、少し休める空間があるとか、名古屋らしさを感じて、再開発の建物に来ることを考えれば、(ナナちゃんは)シンボルとして、非常に重要なポジションだと思います」(名古屋工業大学 伊藤孝紀 准教授)

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