幸せの深呼吸

幸せは自分の中にある。
幸せは自分が決める。

「癌だったから、仕方ない・・・」と考えてはいけない。

2018-11-17 | 医療、健康

http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=302348

幕府が禁令を出して、「引き回しの上死罪」の刑を作ったほど、人を斬りたい武士が多かったのです。外科医の中には、まるでその辻斬りのように、出会う患者、出会う患者を斬っていく医者がいます。

もともと切りたくて外科医になった人達ですし、加えて「やるからには徹底的に治療する」という、医者としての使命感も拍車をかけます。

日本は歴史的に、手術の盛んな国です。
欧米人に比べて日本人は、体形がスリムで脂肪が少ない。
だから手術に向いていて、手術で死ぬ率も欧米に比べて少なかった。
それでいまだに手術絶対主義がはびこっています。

その結果「治る見込みがない」「他の治療法の方が明らかに成績がいい」「患者の寿命を縮める」手術が、頻繁に行われています。
例えば海外ではⅠ期の喉頭癌と言えば放射線治療をするから、9割近くが喉頭を残せます。

でも日本だと、一期でもどんどん切ってしまう。舌癌でも、進行度にもよるが、初回治療として手術は殆ど必要ないのに日本では8割も手術が行われ、たいていリンパまで取ってしまう。

Ⅱ期の舌癌では舌を半分切り取るから、舌があったところに、他から取ってきた筋肉を埋め込む再建術も必要で、大手術になります。また結果的にロレツが回らなくなり、食事を摂るのも不自由になって、仕事を失うことも多い。

子宮頸癌も、手術0にできるのに7割はリンパまで大きく取り、排尿・排便障害、膣が短くなる、足がむくむなど、大きな後遺症を抱え込みます。放射線治療なら治る率は手術より高く、後遺症は、たまに直腸出血が見られるぐらいです。

しかし、人生と生活の殆どを手術に捧げている外科医に「アメリカではこういう場合、全部切り取る様な手術はしない」と言っても「あいつらは手先が不器用だから」「胃癌の研究と治療は、日本が1番進んでいる」と、聞く耳を持ちません。

また、乳癌の「ハルステッド手術(乳房から筋肉、リンパ節迄を切除する手術)」は、治療に派全く役立たないとして、欧米では30年以上前にすたれました。しかし、日本では変革が遅れ、10年程前まで行われていました。乳房なら手元が狂っても命には別状ない。それで、若い外科医の「練習用」に重宝されているという、信じられない話を聞いたことがあります・。

癌手術の問題点として「癌は切除できても(つまり手術は成功しても)、術後の障害で死亡するリスクが非常に高い」ということもあります。患者が癌手術の直後に亡くなることはとても多いのに、裁判で争われることがとても少ないのも不思議です。

手術の前に、癌への恐怖を目一杯あおられるから遺族が「癌だったのだから、仕方がない」とあきらめてしまうのでしょうか。癌も、ほかの病気や怪我も含めて、医者に手術を勧められたら、「この手術は本当に必要なのか」を徹底検証してから決めてください。

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