漆にも入っているのがある。よく確かめて買わないといけない。
ツイートから
日本漆器協同組合連合会の通達(H20.12.24)の基準によると・・。漆に対して10%以内であればイソシアネートを添加しても、品名表示は「漆器」、塗装表示は「漆塗り」でも家庭用品品質表示法上OK!となっています。イソシアネート入りの漆器は、結構な数が流通していると思います。
あら!漆にも使われてる事あるんですか!漆に樹脂をまぜられるというのはボンヤリ知ってましたがこれもなんですね。イソシアネートは80℃で融解させるって何かで読んだ気がする…良いのかな、食器。やっぱり漆業界全体を含めるような言い方で漆は天然素材って言えないですねぇ。
漆にイソシアネートを入れると、見た目の硬化が早くなるんですよ。返しをとったりしなくてよくなるので生産効率が上がるから、産地ではよく使われるみたいです。ただ、漆本来の硬化反応に漆とイソシアネートとの反応が加わるので、塗膜はカブレやすくなったりするみたいです。
「漆器」にも100%天然漆の物と、合成樹脂を混ぜてる物がある。私は天然漆の工法のみで製作するので漆と言えば当たり前に100%天然漆を指しています。私は自分の作る物は安心して子供にも敏感な父にも提供できる。そういう作り手は沢山います。 全ての漆器を嫌わないでほしいです。
漆器も工業製品の一員ですから、有機顔料や有機化合物、有機溶剤等が用いられることはごく一般的なことです。一方で、それなりの安全性が確認されているとされる材料でも、身体が拒絶反応を示す方々がおられるのも事実です。
たとえば、漆の添加材料で一番量の多い顔料について。漆は茶褐色透明ですから、漆だけを塗った場合には、漆器は茶褐色か濃い茶色にしかなりません。黒漆は漆を鉄と反応させるか、黒い顔料を入れなければできません。赤漆は顔料を入れないと作れません。漆100%の赤い漆器は、原理上存在しません。