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コロナ感染に新診断法 唾液などから25分で目視判別可能 元群馬大大学院准教授・桑原氏らが開発

2020-05-20 | 医療、健康

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200520-00010002-jomo-l10

 新型コロナウイルス感染症を巡り、日本大文理学部の桑原正靖教授(元群馬大大学院准教授)らが19日までに、従来のPCR法よりも短時間で簡単に感染の有無を判定できる新たな診断法「SATIC(サティック)法」の開発に成功したと発表した。所要時間25分ほどで目視での判定が可能になり、感度はPCR法と同等。唾液からも検出できるため、検体採取に伴う医療従事者への感染リスクを低減できるとしている。

◎特許を出願 厚労省の承認や量産化準備進める

 桑原氏らによると、従来のPCR法は検体採取から判定まで4~6時間かかるほか、結果を知るためには専用機器が必要で、一般外来などでの検査に向いていなかった。新しい検査法は目視によって短時間で結果が分かり、一般外来や家庭、検疫所でも検査できるようになる。国民全体の感染者動向のタイムリーな把握や医療体制の計画的な確保にもつながるという。

 桑原氏は上毛新聞の取材に「ごく微量のウイルスを目視で判定する方法は世界的にも画期的。がんや生活習慣病などの特定遺伝子にも応用できる」と述べた。

 同検査法は、化学を専門とする桑原氏と東京医科大の河島尚志主任教授との共同研究で開発し、11日付で特許を出願した。今後は厚生労働省の承認や量産化に向けた準備を進めたいとしている。

感染の有無1時間で判定 群馬パース大が検査キットを共同開発(5月15日)


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