<籾井NHK会長>ネット視聴で受信料 3年以内に徴収意向
毎日新聞 7月23日(水)22時24分配信 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140723-00000120-mai-soci
1月25日の就任から半年を迎えるNHKの籾井勝人会長(71)が23日、毎日新聞のインタビューに応じた。籾井会長は放送法の改正により、3年以内にインターネットを通じて、パソコンやスマートフォンでも放送と同時に番組を見られるようにする「同時再送信」を実現し、ネット視聴者からも受信料を徴収する意向を明らかにした。
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籾井会長は就任時から「放送と通信の融合」については前向きな姿勢を示しているが、具体的な年限を示したのは初めて。「欧州各国ですでに導入されている以上、東京五輪に向けて実現を急ぐ必要がある」との認識を示し、テレビ視聴者との公平性の観点から、「受信料制度の見直しが必要」と述べた。
就任時の会見で「政府が『右』と言うものを『左』と言うわけにはいかない」などの発言が視聴者の不信を招き、国会でも厳しい追及を受けた。この半年を振り返り「一度もやめようと思ったことはない。一回引き受けたら全うするのが男の本懐」と意欲を見せた。就任時に明らかにした自身の考えについては「変えていない」と述べたが、「放送に反映させることはない」と話した。
また、国際放送の強化については、当面は受信料と交付金で内容を充実させた上で、将来的には一部を広告収入でまかなう考えも示した。【望月麻紀】