https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171129-00010007-jisin-soci
それでは当ケースの認知症の人の場合、総額いくらかかったのだろうか。まず、80~81歳までの2年間の在宅介護費用は、前述のように約66万2400円。さらに施設での介護費用は、入居金700万円+22万円×60カ月(要介護2で5年間)+22万5000円×12カ月(要介護4で1年)+22万7000円×48カ月(要介護5で4年)=3379万6000円。
「生涯の認知症介護費用総額として約3445万8400円と概算することができました。これに、老後のさまざまな病気の医療費が加わります」
これらを貯金や年金によって捻出するのだ。
「もちろん、認知症と一言でいっても、ケースは多岐にわたります。たとえ要介護1になっても、適切なリハビリで亡くなるまで在宅介護できれば、年金で賄うことも可能です。また、所得などの諸条件によりますが、超えた分のお金が戻る介護高額サービス制度もあります」