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第3次クイーン・ブーム 「ライヴエイド」には本編で描かれなかった背景が

2018-12-06 | Music

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181206-00000000-ykf-ent

 ■第3次クイーン・ブーム 「ライヴエイド」には本編で描かれなかった背景が

 伝説的な英ロックバンド、クイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーの半生を描いた映画「ボヘミアン・ラプソディ」が絶好調だ。公開4週目を越えた今も勢いは衰えない。サントラだけでなく旧譜のCDや配信も好調で、今や“第3次クイーン・ブーム”が到来した。まだ見ていない人、もう一度見たい人のために、この映画の楽しみ方をご紹介しよう。

 

 映画はオープニングから音楽ファンのハートをわしづかみにする。冒頭の20世紀FOX映画のおなじみのファンファーレが、ブライアン・メイのギター・オーケストレーションで始まるからだ。

 山場はラスト20分のライヴエイドのパフォーマンスだが、本編では描かれなかった背景がある。それを知っておくと、ラストにむけて魂はさらに高ぶるはずだ。

 ライヴエイドの前年の1984年10月、クイーンは南アフリカでコンサートを行った。当時の南ア政府は白人優遇のアパルトヘイト政策を敷いており、英国音楽家ユニオンは同法に反対。かの地での公演を禁じていた。にもかかわらず敢行した彼らは、世界中から非難を浴びることになる。

 この影響は深刻で、英国内の著名ミュージシャンが参加したバンドエイドの「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?」の録音にも呼ばれず、クイーンは孤立し解散寸前とも言われた。

 そんな彼らに救いの手を差し出したのがバンドエイドの提唱者であるボブ・ゲルドフ。全世界に衛星生中継されるライヴエイドへの出演が名誉回復になるとオファーした。クイーンはこれに応えるように圧巻の演奏を披露したのだ。

 映画ではパブでテレビ中継を見る客、スタジアムに詰めかけた10万人の観客、ステージ・クルーらがパフォーマンスにひきつけられていく。やっぱりクイーンはすごい! 非難してすまなかった! そんな感情がない交ぜとなって爆(は)ぜたのが、あの盛り上がりなのだ。

 映画ではライヴ直前にフレディがメンバーにエイズを告白するが、実際の発症は87年とされ、これは映画を盛り上げるための脚色ということで。

 クイーンといえば、忘れてならないのが日本。新人時代の75年、初来日時に熱烈な歓待を受けて以来、大の親日家となる。映画でもフレディがナイトガウン代わりに着物を羽織り、自宅には金閣寺の護符が貼られていた。マネジャーが日本にプロモーションに行く話題が唐突に出るのは、(残念ながらカットされたが)武道館での演奏シーンも撮影していたから。

 これから見る方やリピーターにオススメなのが音響のいい劇場での鑑賞。声出しOKの応援上映も話題だが、キーが高すぎて男性には不向きかも。一方、サウンドはメンバーが監修しただけあって折り紙付き。IMAXやドルビー・アトモス対応の映画館で、音のすごさを体感していただきたい。

 この人気ぶりにニッポン放送では9日深夜1時半から3時間の生放送で「RADIO GAGA~We Love QUEEN」をオンエア

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