退職者スーさんのまち起こし・地域起こしボランティア

私は、定年退職し、会社人間から社会人間=地域人間に変身中です。どうしたら地域の仲間に入り、楽しく有意義に生きられるか。

「新市まちづくり懇話会」とは

2008-07-31 23:02:14 | Weblog
 第3回合併協議会において議事の中の一つに報告事項として 1)新市まちづくり懇話会の活動報告ついて と2)新市まちづくりに関する住民意識調査集計結果(中間報告)がありました。私は、2)の意識調査の説明を聞いて興味を持ちました。また、この「新市まちづくり懇話会」(以下「懇話会」といいます)の目的は何なのか、合併協議会との関係はどのようになるのか、大変興味を持ちました。
 第1回新市まちづくり懇話会の会議の資料の1pに「懇話会は、久喜市、菖蒲町、栗橋町、鷲宮町に生活する住民の視点から、合併後の新市のまちづくりに関して相互に意見交換や検討を行い、合併協議会にその結果を提案していただくことを目的として設置したものです」とあります。「合併後」なのです。ですから役割のところでも「懇話会では、合併後の新市の将来ビジョンやまちづくりについて議論し、議論の中で出た意見やアイデアを取りまとめ、合併協議会に提案します、とあります。
以上のことから、懇話会は、合併の進行条件については全く関係なく、合併協議会の新市基本計画策定にあたって「新市まちづくり」について提案をする、ということだけです。

 さて、本題ですが、意識調査集計結果に興味を持った第1ですが、それは回収率です。久喜市が37.6%で一番悪いのですが、それは別にして他の3町が、何故か揃って45.6%なのです。こういうこともあるのですね。
設問5です。現在のまちづくりに対する満足度は? 満足度トップワンは54.2%でリサイクルやごみの収集・処理体制です。わかります。市民のみなさんが一生けん命やっています。行政と一緒になってやっているからです。協働のまちづくりです。2番目が、42.6%図書館、公民館・文化ホール等文化施設の整備です。教育のまちにふさわしい、やはりという気がします。3番目は、緑地・水辺、野生生物等の自然環境の保全です。これも久喜らしいですね。むかし「田園文化都市」というキャッチフレーズがありました。そのままですね。それでは、満足度の低いのは、すなわち不満なのは。ワーストワンですが、10%以下の項目を拾ってみますと、新たな起業への支援、就業にたする支援、中小企業支援や企業誘致などの産業振興、商店街の活性化などの商業振興、後継者育成や生産基盤の整備などの
農業振興の6項目です。その次に 生活支援サービス、介護サービス、行財政改革への取り組み、人権教育への取組み、などです。
 次の設問6です。新市のまちづくりに関して重視すべき事項は?
ダントツが休日・夜間救急医療等の地域医療体制で35.6%です。久喜市は病院のまちとも、そして地場産業は病院ともいわれています。それでも救急医療体制がないからです。これは近々解決されるでしょう。2番目が、介護サービス、生きがいづくり等の高齢者福祉と健保・厚保の社会保障制度、3番目が商店街の活性化などの商業振興、4番目に行財政改革への取組み 5番目が身近な生活道路整備、公共交通機関の整備などです。これらを踏まえて設問7 新市が目指すべき街づくりの方向性は、1)安全で住みよいまち 2)健康で安心して暮らせるまち 3)便利で快適なまち 4)緑あふれる美しいまち そして5)活力のあるまち です。
 設問8は合併に関するそのものです。「合併に期待する効果」は~
1)職員や議員の定数を減らすことができ、経費を削減することができる 2)合併によって財政力が強化され健全な行政経営を行うことができる 3)公共窓口や公共施設が増加し、生活面での利便性の向上が期待できる、などです。また、不安を感じていることは、1)行政サービスや住民負担に地域格差が生まれるのではないか、2)行政の規模が拡大し、行き届いた行政サービスが受けられなくなるのではないか、3)公共施設の料金などが、現在よりも高くなるのではないか また4)新市まちづくりのために財政状況が悪化するのではないか です。
 わたしもよく解りませんが、埼玉県内で菖蒲町、鷲宮町、栗橋町の財政状況は、下から数えたほうが早いです。ワースト10位ぐらいです。久喜市はベスト20位ぐらいでしょう。お金は、高い方から低い方へ流れます。