いよいよ明日、市長&市議会議員選挙の告示、20日投票のダブル選挙です。ぜひ、投票して下さい。
市長選挙立候補予定者は、現在2名です。星野良則(62)は、立候補を取りやめたようです。
出馬予定者の一人は現田中市長、もう一人は鷲宮の元市議会議員13年務め議長の経験もある上条
あきひろ(46)です。ここで4月3日(木)19:00より総合文化会館で開催されました「久喜市長選挙ロ
ーカルマニフェスト型公開討論会」の資料から「基本理念(久喜市政の現状認識と目指すべき久喜市の
ビジョン)」を書いてみます。
まずは田中けんじ氏の考え方です。
*基本理念(久喜市政の現状認識と目指すべき久喜市のビジョン)
(現状認識)バブル経済の時期を思い起こせば「地価が上がり続ける」という妄想のもと、さまざま
な経済活動が行われたが、その結果「うしなわれた10年」ともいわれる事態を引き起こしました。
これは、バブル経済の時期に現状をしっかりと認識できなかった故であります。このような歴史を
教訓として我が国の今後を考えた場合、日本全体が少子高齢化した人口減少社会に突入して
いくことは紛れもない事実であり、戦後から今日に至るまで期待されたまちづくりのモデル、いわ
ゆる「人口さえ増えれば街は豊かになる」という考え方は崩壊したと言わざるを得ません。このよ
うな中、今後の地方自治体は、流入人口の増加を諮りつつ、今後訪れるであろう人口減少社会
に対応できる街づくりを行うことを戦略的に検討すべきであります。
(ビジョン)人々を久喜市に呼び、久喜市にとどめるには、久喜市の魅力をさらに磨いていかなけ
ければなりません。先人たちのご努力の結果、久喜市にはいままでの積み重ねでよいものがたく
さんあります。これを市内外の多くの人に評価してもらうことで、その評価は普遍的なものとなり、
やがてはそれが街の誇りや市民の誇りとなっていくのではないでしょうか。
私は、この「街の誇り」をみなさんに持っていただくため、あえてさまざまな市政の分野でNO.1を
目指すことにしました。これが、「未来に向かって走る! 久喜NO.1 宣言」であります。
次に上条あきひろ氏の考え方です。
(現状認識)現在の市政運営には合併後の地域格差などの問題がある。市政に新しい風を吹か
せて街づくりのスピードアップを図り久喜市をよりよく変化させる。
それが今回のテーマ「チェンジ」
(ビジョン)久喜市は埼玉県においてその地理的、交通的な環境から居住施設、商業施設、工業
施設といった県内でも好立地な地域。その好条件な環境を生かし、久喜市を中心に隣接市町との
広域連携を行い、埼玉県東部エリアの新しい新都心としての久喜市を創り上げていく。
①合併効果の総点検
調査結果を基に、重点的に取り組むべき事業など、今後の方向性を見極めるうえで大いに活用
し、合併の効果を一層発揮し、さらなる一体性を確保、全地域の均衡ある発展を目指す。
②合併都市の再生
都市計画の見直しを行い、居住施設、商業施設や工業施設等の産業施設、文化施設の誘致を
推進する。
③関東物流の拠点
関東の物流の拠点として就業雇用の拡大を図る。
④行政改革の推進
行政効率を上げ、まちづくりのスピードアップを図る。
⑤地域文化の創世
久喜地域、菖蒲地域、栗橋地域、鷲宮地域の特色を活かしたコミュニテイを作りだす。